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紙の本
神谷の会社は大丈夫なのか?
2006/10/22 18:04
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の直広は、どこぞの会社社長である神谷のバイクにはねられ一目惚れされた挙げ句、無理矢理入院させられて、完全防音の病室で強引に迫られた上、それをネタにゆすられるようにして神谷の山荘へ連れて行かれ、さらにひたすら口説き倒され、結局は情にほだされ、いいようにされてしまう。
高校一年という歳のわりにはしたたかで、都合よく猫をかぶって持ち前の美貌を利用し大人を手玉に取るタイとはいえ、これはあまりにも気の毒な展開である。ほとんど災難といってもいいであろう。
神谷の会社は躍進中のベンチャー企業だそうだけれど、社長が仕事の多忙な時期にバイク飛ばして事故ったり、高一の美少年に惚れ込んで何日も山荘にしけこむような有様で、経営のほうは大丈夫なのかと言いたくなる。
それに加えて、一見メチャメチャ有能そうな秘書の斎木の行動は、直広に対する大人げない敵意に充ち満ちている上、どう見ても嫉妬に駆られて二人の間を引き裂こうと、後先考えず暴走したとしか思えない。神谷が直広を弄んで放り出すつもりだなどと、これ見よがしに吹き込んだところで、神谷と直広が連絡を取ったら、一発でバレてしまって自分の信用が失墜するということが、何故分からないのか。
子供相手に色ボケた社長に、子供への嫉妬にかられてキレた秘書。
このベンチャー企業の先行きは、果てしなく暗いような気がしてならない。
十年後には、落ちぶれた神谷を直広が養っていたりして…。
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