紙の本
私たちの周りに溢れる統計をそのまま信じてよいのか!真の統計思考力が身に付く一冊です!
2020/02/20 09:42
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、数字の裏に隠された隠れた関係を炙り出すことで事実を正しく見極める統計思考力を習得することを目的として編まれた一冊です。私たちの周りには、様々な統計や確率に関する言説のようなものが溢れています。しかし、それらはすべて正しいのでしょうか。同書は、統計や確率で使われる「平均」、「標準偏差」、「相関」、「検定」、「回帰分析」、「推測統計」などを難しい計算式は使わずに、その意味を理解し、正しい事実を見極める思考の仕方を教えてくれます。内容も、数学的な内容というより、小説を読むような記述になっており、例えば、「ボーナスが高い会社を狙え」、「間違いだらけの学部選び」、「その数学が就職を決める」など、とっても身近なテーマで統計的な思考力の習得方法が展開されます。とっても面白いので、ぜひ、多くの方々に読んでいただきたい一冊です!
投稿元:
レビューを見る
タイトルはかつての名著「統計でウソをつく法」を彷彿とさせるが、ごくごく普通の入門書といった感じ。平均、分散、直線回帰といった基本的な話が前半部分で、ここはあまり面白くなかった。後半になるとベキ分布、極値統計など、興味深い話題も多い。・待ち行列理論一時間に平均三件の相談が入るサポートセンターで、相談員が一時間に処理できる件数が6件の場合、利用率=0.5平均待ち時間は((利用率^相談員数)/(1-利用率^相談員数))*平均相談時間になる。この例では相談員が二人になると待ち時間は1/3に、四人にすると1/15になる
投稿元:
レビューを見る
様々な統計手法を専門用語を極力使わずにわかり易く説明した本。
身近な事例を題材にしてるのはいいのだが、素人にはもうすこし噛み砕いた説明が欲しかった。
投稿元:
レビューを見る
自分が統計をかじっていたことを割り引いても恐ろしいほどにスッと読める本だと思います。今まで出会った本の中で最もよい初心者向けの統計の本。…とか言うほど読んでもないんですけどね。
投稿元:
レビューを見る
統計についての本。
前に読んだ本よりは、引っかかりがあり、読み返すので……頭に残りやすい、といいなぁ。
何はともあれ、統計の基礎知識がないと、世間の噂に流されやすくなるなぁと思いました。
一読の価値はものすごいある。たぶん何度か読み返した方がいい。
投稿元:
レビューを見る
統計学に関わる基本的なことを学べる本.
会話形式で進んでいくので非常に読みやすいが,やはりところどころ語句の説明が足りない個所があるような気がした.
統計の授業の良い復習になった.
投稿元:
レビューを見る
小難しい統計学を平易な例を用いて分かりやすく解説してくれています。また、統計学全体を手短に俯瞰させてくれる良書。別の書籍で個々の考え方を深堀したいと思います。
投稿元:
レビューを見る
大学教授の父と主婦の母、現役大学生の娘、父の教え子の学生たちといった登場人物達のダイアローグで、日常生活の中で具体的に統計学を活用するシーンを描き、その後に解説を配して掘り下げる形式の入門書。
最初に具体的な活用シーンを想像できるので、私のように学生時代に確立・統計を履修したはずだけど記憶がない(笑)人も、すんなりと確立・統計の入り口を覗かせてくれる良書です。
今からでも遅くない!(笑)
投稿元:
レビューを見る
面白かった!
統計学の単位が危ないので参考にしようと思って買ったものの、それに資するような本では無かったが、内容は分かりやすいし数学の面白さに富んでいた。
統計学が使えるようにするというよりは、統計学の理念を理解したり、面白さを知るための本。
後半は本当に、現実世界と数学世界の神秘的な関係を思わせた。
投稿元:
レビューを見る
統計学の本はいくつもあるけど、これは絵や図で比較的わかりやすく説明してくれている。統計学入門編として興味をもつにはもってこいの一冊。
投稿元:
レビューを見る
教科書的な統計学入門とは違って、おおまかに統計学の全体を教えてくれる。
具体的に言えば、統計学入門の教科書であれば全容を示すというよりも回帰分析なら回帰分析までとそこまでしかのっていない。それだと他にどんな手法があるのかということが分からない。例えば、コルモゴロフ・スミルノフ検定やウィルコクソンの順位和検定、など。おおまかにでもどんな手法の検定が他にあるのかわかっていたほうが、今自分は何の勉強をしているのか意識できるのでこれからの統計の勉強もしやすくなると思える。
読み物として面白いし、一気に読める。
投稿元:
レビューを見る
同じような本は何冊か読んでいるが、具体的に統計手法の説明をしているのは面白かった。
ただその分ちょっと歯ごたえあるし、事例としては少ないかなあ。
投稿元:
レビューを見る
思ったより専門的な内容まで解説しているので、身近な話題を題材にしているとはいえ、大変参考になった。
でも、血液型分布の回帰分析で長女役がカイ2乗値とP値の意味を即座に理解してたけど、設定を考えたら「理解早過ぎだろ!」って突っ込んでしまった(笑)
投稿元:
レビューを見る
身近な例と読みやすいスタイルで統計的思考を説明した超入門書です。
ただ、内容は、統計学に登場する基本的な概念・理論とその使い方にフォーカスしているので、その間にある「どうしてそうなの?」という疑問までは払拭されませんでした。これは、私の数学的基本知識の圧倒的な不足が要因のひとつではあります。
投稿元:
レビューを見る
敷居の高い(と思われる)統計学をイラスト入りで、わかり易く解説してくれているブルーバックス。なんとか4章まではついて行きましたが、5章からだんだん怪しくなり、7章以降はグラフとイラストしか目に入りませんでした。イカン!