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分類=子ども・へイデン。05年1月(97年10月初出)。(参考)トリイ・へイデン公式HP→http://www.torey-hayden.com/japan/defaultj.htm
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中学時代に読んだ。授業中に注意されるのがうっとうしく、ブルブル震えながらサボって読んだ。ケヴィンのブラックホールに吸い込まれそうだった。
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八年間だれとも口をきかず、
養護施設の机の下で怯える十五歳の少年ケヴィン。
恐怖心が爆発すると、周囲も自分も傷つけ暴れまわり、
トリイは心底恐ろしいと感じることがあった。
ふたりで机の下にもぐって努力を重ねたすえ、
ついにケヴィンは言葉を発し、
すべてが快方に向かったかと思われた。
だが、ある日ケヴィンは世にもおぞましい絵を描く。
彼の心に巣くうのは何なのか?
怒りと憎しみの塊となった少年の再生への道を描く問題作。
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内容(「BOOK」データベースより)
八年間だれとも口をきかず、養護施設の机の下で怯える十五歳の少年ケヴィン。恐怖心が爆発すると、周囲も自分も傷つけ暴れまわり、トリイは心底恐ろしいと感じることがあった。ふたりで机の下にもぐって努力を重ねたすえ、ついにケヴィンは言葉を発し、すべてが快方に向かったかと思われた。だが、ある日ケヴィンは世にもおぞましい絵を描く。彼の心に巣くうのは何なのか?怒りと憎しみの塊となった少年の再生への道を描く問題作。
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トリイみたいな先生に教われていたなら、もっと素直でいい子になれたと思う。とか真剣に思わせてしまうシリーズです。ある問題を抱えた子が素晴らしい教師と出会い、問題を解決していく。そして幸せになりました。めでたしめでたし。といかないのが良いところ。そうだよね、傷はそんなに浅くないよね。人の心なんて、分かったふりをして解釈つけることぐらいしか出来ないってことをこれでもかとばかりに思い知らせてくれるから小気味いい。一歩ずつ進んで、希望が見えてきたところで一気にもとに戻ってしまう。何の正解もゴールも見えなくて、諦める方がよっぽど簡単。それでもあきらめないトリイはやっぱり素晴らしい教師だと思う。月並みな表現ですが。自分の中の闇におびえ続けた少年が、幸せな人生を送っていますように。
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トリイ・ヘイデン集4作目
シーラという子に比べてすごく話がダラダラしてる印象
ただ、トリイの試行錯誤や困惑など、セラピーにおける迷い、恐怖などがありありとわかった。リアリティがありすぎて怖い。
ジェフが居なくなったということは、シーラともこのとき会ってたのかな?時間軸がしっかり把握できてないかも…
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……ノンフィクションなんだよねぇ?
トリイヘイデンサーガとでも呼ぶべきなのか。子供の、かつて子供だった青年の物語。
チャリティと同時期にかかわっていたことや、ジェフの存在など、人生における人と人とのかかわりはほんとにタイミングなのだろうね。
そして。人生というのはドラマチックなのかもしれない。
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選択性無言症を専門とする著者が、ハイティーンの少年の治療に当たった記録。
この方の作品は初読です。
一言も話さず、周囲の全てに怯え、自分の周りに椅子やテーブルで檻を築いている少年ケヴィン。
彼の治療に当たったトリイは、徐々に彼から言葉を引き出し、義父からひどい虐待を受けていたことや、義父への凄まじい憎悪を抱いていることに気付いていきます。
よくある行政的なミス、同性愛への偏見など、様々な壁に当たりながらも、トリイはケヴィンの治療に当たります。
進んだかと思えば後退している。それを繰り返しながらのようやくのラストは感慨深いものがありました。