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人材派遣会社から、社会企業家として
実家の養豚場をプロデュースすることから、
農業を「かっこよくて、感動があって、稼げる3K産業にする」という理念を掲げ、日本の農業文化を変えようとする社会企業家の自伝。
とてもリアルで、また独特な手法からのアプローチなので興味深く読める1冊です。
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平塚の養豚農家の長男が、会社勤めを辞めて始めたブランド豚のプロデュース業。日本の農業を変えようとする意気込みと、その行動力が好ましい。今30代の若い世代のこうしたムーブメントがまだまだ日本も捨てたもんじゃないと思わせる。これが商業ベースに乗るような世の中にしていきたいと思う。
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世間一般の価値観は、気にしない。毎朝の自分の時間で描いたビジョン。
自分がこれだと思えるやり方を探して実行する。それ自体が自分の自信となり、道を切り開くためのチカラになる。筆者は「出会ってしまった問題」から逃げずに行動してきた。
「成功したかったら、人よりも多く考える時間をとりなさい」
自分が取り組む課題だ!という核心を持った人はムチャクチャ強いと思う。
・・・☆
ブランドは、味・ネーミング・ストーリー・販路。JAの地域ブランドではなく、個人ブランドの必要性。
社会貢献に人を巻き込む。その時大切なのは手軽さ、お得感。
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2009年12月読了。新宿西口のBook1stで見つけて。宮治さんは思っていた人とちょっと違ってた。いい意味でね。
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アーリーファーマーフォーラムという若手農家の集いに、ゲストスピーカーとしていらっしゃっていたのが著者の宮治勇輔さん。
大手企業を退職して、なぜ家業の養豚所を継ごうと思ったのか。
決意したときの「想い」が非常にアツイ!
久々にアドレナリンが出まくる人に出会ったものだ。
と、その場で最近出版したという本書を購入。
宮治さんとの出逢いに感謝。
そして、熱くて面白い人に、もっとたくさん出会いたくなった一冊。
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「一次産業を、かっこよくて・感動があって・稼げる3K産業にする」
著者のビジョン。
何度も出てくる言葉。
昔はどの人にとっても生活の一部やった農業。
それが、分業化で農業は農家だけのものになり、今は都会に住んでいる人には農業はリアルではない。
食に対する無関心が高まりすぎている。
著者は、大学を卒業後ベンチャー企業に就職、勉強しながら起業のノウハウなどを学んでから満を辞して実家の養豚を「みやじ豚」としてプロデュース。
それからNPOをたちあげて農家のせがれと消費者、農業に興味のある若者などをつなぐネットワークを作ってる。
「ポスト資本主義」を見つめ、きちんと勉強して詰め込んだ情報を活かして実際に動いている。
かっこいいなと思った。
著者も言っているように、私たちは低温世代と言われ、仕事には儲けよりもやりがいを求める世代。
だからこそ、私たちは「出会ってしまった問題に挑戦する人たち」になるのだと。
すごく勇気がでた。
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バーベキューとメルマガしかやってない!
って言い切るところがカッコいい!
みやじ豚食べてみたいなー
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「一次産業をかっこよくて、感動があって、稼げる、3K産業ににする」
というビジョンを掲げ
起業する。
そのためにしたことはいたってシンプル。
メルマガとバーベキュー。
それだけで多くのみやじ豚支援者を集めてしまう。
逆に言えば
それだけで支持者が集まるくらい
みやじ豚の質が良かった。
行動していることがシンプルなだけに
小さなことでも良いからできることをしてみようと思う。
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タイトルを読んで、ゼロから起業して養豚場で成功したのかと思ったけど、そうではないんですね。
この本を読んで一番不思議に思ったのは、みやじさんが、室内でもどこででも、常に頭にタオルをまいてることです。
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感動して泣きそうになった。
やりたいことを仕事にできたら、みんなが「世の中楽しい」って素直にもっお言える社会になったら、いいのになぁ。
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これは社会起業の本です。
みやじ豚という湘南界隈の人なら知ってる人は知っているブランドがいかにして生まれたかがわかる。
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30代前後の若い人が社会企業を目指すようになってきていると感じます。一昔前であれば、起業して巨万の富を得て、高級車に乗り、一等地のマンション最上階に住むことが目標になっていたときもありましたが、だいぶ方向性が変わってきたように感じます。
お金に執着はしていないけれども、崇高な理念を達成することには執着する。これは人間のレベルがワンランク上がったように思います。少し前までは自分自身が競争に勝ち、のし上がることが目標になっていましたが、今の若い世代は、自分より他人が幸せになることに、重きを置けるようになってきたといえます。
戦後から続いていた団塊の世代を中心とする自己中心世代がようやく終わりを迎えるようです。当然、わたしも自己中心世代です。
若者の中にも自己中心な人はいますが、一方で社会企業を目指す人も増えてきています。非常にいい流れではないでしょうか。ボランティアではなく、社会企業、そういう若者が楽しく生き生きとしているところをさらにアピールできれば、ステータスも上昇するでしょう。すばらしい!
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新しい感覚の世代の農業経営者が現れた印象。
スタイルは少し違うかもしれないけど根底にあるものは同じだと思った。
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同世代の湘南での起業話だから、読んでみたい。
逗子図書館にあり
20121003
本当に本当におもしろかった。
「考えは浮かぶけど、行動がなかなかできない・・・」は、自分と全く同じ。
怖いんだよね。意外と臆病者な自分にも気づかされた今日この頃。
かといって、今のままでも嫌だ・・・。動き出すのも怖い・・・。
本当に、こんな状況に苦しむ1年って感じです。
でも、自分がやろうとしてることの”理念”って、なんだろう・・・?そう思います。
p15 もう十分考えた。あとはやってみるしかないんじゃないか?
