紙の本
ターニングポイント!
2008/12/15 14:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
催眠に始まる岬美由紀の物語、これまで全作品を読んできたけれど。
この作品ほど「ターニングポイント」を感じた作品も他にない。
帯に大きく書かれていたのだが、なんとあのダビデと最後の決戦とある。
そうは言ってもあのダビデの事である、また何らか驚天動地の作為でもって
これからも美由紀に付きまとって行く的な展開だろうと思ってたのだけど。
どうやら本当に最終決戦、というか決別となるようなのだ。これは驚きである。
ついでにあのジェニファーレインも、一緒に姿を消すようだ。
千里眼シリーズにおいて存在感たっぷりのこの二人が姿を消す、
これはあの、友里佐知子死亡以来の事である。
この先物語は一体どう展開していくのか・・・。
今回のメインストーリーは、ジェニファーレインの謀反である。
またもや岬美由紀に企てを潰されたジェニファーは、警察に捕まるという
大失敗を犯してしまう。決して歴史の表舞台に出てはいけない、
メフィストコンサルティング。幹部はジェニファーの追放を決定し、
その身柄を拘束しようとするが。ジェニファーはあのノン=クオリアに接触し、
仲間になろうとする。その為に新開発の「原子爆弾製造装置」を、
北朝鮮に持ち込もうとするジェニファーだったが。
ダビデの絶対絶命からの脱出はちょっと無理を感じたけれど、
サーカスチックかつ胸のすく展開はいつも通り。
エンターテイメントの塊である。
さて新シリーズに入り、美由紀の過去が暴かれ、
苦悩する物語が多かったのだけれど。この作品では、
あの元気溌剌ぶっ飛びまくりの美由紀が帰って来た感。
メフィストとの闘いも今回で一段落、次作からはノン=クオリアのマザーとの
戦いへと展開していくのだろう。しかしその美由紀は、
みなの前から姿を消してしまう。そしてもう、二度と会うことは無い・・・
みたいな書かれ方。こういう所からも察するに、
次作からは相当新しい展開が期待出来る気がする。
ところで物語最後に書かれた、ダビデの本名であるが。
日本人は必ずバカにする、島の名前と一緒との事だけで、
実際には明かされていないのだが。
ふうむ・・・かの有名な「エ○マンガ島」と見たが、いかがなものだろうかw。
紙の本
岬美由紀の新たな境地
2018/01/20 22:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノン=クオリアと手を結んだジェニファー・レインvs美由紀さんとダビデの異色コンビ。
北朝鮮での最終決戦。そして、新シリーズ・クラシックシリーズを通して導き出された、美由紀さんの新たな境地に少し寂しさを感じます。『マジシャン』の里見沙希ちゃんの登場は、ちょっと嬉しい。
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結局、「優しい悪魔」ってのは、あの人のことだったんですね。。。ってことで、ヒロインも今回は脇役にまわったような持ち回りで、少々ガッカリでした。
上巻の読感で、マンネリ気味。。。と記しましたが、あまりに都合が良すぎる話の展開の連続は、やはりハラハラドキドキには至りませなんだ。
そもそも人間が感情に惑わされないで精密機械のように行動することが善であるとする「ノン・クオリア」ですが、その組織を統率するマザーなる存在は、いまだ姿を現しません。まだ続きがあるということなんでしょうが、この組織理念というものには、それが実現できたとして、何が嬉しいのか?どうにも共感できるところがないので、そこんとこをよろしくお願いしたい。
(2008/10/27)
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これは、どちらかというと、岬美由紀よりも、
メフィストのダビデが中心のストーリーになってる。
メフィストを裏切って、ノンクオリアに寝返ったジェニファー。
北朝鮮へと渡航し、
ダビデを崖から突き落とす。
しかし、美由紀どうよう不死身なのがダビデ。
落下した場所で子供に見つかり、
その子供の母親が、ダビデの看病を。
政府になぜ通告しないのかと聞くと、夫が料理人で仕官を殺害した容疑で
捕まっているのだという。
ダビデは、いろんな事を同時に解決しながら
ジェニファーのもとへ。
そして、美由紀は・・・・
ダビデと美由紀が、ずっと一緒にいるシーンが多いのが笑えた。
しかも、総決算というばかりに、マジシャンのサキまで登場!!
