紙の本
興味深い
2021/09/10 21:39
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
清原和博さんの野球人生が、興味深く読むことができました。その後、山あり谷ありでしたが、魅力的ではあります。
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選手時代の清原を知る人にはとても楽しい反面、現役時代を知らない人には
分かりづらい話が多いです…ただ、内容は濃いです!
何というか清原の恨み辛みがつらつらと書かれているのでネガティブな話がとても多く、
「反骨心」のタイトル通りになにくそというキモチで立ち向かってきた話が多いにも関わらず何か物悲しくなりました。
全体的に清原が自分の人生を振り返ってまとめてみた自伝な感じがします。
ただ、自分が輝いている時には見えなかったモノが挫折や怪我をきっかけに見えるようになったという話は
誰もが身につまされるものがあるのではないでしょうか。
調子の良い時は持ち上げて、調子が悪くなれば酷評する周囲の態度や自身の選手時代の周囲への
態度に対して、彼自身思う所があったそうです。
そして清原選手は最後に自分に足りなかったのは「感謝」することだったと気付いたそうです。
「反骨心」というタイトルですが、本書を通じて読者が学ぶべき事、学ばされる事はきっと「感謝」することなのではないかと思います。
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こんなにも人の気持ちを熱くさせる「男」はいない。
4番打者として、とことんまで力と力の勝負にこだわった野球人生。
結局タイトルは獲得できなかったが、4番打者として日本中から称賛された。
ただ、同時に幾度となく挫折を経験した。
どんな挫折を経験しようとも必ず這い上がってきた。
そんな数々の挫折が彼を一回りも二回りも成長させた。
「挫折が人を成長させる。」
何の目新しさもないフレーズである。
しかし、それを地で行く男の背中は今日も僕を強くする。
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野球選手とかあんまり興味なかったけど、初めて、野球選手の内実が分かりました。
清原は男だと思う。
そして、それと同時に、何事もものごとには二面性があるもので、それを忘れてはいけない気がします。
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番長と呼ばれた男の、赤裸々な裏側です。
ドラフト、優勝、期待、プライド、けが。
悔しさも喜びも後悔も力に変えてきた男。
その源にある「反骨心」
男の生き様がここにあります。
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清原も普通の人間だった。これが,読み終えたときの最初の感想。
もっともっと強い人間を想像していたが,弱音を吐くこともあるし,たくさんの挫折も経験していた。
今まで清原という選手に何か特別なことを感じることはなかったが,本書を読んで関心を抱くようになった。
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大好きな清原選手の著書でした。
西武時代・巨人時代・オリックス時代。どの時代にも彼らしさがよくわかる1冊でした。
彼のPL学園時代の恩師の中村監督の言葉「欠点が分かるまでバットを振り続けろ」という言葉。仕事にもつながる言葉ですね。
よく営業の時間待ちのときに喫茶店に入ってパソコン作業をすることがありますが、サボっている営業マンを見ます。
欠点以前に問題外ですね。
私の場合でしたら営業して訪問してお話する。その中で新しい案や提案が生まれるのでしょうね。
また頑張れるネタを手に入れた感じです^^¥
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清原・新庄ツートップによる2009年の日本シリーズの野球解説は本当に面白かった 既存の定型化された野球解説の型を壊した感があった。あの解説は視聴率がとれると思う。
さておき、本書を読み終えて、なぜ清原氏が「無冠の帝王」と呼ばれたのか、何となくわかる気がした。ちょっと引用してみる。
「僕はその声に「ハッ」とした。そのころの僕は、試合に出られず、結果も出ないことにふてくされ、ベンチにいてもブスッとしていた。それがチームにどんな影響をもたらすか考えが及ばずに・・・。」
「「タトゥーを入れよう」僕は思った。そうすれば、裸になるたびにあの悔しさを思い出せる。」
「相手ピッチャーの投じたストレートが頭を直撃した。結果的に僕は、そこから調子を落とした。」
「だから、そんな僕をなぜそこまでほしがってくれるのか不思議だったのだ。すると仰木さんはひとこと、こう答えた。「おまえの男気や」 もう迷いはなかった。」
以上、第一章からの引用であるが、このような軽率で、感情的で、我がままで、責任を他者に転嫁するような思慮に欠ける文章が非常に多いのである。
野球の才能やスター性を兼ね備えた稀有な存在であることは認めるところではあるが、本書から伺える人間性は、やはり「その域」を出なかった、という事実である。
「おごり」が何をもたらすのか。考える材料として読める。
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ただの告白本ではなく、リトル・PL・甲子園・西武・ジャイアンツ‥4番として王道を歩いてきた男のみが知る苦しみと挫折が綴られています。
番長的な部分より,気持ちを冷静に保とうとする一流のアスリート精神を感じました。
それにしてもジャイアンツは,ドラフト前に「来てくれるか」的な甘い言葉を言って見事に裏切ったり,‥‥
