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調理場に限らず、様々な仕事に通じる話が書かれている。たとえば、掃除や鍋洗いをきちんとできない人間、下っ端の人間の仕事の手伝いが出来ないような人は成功しない・・・とか。出世するタイプの人には、透明人間のような必要なとき以外は存在感を消す能力があるとか。まあ、今まで自分が出会った何人かを思い起こしても共通する特質かなと思う。書物としてはわざわざ買うほどかな、とも思うが、お店には機会があれば、ぜひ行ってみたいと思った。
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読むべし。
と言いたくなる本。
このひとのようになれたら、
どんなにスバラシイ人生になるんだろうと思う。
まずは、楽しもう。
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やる気が出ないとき、なんか滅入ってるときに読むと効果テキメン!でしょう。斉須さんが背中を押してくれるはず。
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実はこれも資料のつもりなんだけど(というか厨房関係は全部今後のための先読みなんだけど)、そういうの関係なしに面白かった!
それぞれ修行してきた厨房の違いや、何より各料理長の違いがいい! 二人ほどものすごく読んでいて好きになった料理長がいます。
やっぱり実体験した人の書くものは違うね。と毎度思うのですが、それを置いてもこの人は文章が巧いと思う。料理のアイディアのためによく本を読むとあったから、そのためでもあるのかな。
そしてこれほぼ日ブックスだったんですね。ほぼ日は外れがないなあ。
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この本、感動しました。
パリで修業した、さいすさん。
レストランに食べにいき、お会いさせていただき、
ピカピカの調理場を見せていただきました。
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この本、一体何度読み返したことか! そして何冊買い直したことか!
斉須さんが高校を卒業して、パリでの料理修業時代の実際自分の体で吸収してきたことを出し惜しみなく、そして考えを押しつける事無く、自然に書きつづってる本です
腹にスッと入ってくる感じがたまらなく気持ちよくて、何度読んでもそのたびに元気が出てきます!
気になった方は糸井重里さんの「ほぼ日刊糸井新聞」過去ログに掲載されてると思いますので、それを読んでから購入するのも良いと思います
目標は30代でコート・ドールへ食事に行きます!
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コート・ドールというレストランを開くまでにフランス6店舗を渡った
作者のノンフィクション。
自分を包み隠さず書いた本。作者には泥臭いという言葉が似合う。
自分の成長につれて求めるものが変わってくるのは当たり前、そうでありたいと思わされた本。
こだわりを持って働きたいと思っていた時に読めて良かった。
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自分の腕で道を切り開いて来た斉須シェフのこれまでと、これから。
内容は料理の世界について、ですが
すべての道の途中にいるひとに向けた書ではないかと。
ベルナール氏(著者の同志とも言えるシェフ)の言葉が響きます。
いつか、いつか、胸を張ってコート・ドールへ食事に行きたいのですが、道は遠いですわ。
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フランスの三ツ星レストランで修行をした斉須政雄氏の自伝。
◆memo
僕には資質がないのだから、やりすぎぐらいが当たり前のはすだ。「やりすぎを自分の常識にしなけりゃ、人と同じ水準は保てまい」
毎日やっている習慣を、他人はその人の人格として認めてくれる
経験上、優れた人が他人を評価する時に目を留めるところは「一つ一つのことをきちんと処理しているかどうか」なのではないかと思う
「コート・ドール」では、いちばん汚れるところには足拭きマットのような「汚れをごまかすもの」は置かないようにしています。汚れる箇所を白日のもとに出していれば、ちょっと汚れればみんながわかるから、掃除するじゃないですか
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友達が読み終わったからとくれた本。
文体に著者の人となりがよく滲んでいると思った。
ベルナールの話がじんわりくる。
私も彼のような生き方がしたいなあ。
逆に著者は真面目すぎてカチンと来るとすぐに手が出る(物を投げる、ひっぱたく)のが読んでいる分には痛快だった。
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大変真面目な方だなぁ。
仕事をして自分を育てるとはこうするのか。
今後壁に当たると読み返す本になるだろう。
他支社の上司大推奨本。
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斉須 政雄さんの本。長年の研鑽があって今の自分がいる。振り返ると若い日々のひとつひとつの努力に意味があったんだとわかる。
斉須さんが書きたいから書いたという思いが伝わってくる。
読めば読むほど真剣に料理を作っていらっしゃるので
いつお店に行くというご褒美を自分で自分にあげたら良いのか
かえって ためらわれてしまうのが残念。
一生懸命はそんなに見せるものではない、だけど一生懸命をみてみたいという別の面もあるので厄介だ。
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いわゆる精神本で、熱がそのまま文章に凝固された感じで、きっと編集者さんは相当苦労されただろうなぁ、とは思うのですが。
良かったです。
尊敬する人が、一番影響を受けた本だ、と言う意味がわかりました。
いくらでも「戦場」はあって、いくらでも働くことはできる。努力に憾みなかりしか、と言う問いに、私が正面から答える日は来るのかなぁ。
コート・ドール、再来週行かせていただきます。私が行くのは恥ずかしいけど、食べてほしい人がいるのです。期待、大!
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@yonda4
フランス料理人、斉須政雄氏の人生論。
単身渡仏し、12年間フランスで料理武者修行。
言語がわからなくても、料理の腕を上達させる意気込みはある!
仏で出会った料理人、オーナー、習慣など体当たりして学んだことを日本に帰って後進へ伝えている。
素晴らしいことですね。
僕も後進へ伝えられる何かを持てるように努力したい。
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皆さんは社会人になって、毎日が迷子みたいで心もとなかったり、 全然うまくいかなくて、通用しなくて、悔しかったりしたこと、、ありませんか?
自分を見失いそうな時に、ふと本書を読んでみれば何かヒントを得られるかもしれません。
本書は超高級フレンチレストラン、「コートドール」のオーナーシェフである著者の「料理」を極めて行った人生論。
日本料理界の不条理を脱して、23歳でフランス語も分からないまま渡仏した著者は、「生き抜く為の激しさの下地が日本と全く違う」と感じながら修行に修行を重ねる。 料理の下っ端、仕込み時代から少しずつ認められて大きなレストランのシェフを務めたり、いくつか転々と回って、最終的には自分の店を日本に構えるまでの自伝です。
まさに題名通り、調理場という"戦場”で、頭はフル回転、修行の為にソースを飲みまくって体を壊すとか、、働くスタイルがストイック。そうして各店の支配人のマネジメントの限界を感じたり、更なる自己成長の機会を探して、6店も転職を経ています。
情熱的な言葉が多く、熱ッ苦しく感じる人もいるかもしれないけど、僕は好きです。こういう職人タイプ。
本書では12年間それぞれの店で自分が何を感じ、何を学び、何をアウトプットしたのか。そういう仕事に対する姿勢、多くの人との関わりが書かれています。
この本ではかなり多くを学べたのだけれども、僕なりに解釈するならば、大きく分けて2つ。
【1】人生を成功したいならば、若いうちから豊かな経験を持てということ。
「豊か」といっても、この場合「過酷」と同義です。若いうちから若いうちにしか出来ないタフさをどんどんぶつけて行けということ。年になったら出来ないから笑
【2】自己成長とポジションが生産性と比例してなけば無価値だ。
この著者は自分の腕が上がり、それなりの地位を築けば築く程、その分やるべき仕事が増大している。当たり前かもしれないけど、権力を持つと保守的になり、現状維持してしまう人達とは、生き方が全く違う。
単身でフランスに渡って、激流のように過ぎて行く日々をくぐり抜けたからこそ、見えてくる風景といいますか、そういう熱い人の自叙伝でしたね。