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金子先生は海馬センセイの弟子
2023/08/01 07:35
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
悪趣味でギャンブル依存性の海馬五郎は、原作の小説通りですね。もうひとりの主人公、金子堅三をわざわざつぶらな瞳にする必要はなかったのでは。
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物語の先が見えない。日記的な話だったら1話で落ちがほしいが、そうでもない。なんの話なのか不明なので続きが全く気にならない。
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余り期待しないで読み始めた。だって題名が「老人」で「賭博」だから。しかし、異様な面白さに満ち満ちてる怪著だった。明日は2巻だヽ(´ー`)ノ
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全3巻。
面白かった。超面白かった。
「原作の小説が好きであればあるほど、映画版・ドラマ版・マンガ版には手を出しちゃならねえ」とは、数多のガッカリ体験を通じて自然に身に付いてゆく生活の知恵だと思います。
大好きだったあの台詞が削られている!とか、何そのいらんエピソード!とか、じゃあ原作を忠実になぞっていればいいのかと云うとそれでもダメで、想像してた顔(声)と違う!なんて阿鼻叫喚の種は尽きないもの。
そしてそれらの苦悩の先にあるものは何かっつうと、
(1) 一切の派生作品から遠ざかって生きる
(2) 原作者に金が入るならそれでいい、と割り切って鑑賞
の2択なんじゃないのかなあ。なんてザックリ分けてしまいましたが、私自身は限りなく(2)の心境でもって過ごしております。
まあそういうのはいいとして、久し振りに読んだ松尾スズキの小説がメチャクチャ面白かったので、「えー、マンガ?ん~『オリジナルエンディング』か~……」とか思いながらも3巻まで一気に購入。
もう……
コミカライズなんてロクなもんじゃねえ、なんて解った風な口を利いていた過去の自分をド突き回したい。タイ語で言えば「ハイ・ターイ・サー」。
単に原作を絵で再現するでもなく、かと云って補完するでもなく、だからって別物にしてしまうこともなく、その辺りの匙加減が絶妙でした。
(2巻のレビューに続く)