「打てなくていい。じゃまさえしなければ」(オーナー)の見下した発言があったり,第三者を使った解雇通告をしたり,あまりにも非道ではないでしょうか。(私,G党ですが)清原さん、戦わないで辛抱したんですね‥
長淵さんの『とんぼ』をバックにして打席に立つ清原が蘇ってくる一冊。初版時に読了。
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「男道」で書けなかったことを付け加えた感じだが、ピアスを提案したのは元妻だったことは驚いた。でも入れ墨は・・・
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あの人気と実力と才能を兼ね備えた清原でさえも人生思い通りにはいかない。仕事で行き詰ったときや、理想と現実のギャップに阻まれて悩んでいるときに、これを読むと勇気をもらえるだろう。ただし、内容は、前作「男道」とほとんど変わらないので、わざわざ新書で別タイトルで出す必要があるのかと首を傾げたくなる。ちょっと騙された気もするので、評価は辛めです。
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山本五十六さんの言葉が印象に残ったのでメモ
苦しいこともあるだろう
言いたいこともあるだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣きたいこともあるだろう
こらからをじっとこらえてゆくのが
男の修行
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[ 内容 ]
人生、挫折ありき―。
「無冠の誇り」があるからこそ、男の生き様は輝く。
立ちはだかる逆境を「反骨心」で乗り越えた男・清原和博の人生哲学とは何か?「無器用な男」の人生哲学と生き様を公開する。
[ 目次 ]
序章 一枚の色紙
第1章 挫折と反骨心(戦力外通告;悔しさを刻むピアス;岸和田魂;解雇通告;男気)
第2章 感謝について(散る桜、残る桜も散る桜;芽生えた感謝の心;傲慢で不遜だった自分;恩は必ず返す;ただ酒は飲むな;感謝の気持ちが勇気を生む;僕の幕の引き方;地獄のリハビリ;息子の言葉;生き様を見せる;ふたつの引退試合)
第3章 野球の神様(渡邉恒雄オーナーの一言;野球の神様;三振からのスタート;落合監督のヒント;門限破り;一流のピッチャーの壁;山田太郎が理想の四番像)
第4章 桑田真澄というライバル(桑田の復活とホームラン;最大のライバル;桑田の甲子園での活躍;桑田がやるなら;甲子園と挫折;チームプレー)
第5章 挫折のすすめ(人生の壁;僕が王さんと巨人を助けてやる;涙のドラフト;裏切られた;涙)
第6章 熱いフライパン(日本シリーズ;はじめて日本シリーズ出場を逃がす;至上命令のタイトル獲得;一億円というプレッシャー;煮え切らない日々;ぬるま湯;誠意とジャイアンツ;「野球人生は憎しみで終わるよ」;応援ボイコット;桑田につぶやいた愚痴;戸惑った野球の違い;力対力こそ男の勝負;一度の失敗が大きな傷跡を残す;封印した八六八)
第七章 ケガとの戦い(通算一九六個;バットを投げつけたわけ;死球に平然とする;度重なるケガと肉体改造;妻のために;復活;外国人に負けないパワー;一気に身体を大きくした弊害;ケガは借金と同じ;士は己を知る者のために死す)
終章 そして、夢へ(無冠の誇り;最後のホームラン;プロ野球の魅力;指導者の道)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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チェック項目26箇所。戦力外通告を内部事情を知るものから伝えられた怒りを忘れないためのピアス。仰木監督からの言葉「男気」。最後は楽しく野球をやって終わりたい・・・バファローズ時代。ジャイアンツへの恨み、桑田選手への恨み、解雇通告、ファンの罵声、ヤジ、応援ボイコット。誰でも好不調はある。結果を考えずにニコニコ笑って与えられた仕事をする。大切なのは欠点に気付くまでバットを振ること。感謝する気持ちの大きさ。現役時代・・・こどもの七夕短冊の言葉、「おとうさんのひざがよくなりますように」。ホームラン、バックスクリーンに叩き込むことに生き甲斐。プロとして大切なこと・・・勝ちっぷり、負けっぷり(仰木監督)。オーナーからの暴言、「打てなくていい、邪魔さえしなければいい。」落合選手からの助言。相手のウイニングショット・・・決め球を打つこと。桑田選手が5倍練習するなら自分もという対抗心。チームのために自分は何ができるのか(PL学園の監督)。ドラフト後の母親の一喝。清原選手の気持ち・・・ドラフトの件を謝ってほしかった。藤川投手のフォークについての見解・・・ファンの気持ちはストレート勝負だろう。メジャーで活躍できないのはパワーの差。怪我は借金と同じ。生まれ育ったこの国で一番になるのが夢。メジャーへの夢はない。
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無冠の野球打者、清原和博の一冊。かなり興味本位でしたが、まぁだいたい予想通りというか、あまり驚きもなく…。
不器用な生き方をしているんだろうなぁとは思っていたんですが、不器用というより、ちょっと幼いまま大人になってしまったんですね。本人が挫折と描いているものはたしかにそうなんだろうけど、やっぱりPL学園で4番打つまではほとんど野球エリートで来ていたわけだし…なんだかんだ活躍したのは本人の実力なわけだけど、ちょっとどこかで方向を間違ってしまったのかなぁという思いを新たにしてしまいました。
決して反骨心とか、そういう言葉では表現できない気がしましたが。