紙の本
綾辻ワールドって
2017/05/04 10:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまぜみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
感じですね。ある程度トリックは想像できた。
過去、現在を繰り返すところがよかった。
電子書籍
ページをめくる手が止まらない…
2020/01/19 17:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:@n_tbook - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリ素人の僕にとって、前作「十角館の殺人」に比べると読者に易しいトリックだと感じました。シリーズ2作目ということで、前作と同様の登場人物が事件を解決に導くので、作品への親しみが増しました。続編も非常に気になります。
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館シリーズの改訂版です。
全作通じて、ある建築家が建てた館での殺人ミステリです。(中には違うのもありましたが)
間取図とかもきっちりあって、読みながら色々想像できて楽しいです。
特に間取図とか見るのが好きなので、余計かも。
全作持ってるんですが・・・改訂版を買うかどうか悩み中。
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館シリーズ第二段♪
途中からもしや白い仮面の下は・・・って分かっちゃったけどやっぱり面白かった★
指切断とか痛い!!!!
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館シリーズ
藤沼一成の絵を所有する息子・紀一の元に集まる人々。1年前に年に一度の絵画の観賞会で起きた事件。嵐の中館の塔から転落死した住み込みの家政婦・根岸文江。消えた招待客・古川恒仁。盗まれた絵画。紀一の友人・正木伸吾のバラバラ遺体。焼却炉で焼かれた遺体。切断された指。3年前に起きた交通事故で恋人を失い、絵も捨てた正木。1年後水車館を訪れた島田潔。紀一の妻・由里絵。紀一の転倒を助けた三田村。由里絵の部屋を訪れた三田村の死。家政婦・野沢朋子の死。一成の残した幻の絵画・幻影群像の行方。
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館シリーズ第2作目。
前作が面白かったので、読んでみた。
ややトリックが読めてしまう気がしたが、最後の部分を読んで、ただ推理小説を書いているだけではないのだと感じた。
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基本的に新書等を多読(3冊くらいを少しづつ同時に読む)するので、推理小説は久々だった。三色で引きながらじっくり読んだ。
この独特の、『現在』と『過去』が交互に語られる文章には最初 混乱したが、慣れると、この焦らされてる感がたまらんかった。
いわゆる「消失」については予想がついたが、真犯人は予想外だった。しかし近年は、コナンや金田一のおかげ(せい?)で、こういう感じの話がありそうだし、驚きもイマイチだったかも。
しかし、館シリーズの第2作として前作のある人物が再び登場したり、楽しめる要素が盛り沢山で、ワクワクしながら読めた。
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十角館に比べると・・・私はあっさりして物足りない感じでした。
でも作品から感じる雰囲気はこっちのほうが好きです。
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仮面の当主と彼の若き妻である美少女が住む、水車館。
そこで1年前に起きた、恐ろしい事件。
事件の当事者たちが1年ぶりに集い、また嵐の夜がやってくる…。
事件は、建築家、中村青司の建てた水車館にて起きる。
水車のある館、というだけでも、古めかしいというのに、プラス仮面をつけた車椅子の主、プラスその妻である美少女、プラス執事。
と、ちょいと現代離れした設定が並ぶ。
でも、けして内容は古めかしくなく、すっと入ってくる。
『十角館』は孤島と本土、ふたつの“場所”を舞台に物語が交錯していましたが、今回は過去と現在が入り混じってお話が進む。
『十角館』に比べると、最後にドーン!とびっくりさせるタイプの謎ではなく、ゆるやかに、じわりとたどりつくミステリ。
謎の一部については、少し構えて読んでしまったためか、物語の最初の方で感づいてしまった。
ちゃんと伏線を散りばめてくれているおかげでしょう。
全部の謎は私には解けなかったけれど、謎解きに挑んでみるのも良いかもしれない。
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館シリーズ弟二弾成。
トリックや犯人がだいたい序盤からよめていた。
というのは、死んだと思われていたけれど生きている、ていう観念が前作で
どっか出来上がってて(衝撃やったし)
古川は正木の身代わりだとすぐわかる。自動的に犯人は正木だと判る。
推理小説は、ひとつでも度肝をぬかれる「おお!」と思うところがあれば
それだけで素晴らしい。
今回犯人が判り、すべからず由里絵の共犯も判ってしまったが、おお!と思ったことがある。
それは、藤沼が正木だったこと。
これは盲点!!ひい!と声が出た(笑)
由里絵が書斎かどっかに匿ってると思ってましたね〜
ラストのシーンは少し鳥肌たつ。幻想的。
ラストはほんとに前作以上に好きでした。
最後に由里絵。
彼女は興味深い。
屋敷に閉じ込められ、正木に恋し、肉体関係を結び、共謀して藤沼を殺す。
可憐な美少女。二十歳。
正木の猫目石の指輪はどこにいったのだろうか。
隠した?捨てた?川へ放った?
