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「兎の眼」を小学生の頃読んで、灰谷健次郎を好きになった。これを読んでもっと好きになった。そして、子供を持ったら倫太郎の両親のようにのびのびと育てたいと思った。1人でも多くの方に読んでもらいたい作品。
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――可能性のかたまりが、ここにひかり輝いている。
――破天荒な行動力、自由闊達な心が生み出した倫太郎の魅力を描く。
帯より
小瀬倫太郎と彼を取り巻く人びととの 長い長い時間を描いた大河小説。
まずは 保育園入園から小学校高学年までの 幼年編。
倫太郎の生きる力の源はなんだろう――と考えてみる。
初めて出会った大人の彼に向かう心積もりが 天性のものを認め伸ばしてこうなったのだろう。
子供を産み育てるとき こうありたい、というあれこれが この作品にはいたるところに散りばめられている。それは自分の身に引き比べると 痛いことでもある。
自分を飾らないこと、自分に正直であること、物事を広く見ること、目を逸らさないこと。
たくさんの大切なことを胸の中に投げてくれる作品である。
この先 少年編・成長編・あすなろ編 と 読み進めていきたい。
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この本に、あと3年早く出会っていたら、今とは違った今があったかもしれないと思います。
これを読むたびに、すこし、人に優しくしようと思ったり。
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灰谷さんの本はどれをとっても保証付!その中でも『天の瞳』は最高。灰谷さんの本は子育てに非常に役に立つ本ばかりです。
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目から鱗。
みんなの中の一人。であることを知らず知らずに望み、
既定のルールに違和感を持たずに生活してきた私は、この本を読んでかなりガツンって感じでした。
りんたろうや両親、友達、先生、本当にいろいろな事に疑問を持ち、納得のいかないことには簡単に従ったりしない。
りんたろうはそれをおじいちゃんから学んだ。
成長の過程でも、たくさんのことにぶつかりながら、それでも自分をしっかり持つことで得る本当のモノ。
自分に子供ができた時、きちんと教えてあげられるか不安になったと同時に、バイブルにしようと思った本でした。
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倫太郎くんという少年(1巻では保育園児)の成長を辿った物語です。
周りの大人や倫太郎君達の考え方にハッとさせられます。
温かい場面では涙が溢れてきます。
この本をどこかで見かけたら裏表紙だけでも読んでみて下さい☆
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改めて子供の感性ってすごいなあって思うし、その子供たちの純粋な気持ちに心を打たれるんやろなあ。悲しいわけじゃないけど泣けたりする。子供たちの弱さ、強さ、優しさ・・それを感じるたびにグッとくる。
いかに子供を育てる、っていうか子供が育つのを見守るか・・どう子供と接するか・・いろいろと考えさせられるし、反省もさせられる。確かにこれは教育の理想やと思うけど、違う言い方をすれば、きれいごとやな。でも、「こんなん、きれいごとや。」で終わっちゃったら、それはやっぱり、まだまだ子供と真剣に向き合ってない・・子供から逃げてる・・ってことなんかなあ。
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年少組なのに年長組の子を泣かせたり、突拍子もないいたずらを考えついたりと、いつも保育園の先生を手こずらせてばかりの倫太郎。大人たちからはとんでもない悪ガキだと思われることが多いが、実は鋭い感受性とさりげないやさしさをあわせもった個性的な子だ。倫太郎はどのように成長していくのか、そして周りの大人たちは倫太郎をどう見守っていくのか。灰谷文学の集大成、感動の大河小説の開幕。
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灰谷健次郎の学校もの、かなりの長編の第一作。
最初「倫太郎ってただの問題児じゃん?」と思ってたけど、読み進むにつれ、「この子はタダもんじゃない!」と。
こんなに賢い(生きるうえで)保育園児いるのだろうか。友達や家族や先生のこと、こんなに考えられるものだろうか。
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つい最近亡くなられた灰谷健次郎氏の本です。
この本は色々と考えさせられますね。特に教育について。
筆者自身も一時教師だったらしく、その経験を生かして教育に対する疑問等を投げかけてきます。
これ以降、少年編、成長編、あすなろ編と続きますが、あすなろ編はちょっと・・・
まぁ主観的な感想なので、あまり気にせずに^^;
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少年倫太郎とそのじいちゃん。やんちゃくれの倫太郎はじいちゃんの言葉を、小さいながらもしっかりと受け止めていく。灰谷さんが子供の視点に立って繰り広げられる灰谷ワールド。保育士さんを目指す方々には特に、お薦めの作品。
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保育園に通う少年倫太郎とそのおじいちゃん。生意気な倫太郎少年もおじいちゃんの話はしっかりと聞き入る。オレも読みながら聞き入る。心に染みる言葉の一つ一つ。こんなじいさんになりたいと思った。あと、読んでいると教育、とくに幼児教育について考えさせられる。倫太郎少年の保母さん達は奮闘するわけだが、その中でのストーリーは勉強になるし、考えさせられる。いろいろ学べます。
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このシリーズは発行されているもの全て読んだが、この幼年編が一番心を打つし、個人的には一番好き。子供の心はすごいなーと単純に感動する。年令を追う毎に実際の世界もそうだから、そういう意味ではとてもよく表現しているのかもしれないけれど、暴力的な面が増えてくるし、表現も少しくどい気がした。それでも、全部読む価値はあると思ったが。
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倫太郎のじいちゃん最高。子どもにとって学校教育で作った作品はどんなにその子が熱中したかが大事なんであってできたものはただの抜け殻かもしれない。そこを評価するのって難しいけど、その子に添うを目標にしたい。
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何度読んでも感動する。人間とは、生きるとは、すごいことなんだとしみじみ思う。
自分の生き様、自分の近くの人の人生を大事にしたくなる。
かけがえのないもの。
その意味を考える。