新約 とある魔術の禁書目録(4) みんなのレビュー
- 著者:鎌池 和馬, イラスト:はいむら きよたか
- 税込価格:737円(6pt)
- 出版社:KADOKAWA
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紙の本
思惑を無視した騒乱
2015/09/15 11:28
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
レイヴィニア=バードウェイが主宰する魔術結社グレムリンが扇動する形で結成された反学園都市サイエンスガーディアンが、東欧のバゲージシティにて開催する格闘大会「ナチュラルセレクター」には、様々な勢力から異能の持ち主が集まっていた。
上条当麻はグレムリンの幻想を打ち砕くため会場に潜入するのだが、出場選手のサフリー・オープンデイズの着替えシーンに乱入してしまい、逆に打ち砕かれる。
そんなコントを繰り広げているうちに、バゲージシティには、グレムリンからウートガルザロキ、マリアン=スリンゲナイヤー、シギンという魔術師が、学園都市からは木原一族の木原乱数、木原円周、木原病理が送り込まれ、大会を無視した闘争が繰り広げられる。
大会に参加しているものの裏事情は全く知らない甲賀ロリ忍者の近江手裏や、学園都市から人を追って来たメイドの雲川鞠亜は、知らず知らずのうちに事態の中心部に飛び込み、その身を危険にさらすことになる。
上条当麻の活躍シーンよりも、それ以外の登場人物たちの戦いが群像劇として描かれる構成となっている。木原加群という、木原一族の異端が乱入したり、一度は破れ去ったと思った人物が意外な形で復活したり、真っ当な力で異種格闘技戦を繰り広げられる、普通の魔術師や能力者の戦いが描かれるわけだ。
旧約は神につくられた人間の営みを描いているけれど、新約は神の子とその信徒たちの言行録。そう考えれば、上条当麻ではなく普通の信者たちが主役となるのは、理にかなっているのかもしれない。
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