電子書籍
ドラマよりも原作の方が面白いと思いました。
2017/07/18 07:37
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投稿者:monica - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマを観てから、原作を読みました。ドラマにもドラマの良さがあったと思いますが、ドラマの脚本よりもサクサク進み、トリックに強引さがなく、面白いと感じました。同じ短編推理だと、「謎解きはディナー」の方が好きという感想を何度か目にしましたが、私は貴族のキャラクター設定の方がしっかりしていて、引き込まれました。引き続き、彼の他の作品も読んでみようと思っています。
紙の本
前代未聞の探偵!
2015/02/08 15:19
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:翠香 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「探偵」と名乗ってはいるものの、捜査は一切しない。
彼の手足となって働くのは、執事やメイドたち。
それどころか推理もしない。
「推理などという面倒なことは使用人に任せておけばいい」と言い放ち、
自分は優雅に紅茶を飲んでいるか、女性を口説くのに忙しい(^^;)
手足のみならず、頭脳までも使用人まかせ。全く前代未聞の探偵です。
本作は5編からなる短編集です。
貴族探偵の登場の仕方はそれぞれ異なるものの、基本パターンが同じなので
あまり長く続くと飽きてしまいそうですね。
使われているトリックは、犯人のミスを逆手に取ったものや、叙述ものなど盛りだくさん。
切れ味鋭く小気味いい短編集でした。
紙の本
面白い!!
2017/07/18 14:52
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投稿者:サッちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
予想ができない展開が起きてなかなか楽しい話でした!!
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そ、そういう方向性なのか!
意外とおもしろかったかも。
ドラマ化しやすそうな雰囲気。
表紙に口髭がないのが気になったり。
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2013/10/21 Amazonより届く。
2018/7/19〜2018/7/22
久しぶりの麻耶作品。貴族探偵ってどういう事かと思ったら、何ともはや、不思議な探偵であろ。安楽椅子探偵かと思いきや、現場には居るけど、何もしない。けど、麻耶さんらしくちゃんとミステリになっている。面白いなぁ。続編も楽しみだ。
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ぶっ飛んだ設定もトリックもよかったけど、二つ合わさったときに思ったほどしっくりこなかった。
ミスリードの巧みさは凄い。「こうもり」はまんまと騙されました。
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…これが貴族探偵か!!
最初は「何だ?自分で解決しないのか?」と思ったがなるほど!!そういうことか!
田中さんかわいいですね。田中さんが使用人に欲しいです(余談)
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ジャケ買い。
中身は…うーん。。。
面白いか面白くないかと問われれば
「読んでみる?」と答える本。
面白くなかった―と言い切れないが、
「面白かったからぜひ読んで!」ともいえない本…。
好みだと思います。
短編集なので、通勤などでも読みやすい。
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ヨハン・シュトラウス2世が作曲した曲のタイトルがつけられた短篇集。
調査も推理も全て使用人に任せてしまう、そんな「貴族探偵」が探偵(?)役の物語です。
笑ってしまうくらい何もしません。笑
麻耶さんらしいといえば、らしい様な…。
執事の山本、メイドの田中、運転手兼ボディーガードの佐藤の3人が鮮やかに事件を解決します。
どの話もあまり動機が語られず、あくまでロジックを楽しむ物語です。
ちょっとコメディタッチのドラマを見ている様な感じで楽しめました。
結局貴族探偵の正体は明かされず…。
と、思ったら続編が出ているのですね。
気軽に楽しめるミステリ、という感じで面白かったと思います。
…でもそろそろ「蛍」ばりの長編どんでん返しがまた読みたいです。
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真の貴族は自ら動かないとはいえ。。。
謎解きとしては普通だけど、
最も共感されない探偵だろうな。
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本格派ミステリーを期待していたら、まさかの謎解きは〇〇の後での様なコメディーでした。
謎解きは〇〇の後での時も思ったのですが、ミステリーに短編は不向きな気がします。(50項程で一つの事件を解決する方がよっぽど自分からしてみたらミステリー)
最後の作品なんて「ん?w」って感じのオチです。
読者を選ぶ軽い作品になっているので、怖いもの見たさの好奇心旺盛な猛者以外は肩透かし必須でしょうね…
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「ものの見事に投げられる快感。茫然自失する一瞬をお楽しみください。」
小野不由美さんもだまされた!
召使が推理、貴族が解決。
職業「貴族」。趣味「探偵」。――鬼才の本格ミステリ集。
「どうしてこの私が推理などという面倒なことをしなければならないんだ。雑事は使用人に任せておけばいいんだよ」
と言い切る、ある貴族の男を主役にした連作短編集。
著者の他のキャラクターには及ばないし、その存在たるや??なので、そこはあまり楽しめなかったかなあ。
とはいえ収録作全てすばらしきロジックによる推理小説です。
『ウィーンの森の物語』
冒頭の陳腐な密室トリックは読者に明かされている。それが失敗に終わって……。
『トリッチ・トラッチ・ポルカ』
アリバイ崩しとフーダニットが両立している点がすごいし、死体の腕まで切られている理由も納得モノ。
『こうもり』
収録作中の個人的ベスト。これほどまでに堂々とやられるとため息すら出ない。
というか正直なところ最後まで何が起こったのか分からなかった。
トリックとしてはこれも使い古されたもののはずだけれど、麻耶雄嵩にかかれば……という作品。
『加速度円舞曲』
解決の場面の怒濤のロジック展開に痺れる。岩の崩落から事件の発端まで、ぷよぷよみたいにきれいに連鎖しているものだ。
縁起担ぎゆえの細かなところまで隙がない。
『春の声』
三人の人物が、それぞれ互いを殺し合ったかのような不可解な連鎖殺人の真相は……。
これはそんなに驚きはなかったものの、いちいち小道具が意味を持っているあたりは流石。
著者インタビューはこちら↓
http://renzaburo.jp/maya/talk.html
ミステリ :☆☆☆☆☆
ストーリー :☆☆☆☆☆
人物 :☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆☆
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さらっと読めたけど、続きが気になる!とかではなく…(笑)
「こうもり」はいまいち良く分からなかった。あの書き方はずるすぎじゃないかな(笑)
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「推理しない探偵」とか、なんて斬新な。
ただし収録作のどれをとっても
鮮やかなトリックがあり、そこはさすがの麻耶さん。
特に「こうもり」はこれまで読んできた短篇ミステリーのなかでも最も印象深い作品になりました。
これを読むためだけに本書を購入しても損はないです。
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さすが麻耶先生ww 貴族探偵および使用人のキャラクター性が素晴らしいです。 トリック自体は普通なのに、貴族探偵のキャラのお蔭で飽きさせない。ただ、「こうもり」だけは綺麗に騙されてビックリ。色々と無理がある箇所もあるけども。
あまり期待してなかったけど、嬉しい誤算。続編の「貴族探偵対女探偵」文庫化してからでいいやと思っていたけど、読んじゃおうかなー