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「花のような女」2
著者 大田垣晴子
出版 メディアファクトリー
p52より引用
“固有の匂いを持っていることには意味がある。”
画文家である著者による、
季節の花のイメージを女性に重ねて書かれたエッセイ集。
イラストも全て著者による物で、
実体験や友人の体験などをほのぼのした調子で語られています。
上記の引用は、
ドクダミについての項の中の一文。
この様に述べておきながら、
体臭の強いのがマズイとか消臭はエチケットとか言っています。
確かにあまりにも不潔にしていて人前に出るのは、
どうかなと思います。
ですが、
清潔にしていて出る体臭を消してしまうのは、
あまりにも不自然で生物として無理があるのではないでしょうか。
とはいう物のどの程度まで許せるか、
我慢できるかは個人によるので、
著者の言うとおり難しい問題だと思います。
どの様な匂いであっても受け入れられるような、
度量の広い人間になりたい物です。
この本を読むと、
女性でいるのは大変だなぁと改めて思います。
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