わたしは彼がそれを大切に保管している。
もしくは、手袋の下、なくした薬指の代わりの詰め物に、嵌めているかもと思いました。
そして、由里絵はそれを見た。
知っている。
由里絵がなぜ三田村を部屋へ招きいれたのか・・・
わたしはこの少女の中に渦巻く多種多様な女の複雑面を垣間見て想像し、
面白く思いました。
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館シリーズの2作目。
前作に惹かれて、たまたま図書館にあったので借りてみた。
章構成が現在と過去を交互にって形で、慣れないと出来事が混同しちゃう(汗)
でも、こんな書き方もあるかぁ…てまた新鮮な感じで面白かった。
事件自体は半分読めた。あと半分は自分の力量不足。前作と似通ってるとこはあるけど、綾辻さんは魅せる作家さんだと、今のところ、そう思ってます。
「今年こそは例の絵を見てみたいものだね」
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この作品のテーマは?
重厚な古き良き内容を、新しい時代に置き換えまし
たが、なんでこの作品を書いたのか考えてしまった
この空気を現代に持ち込んだ綾辻さん・・・偉い!
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「十角館」に続いて改訂版が発売との報を聞いて、急ぎ本屋に走った。館シリーズは改訂版の発売を待ちながらゆっくりと読んでいこうと考えている。
さて。
今作は、実に古めかしい要素に溢れている。
『奇妙な屋敷』『仮面の主人』『幽閉された美少女』『嵐による外界との断絶』などなど・・・何とそれっぽい舞台設定だろうか!!(笑)
その実、非常に練りこまれた構成になっていて、一切の破綻は見られない。
仰々しい舞台設定に過剰さを感じさせず「読ませてくれる」ミステリである。牽引力がある。
唯一。
丁寧なロジックの弊害なのかも知れないが、メイントリックの難易度がやや低め。なんとなーくではあるが、想像は付く。
そんなこんなで3点位にしようかと思ったのだが、
有栖川有栖の格調高いあとがき(思わず唸らされた)を読んでしまうと・・・
悔しいが、4点はあげねばあるまい。
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雰囲気が陰鬱で、電車の中で微妙に寝てしまいました・・・あちゃ~・・
犯人は本当にベタですが、それがまたよし!!
細かいトリック、伏線がしっかりしてて、やっぱり、凄いなぁ。
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仮面の当主と若く美しい妻が人目を憚るようにひっそりと暮らす館、水車館。画家・藤沼一成の幻の遺作を目的に集まる訪問客が出揃った時、遂に最初の悲劇が幕を開けた。外界と隔絶された館の中、出入り不能な状況下で姿を消した男、不穏な煙を立ち上らせた煙突、そして一年後にまたしても繰り返された惨劇。現在と過去、時間視点を変えて語られる事件の真相に、『招かれざる訪問客』が迫る!
本格派の王道中の王道^^ベタですね
伏線が分かりやすく置かれてるので、何となく真相は分かります。もう少し丁寧に読み込めば、全部分かったかも…というくらいには整合性もしっかりしてます
綾辻さんと言えば、ホラーに転向したのか?と思った作風が一時期多かったですが、その芽はここにも見いだせる気がします
大分前に読んだ十角館で感じた人物の淡白な印象も、ほとんど気にならなくなってきました。デビュー作はミステリに力が入ってて人物にまで気は回らなかったけど、二作めは余裕が出てきた感じ^^
でも本当にこの方は新本格の旗手と呼ばれるに相応しい人ですね。この後、有栖川さんや法月さんがデビューして新本格を一時のブームで終わらさない傑作を生み出して、森博嗣やその他のメフィスト作家がミステリをライトな読み物として、今ではある程度大衆化させましたからね^^清張以後の社会派もドラマ化されたりでまだまだ人気ですし
ミステリの未来は明るい!^^希望