産褥記　産んだらなんとかなりませんから！（カドカワ・ミニッツブック版） みんなのレビュー

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：mom-to-be　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

出産直後＝産褥期はムリに動こうとせずに、自分のパートナーや親、友人などに積極的にサポートを頼もう、遠慮する必要はないんだよー　というのが大まかな
メッセージだと受け取りました。

とにかく生真面目でがんばり屋さんで、人にモノを頼めない日本の妊婦や主婦にはありがたいメッセージだと思います。

ですが、産褥期＝くたくたでボロボロ　な状態を複数の友達に見せるのには抵抗があるのが普通。著者は産褥ケア、サポートを生業としているから、来てくれる友達も皆そこの団体の人。つまりはプロ。普通のOL同士の友達とかじゃなく、双方が研究材料だから成り立っている気がして、さあわたしのようにやるのが正解、といわれても、説得力に欠ける。

さらに、一般的な妊婦に対する偏見ややたらと嫌みったらしいモノの見方、言い方がハナについた。これも自身が活動している内輪だけが楽しくてそれ以外を排他的に見ている感があり、思いやりを感じることは出来ずにうんざり。

一般的な妊婦を　「座るときによいしょと言う」「妊婦にシルバーシートなんて要らない」「そんな体力がなくてどうするの？！」　と責め、自分はダンスでコアを鍛えているから安産だったと言うが、妊娠も体質も考え方も人それぞれ個性があるのではないか。

さらに世界的に有名であり支持を集めている「シムス体制」という寝方（妊婦はうつぶせはもちろん、仰向けで寝るのも辛く、横向きに寝ることを推奨されるがその１つ）に関しても「なんで寝方まで指導されなくちゃいけないんだ！」と
ディスる一方

自分たちの団体で教えている体操は熱心に薦めているが、これも人それぞれでしょう。


何故女性のための団体であり活動なのに、ちょっとウマの合わないタイプをバカにした見方を公にできるのかが不思議でならない。

女性が妊娠、出産、一番辛い産褥期の全てを背負い込む必要はないよという
活動の趣旨、主張には同感できるが
そういった子供染みた仲間意識が低レベルであり、非常にガッカリした。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：いちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

役立つ内容もありましたが、著者の私はこんなにできましたよっていう自慢？のような気もしました…。そうできれば理想だけど、なかなかみんなが真似できるようなことではないなぁと。
とにかく体をゆっくり休めることが大事というのはよくわかりました。