紙の本
求めるものは愛?!
2004/05/03 14:54
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投稿者:土曜日の子供 - この投稿者のレビュー一覧を見る
15歳年下の恋人と恋愛の末、結婚した36歳の主人公景子。年齢差なんてなんのその、「シアワセになるゾー!」っと思っていたのに、そうは問屋がおろさなかった。優しく好青年だった21歳の夫は、結婚したとたん冷たくワガママな男へと豹変し、景子は戸惑うばかり。夫の謎に満ちた言動。ますますワケがわからなくなり夫に翻弄され混乱していく。「一体、わたしにとって彼って?」 湧き上がる数々の疑問。夫への不信感が頭をもたげてくる。そして物語は思わぬ方向へと展開していき…。
読み出したら、もう止まりません。「どういうワケよ。これからどうなっちゃうの?」と先が知りたくなって夢中でページをめくっているうち、気がついたら読み終えているという感じです。文章のテンポがよく、ストーリーがうまくできていて、フィクションでありながら、実際に身近な所で起こっているような、現実味を感じさせ、ますます物語りに引き込まれてしまいます。最後の最後まで飽きさせることなく、緻密に組み立てられたシナリオ。主人公一人一人のキャラや立場が複雑に絡みあって、ついに明かされる真実とは…。
ストーリー展開も面白いけど、夫である真琴くんのキャラ。無気味です、コワいです。得体が知れない恐怖、とでもいおうか。読み進めるうちにコワさに拍車かかってくるので、またいっそう想像力がかき立てられます。「コワイのは幽霊だけじゃない。生身の人間のほうがよっぽどコワイかも?」 そう思わずにはいられません。
スリル、ショック、サスペンス、いっぺんに味わいたい贅沢なアナタに、オススメの一冊です!
紙の本
内容詳細
2004/06/14 12:09
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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
《書き下ろし》
誰を信じたらいいの!
15歳下の男に恋をしたとき、地獄への扉が静かに開いた。
36歳の営業課長・川島景子は年齢差を危ぶむ声をよそに、21歳の青年と結婚した。だがふとしたことから、自分たちの出会いそのものに不自然な作意を感じ、年下の夫に疑惑の目を向けはじめる。一方、景子をあきらめきれない男がひとりに女がひとり。窮地に追いつめられた彼女にトドメは夫の衝撃の告白! ついに精神的限界を超えた景子は、母の勧めで高原のログハウスに逃げ込むが……。 (出版社HPより)
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役者志望のイケメンと結婚する主人公。
周りから、猛反対。
そして、嫉妬??^^
でも、その出会いにはわけがあって・・・
ややこしい人間関係があった。
軽くて、読みやすかった〜
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内容(「BOOK」データベースより)
36歳の営業課長・川島景子は年齢差を危ぶむ声をよそに、21歳の青年と結婚した。だがふとしたことから、自分たちの出会いそのものに不自然な作意を感じ、年下の夫に疑惑の目を向けはじめる。一方、景子をあきらめきれない男がひとりに女がひとり。窮地に追いつめられた彼女にトドメは夫の衝撃の告白!ついに精神的限界を超えた景子は、母の勧めで高原のログハウスに逃げ込むが…。
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新規購入ではなく、積読状態のもの。
2009/10/31~11/1
吉村氏の心理サスペンスシリーズ。
36歳のキャリアウーマンである川島景子は21歳の役者の卵、大矢真琴と周囲の反対を押し切って結婚するが... まもなく真琴の過去に対する疑惑や家族に対する不審感が景子に襲いかかる。夫に対する恐怖感に耐え切れず逃げ出した霧降高原のログハウスで衝撃的な事件が起こる。果たして景子は...
まあ、ありがちな展開ではあるが、吉村氏の作品らしくお気軽に読める作品(吉村先生、すいません)。でも買ってしまうんだなぁ。
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ホラー長編。
主人公は、15才も年下の男と結婚したキャリアウーマン。36才。しかし、周囲の危惧通り、二人の結婚生活はほんの一ヶ月で綻びがではじめる。そんなある日、主人公は結婚前に肉体関係のあった部下からよりを戻すよう迫られ、また、上司からは離婚して自分と結婚して欲しいとプロポーズされる。混乱する主人公。さらに追い打ちをかけるように、ふとしたきっかけで夫と自分との出会いに不自然な点を発見し、夫に疑惑を持ち始める。二人の出会いは作為的なものだったのか?夫の目的は一体・・・?
いやはや、今回もあっという間に読みました。物語のクライマックスは、怖さのあまりページめくるのに勇気がいりました(笑)
ただ、なんていうんだろう。オチがな〜。画竜点睛を欠くっていうのか。結末があっさりしすぎるがゆえに、それまでの臨場感溢れるストーリー展開の印象も希薄になってしまってる。もう一歩踏み込んだ何かがあれば、もっとおもしろかったのにと思う、僭越ながら。そういったオチにはちょっと得心がゆきません。物足りないんだよね。
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36 歳の営業課長・川島景子は年齢差を危ぶむ声をよそに、21歳の青年と結婚した。だがふとしたことから、自分たちの出会いそのものに不自然な作意を感じ、年下の夫に疑惑の目を向けはじめる。一方、景子をあきらめきれない男がひとりに女がひとり。窮地に追いつめられた彼女にトドメは夫の衝撃の告白!ついに精神的限界を超えた景子は、母の勧めで高原のログハウスに逃げ込むが…。
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結婚不信感煽りまくりサスペンスシリーズ(笑)。さて、今回のテーマはタイトルどおり「年下の男」なんだけど、個人的には今のところ興味ないなあ。
それはさておき。今回はさほど恐怖は感じなかったかな。主人公にもけっこう自業自得な部分があってあまり同情できないし。そして問題の「年下の男」の言動が……わけわからん。「きみはきっとこの結婚を後悔するに決まってるんだ」って、後悔させてるのはあんたじゃん。で、そんなに迫力もないし。どちらかといえば、アレな関係だった部下の女性のほうが迫力あったよ。今回は(も?)ばしばし突っ込みながら、それでもさくっと読了。
ま、動機が明らかになるにつれて「家族とは」「夫婦とは」という問いかけがなされる部分には妙に感心。「真相」にもそこそこ驚かされたしね。登場人物が好感持てない人物ばっかりでちょっと後味悪いんだけど、それもまた一興、か。少なくともこういう罠には嵌らないぞ、と固く決心(笑)。
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相変わらず、なんて昼ドラな展開…。
セリフ回しといい、登場人物の思考回路といい…。
なぜログハウスに逃げるのか!?
なぜ電気を消したりするのか!?
わかるやろーーーーーーーーーーーーーーー!!!
結末(真相)に関しては、自分の脳内がかなり昼ドラ化されていた為
「あ、そんなもんなの?」みたいな感じで拍子抜けしたまま、あんなエンディングを迎え、なんだか消化不良…。
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良くある、出生の秘密が絡むパターンだが、どんでん返しが待っている。
結婚を意識した相手が、その出逢いから何から何までもを仕組んでいたとしたら、あなたはどうしますか?
微妙に張り巡らされた伏線を、どこでどう気付くか・・・・
が、良く読み込むとおもしろいかも。
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年下の男が年上の妻と結婚するときは、絶対よからぬことを考えているってそう当たり前に世間の男は思ってるのかと思うと悲しい。
でも逆に、若い女性が年上の男と結婚するのも、大半はお金目当てだと思うから、どっちもどっちだね