これには、おおおおお〜〜〜!!!と、嬉しくなってしまった。
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メフィストのジェニファーが、ノン・クオリアに寝返った。
追うメフィスト
そこで登場するのが、我らが愛すべき無敵のイタリア男、ダビデ♪
今回の美由紀は「どうしちゃったの?」ってくらい
無茶しませんw
もう毎回毎回突っ込みどこと満載なくらい
暴走するのに(笑)
今回の主役は、なんといってもダビデ
格好良すぎる・・
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あのひっとわ〜〜〜 あ〜くまぁっ!
私おー・・・とりこにすうるっ!
やさしい悪魔〜
高校時代の生徒会長は「全キャン連 十勝支部会長」でした
※全キャン連(=全国キャンデーズフアン連盟)
岬美由紀の「千里眼」シリーズです
主役はもちろん岬美由紀ですが・・・
今までのなじみの愛すべき悪キャラ「ダビデ」
こいつ・・・美由紀の母親のような敵役
いままで、お疲れ様・・新たな敵が次回作からでるのでしょうが
こんなに愛せられるでしょうか
読むべし
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タイトルを見て「あの人の話かな?」とピンときました。
今回でジェニファー・レインとの話も決着がつきます。
久々にマジシャンシリーズの沙希ちゃんも登場。
新シリーズは大人しいと思っていたら・・・そういうこと?!
いつもとは違う終わり方も、クライマックスが感じられます。
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優しい悪魔とは誰か。
言葉の通じない敵を倒すには語りかけても無駄。
身をもって分からせないと、ってことか。
全体的にちょっと無理な感じもする内容だけど
そのへんはいつものことか。
読後感はいいので良しとします。
( ・_ゝ・)<呉越同舟で敵を倒す
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まだ、古本屋で見つけていませんので読んでませんが、内容的に最低でもこのくらいの感想になるのではと思い、評価しました。読み終わり次第改めて評価します。
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美由紀は今回かなり大人しめでしたね。それでもラストのダビデとの会話はこれからの展開を感じさせる内容です。シリーズ全体の伏線をラストの会話にもってくるあたりはなんとも松岡さんらしいです。
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上巻よりは盛り上がったけれど、やっぱり美由紀の出番が少なくてさびしい雰囲気が。
人が他の人を利用して、その人もまた他の人を利用して…っていうのが多かったのでちょっとブルーになった。
しかし、やっぱり美由紀が登場したシーンは激しく興奮!! 相変わらずかっこいいなぁ。
私がこのシリーズで一番好きだった「千里眼のマジシャン」のサキちゃんも再び出てきて、元気でいる姿が嬉しく思えた。
千里眼シリーズを全巻通して読んでいる人にしか本作は理解できないだろうな。
それくらい過去の登場人物がオールスターズ的に登場した作品でした。
今までにあまりにたくさんのインパクトのある登場人物や団体が出てきていたので、そろそろ決着をつけたり、あの登場人物のその後の様子を知らせるという目的の作品だったと思う。
今後は美由紀がもっと活躍してくれるといいな。
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ジェニファーがあまりにも無鉄砲で、これは最後生きてはいられないのでは、でも美由紀がいるから殺させはしないか、でもダビデは美由紀に隠れてジェニファーのところに行ってしまったしと、最後まで読まないとずっと不安なままでした。最後は大団円で終ってほっとしました。これからダビデは今度こそ本当に美由紀と会う事がないのかと思うとさみしいですが。
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面白かったです。
この作品も含めた3部作はマンネリ化を脱した感があります。
ここまで読まないと、100%は楽しめないので、過去のシリーズを全て読むのは面倒ですが、ここにきて、楽しくなってきました。
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北朝鮮に原爆製造マシンを売り込もうとしているジェニファーとノンクオリア。阻止しようとするダビデ。形勢不利に思えたダビデだが、見事などんでん返し。
しかし、美由紀はノンクオリアとの戦いへ向けて、普通の生活を捨てて旅立つ。
優しい悪魔は、ダビデだったんだ。美由紀の平和も、ダビデが守っていたからなんだとほっとする気持ちと、もうダビデとは会えない悲しさで、余韻が残る話でした。
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まあ、楽しんで読みましたが、ジェニファーはシリーズ戦半からイメージが変化しすぎですね。ただの人に成り下がってます。