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紙の本
謎が解かれる心地よさ
2001/11/11 19:27
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投稿者:亀豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「次はお前を殺す」という脅迫状が東京に住む28歳の主婦にとどいた。脅迫状の送り主は風神と雷神の助けによって、すでに二人の人間を殺していると豪語する。最初は冗談かと思われたが、実際にその二人は死んでいた。一人は強風によって鉄橋から列車が転落した、あの余部の事件で、一人は電気系統の故障が原因と思われる、あの信楽の列車衝突事故で。二人は、主婦の中学生のときの同級生だったが、まもなく主婦もまた、風神の仕業と思える方法で殺害されてしまう。それにとどまらず、今度は静岡で雷神の仕業のごとき殺人が新たに発生し…。(解説よりあらすじ抜粋)
同じミステリーという枠の中にあっても、それぞれ個性がちがうのは当然だが、この本も、とても個性的な一冊だと思う。
まずは事件の新鮮さ。本当に、どうなっているのだろう、と読者に思わせる設定が素晴らしい。おまけに、謎は深まり、広がる。
こんなにも読んでいて「著者さん、本当に、最後はまとまるの?」とドキドキしてしまう話も珍しい。それほど、読んでいる間楽しめるのだ。
また、キャラクターもしっかり描かれていて、事件以外の部分も、もちろん面白いので、今後の展開も非常に楽しみなシリーズ。
ちなみに、本書はシリーズ2作目である。
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