19花田光世ゼミ 日本キャリア研究の第一人者
http://www.bbt757.com/servlet/ShowLecturer?lecid=0177。
21「一緒に働きたい」と思える素晴らしい仲間にも恵まれた。パソナで4年間働くことになるのだが・・・
22はじめは堅実な道のチョイス。会社は辞めないが、夢も追いかける。
23知識が夢をつくる。・・・目標を見つけるためにはまず勉強あるのみ、そう考えた。
36起業家のイメージと小さな家族経営の農家の実態。
37実際の収益計算状況→やれることかも。
39メルマガのために、名刺データベース管理ソフトとメール一斉配信ソフトを買ってきた
41第一回BBQに集まったのは、20人。
51はじめにやったこと
メルマガの発行
月1回のBBQ
53webを窓口にした直接販売
レストランとの取引
→やっぱり、ITを使うのねー。
52理念
僕は、生産からお客さんの手で届けるところまでを農家が一貫してプロデュースすることで、きつい、汚い、カッコ悪い、くさい、稼げない、結婚できない6K産業を、かっこよくて感動があって稼げる3K産業にします。」
56売れない部位を加工食品に
58全ての過程を手掛けるのを”やめた”決断。
湘南スタイルの理事長 藁品孝久さん
茅ヶ崎にアパレル企業を創業
http://www.townnews.co.jp/0603/2009/01/30/21846.html
ETIC 若手の起業家支援
http://www.etic.or.jp/
★75 若い起業家が失敗する理由の最たるものは、ひとつの事業にフォーカスできないからだという。
あれもやりたい、これもやりたいで、肝心のところがおろそかになる。
76みやじ豚のブランド化が最優先。
あれもやりたい・・と夢を見ていたが、それを計画に落とし込み、行動に移すのは実に大変だ。そのプレッシャーと向き合おうとしなかった。僕はラクをしていた。楽しいことを優先していた。
77人間は実戦で学ぶのが一番だと痛感した。
★82顔の見える範囲でお客さんを募り、その中で豚肉を打っているだけ。その中で売れていけば十分なので、競合を意識する必要がないのだ。
83価格はマーケットが決めるというが、その価格が適当かどうかというと、そんなことはないと僕は思う。
良いものだからが、それなりの値段で売る。
★85「人脈づくり」という言葉に違和感
86宣伝には1円もかけない。メルマガと口コミから広がった。
90何も持たない僕が、どうしたらBBQができるかを考えた。
その結果、新しく買ったものはない。設備投資もいらない。その都度借���るか買うか。
96ホワイトエンジン と ブラックエンジン
ホワイト:崇高な理念に向かって進むエンジン。
ブラック:利益重視。
ホワイトが強いと、事業を成長させることができない。ブラックは儲かるが、理念を見失い、経営者としての道をふみ外す。
理念と儲けのバランスが大切なのだ。
98「ナナハチ世代」1978以降に生まれた世代。
自分たちでなんでもやろうとはしない。がつがつ規模や利益を追求するのではなく、どんな思いで起業するか、どんな社会を実現するかが大切。
104あれこれ迷った挙句に、結局初めから自分の中に答えがあった、という感じだった。
105「それは君が本当にやりたいことじゃないよ。」プラン不採用の理由。
自分だけの種を見つけるには?「テレビを切って、一人の時間を持とうよ」
106農業は資本主義の考え方になじまない。
107自然に触れる時間もある。1日のスケジュールは全部自分でコントロールできる。・・・
★112自分でも気づかないうちに、これまでの常識から抜け出してきた。
★113ナナハチ世代は「出会ってしまった問題」を抱えている
118ブランド化とは、お客さんから指名してもらえるようになること。
ブランド化の4つの要諦。
味、ネーミング、ストーリー、販路。
121地域ブランドから、個人ブランドへ。
137経営において一番大切なのは、理念。
165六本木農園
★182ターニングポイントがいつか来るのを待ち望みながら、貴重な時間をムダに過ごしてしまう。
どうしても知識を蓄えることばかりに目が向き、「はじめの一歩」を踏み出せないのである。
183大切なのは、どんなに小さくてもいいから、ひとつのモデルを掲げて実践することだ。
185成功したかったら、人よりも多く考える時間をとりなさい
193NPOは、「自分も力になりたい」と考える生活者を当事者として巻き込めること
194現在の生活サイクル
今は仕事がすべてで、映画や音楽はみないきかない。
365日ほとんどをみやじ豚とこせがれネットワークに投じているけど、それでいい。
198自分を探すのではなく、つくり込むもの
201数値、とくにお金がすべてを判断するモノサシとなっている資本主義社会。数値で表せないものは意味を失う時代。・・・ナナハチ世代は、数だけで判断することのできない大切なものを失いつつあるという危機感を持っている。
203社会起業家という言葉は、社会の閉塞感を打破してくれる人への期待が込められているように思う。
204天命に生まれ、運命に挑み、使命に燃え、懸命に走り、感謝に生きる。
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2012/11/6読了
考え方は驚くほどシンプルだ。
企業家というよりは、ただの農家のせがれのひとりといったところだ。それでも、3Kという考え方からマネジメント、マーケティング、農業全体をサポートし改善していくという意欲はすごい。
現代的な方法で、しかもそのビジョンは分かりやすい上に「人」とつながりをもち、助け合い、広めあいで成功していく。
人と人のつながり
シンプルからはじまる、成功の布石。
就職関係のひとつとして読んでみたが、とても面白い本だった。