投稿元:
レビューを見る
5×5マスに並べられた25文字の漢字。
ソフトバンク社長の孫正義さんの成功哲学が詰まった文字である。
孫さんがこの25文字を編み出したのは20代中旬のときで孫子の兵法などを参考にしていた。この本では孫さんがこの文字を編み出した経緯やその文字に込められた意味を孫さんの経歴になぞりながら説明している。
孫さんのエピソードを通じて、ここまでこだわりが強く自分の道を進める人がいることに衝撃を覚えたと同時に自分はそこまでなりたくないということも思った。
そこまでいろんなことを犠牲にしてまで人生五十年計画を完成させるそのまっすぐさはすごいの一言。
そのこだわりがこの25文字にも詰まっている。
必ず一番になること、情報は慎重に扱うこと、熟考すること、勝機は7割になれば勝負を一気にかけること、智力をつけること、システム化することなど、孫さんが重要にしていることはビジネスマンにおいても有用であるのでそこは参考にしたいと思った。生き方は真似しようと思わないし真似できるものじゃないけれど、自分を成長できるヒントはたくさんあった。