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「続食べ物さん、ありがとう」3
著者 先生・川島四郎、生徒・サトウサンペイ
出版 朝日文庫
p85より引用
“自分の体の状態に合わせて、
ほどほどに食べる知恵を身につけることが大切です。”
栄養学者と漫画家である著者による、
食糧や栄養に関する対談集。
塩分の大切さから香辛料についてまで、
著者の実体験に基づいた理論が雑談のように書かれています。
上記の引用は、
食べ物で美しくなる事を話した項の一文。
自分の体に合う食べ物を、
自分でうまく見つけられれば健康を保つのもうまく行きそうです。
元気に人生を過ごす為にも、
食べる事には充分に気をつけて毎日を過ごしたいものです。
同じ著者のその他の作品でも繰り返し書かれている、
青野菜をしっかりと食べる事などが、
この本でもちゃんと書かれています。
健康を気にされる方にとっては、
良い参考図書になるのではないでしょうか。
紹介されている食べ物や食べ方は、
比較的手に入りやすいものややり方なので、
始めるのにも抵抗が少なそうです。
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最近見直されてるのは知ってるけど
和食って、やっぱいいなぁ。
薬膳を勉強していて、読み返してみた。
なかなか凄い本だった。
ちなみに私は文庫でなく
ペーパーバックでもっている。
分かりやすく読みやすく
栄養学の基本はきっちり抑えてある、楽しい本。
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日本人の体質、日本の風土、紀行にあった食べ物が健康につながる。理論に裏付けられた分かりやすい語り口が魅力の栄養学講義。
前作に続き気軽に読みつつ奥の深い一冊。何より対談形式、センセイと生徒のやり取りなので分かりやすい。
日本食、過去の人類がどこかで選択して作り上げてきたメニューが栄養学的観点から理にかなっていることにどこ感動を覚える。
中国や西欧との水の質の違いが和食を生んだという指摘が炯眼。日本では当たり前の新鮮な水、他国では容易に得られないことから、例えば中国では油を使った食文化になったという。
読者は本書の中にどこかしら目からウロコの部分を得ることであろう。
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実践栄養学の川島四郎氏が、サトウサンペイ氏を生徒役に話をする栄養学講座の続編。
今回も薀蓄が満載。
風邪をひいたときには、豆腐とホウレンソウだとか。豆腐のたんぱく質とホウレンソウのビタミンCが風邪をノックアウトすると。
化粧しなくても食べ物で美人になれると、先生が。
肌のきれいな人は、肉類をあまりとらないで、穀物や野菜を主食にしていると。西洋の女性に比べて日本女性はもち肌が多いのが証拠。
ご飯の良さを見直そうと提案し、みそ汁の効用についても託言を披露する。和食が、ユネスコに登録されるのも宜なるかな。