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電子書籍
実感として賛成するところ多し
2021/05/01 16:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄梅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事柄触れ合うことが多く、中国文化を見ながら育った自分としては、著者の分析が至極現実的、穏健に見えました。そして発刊されてから15年。現主席と前の主席は方針がだいぶ違うので、当時とは異なる展開を予想するのも事実。この頃はまだ、救いがあったなと。
紙の本
中国人の思考回路
2005/10/27 11:32
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2005年の反日暴動と「わが国に責任はない」と言い放った中国外相、小泉総理との会談をドタキャンして帰国した副首相、東シナ海ガス田協議で日本側代表団に対して拳を突き出して挑発した中国代表(新聞記事によれば)・・・・・。
このところの中国民衆の反日や、政府高官の高慢で非礼な態度には、さぞ日本国内の嫌中派を増やす効果があっただろう。
さて、本書は、そんな嫌中派日本人のアタマを冷やす一冊とでも言おうか。
日本人と中国人の考え方の違いについて、日本人はヨコの視点(空間的)で物事を見、中国人はタテの視点(時間的)で物事を見る、というのはユニークな見方である。つまり、日本人は「国際的に見れば」という視点を好み、中国人は「歴史的に見れば」という視点を好むということである。
そういえば、日本人は明治維新以来、先進国に学び、急速な近代化に成功した。ただ、日本人は歴史に学ぶことは苦手であり、長期的な戦略に欠ける特徴もある。
中国人は「歴史を鑑に・・・」などと常套句のように繰り返し、長期戦略を持って政策を進めることが得意である。だが、近代化に遅れたように外国に学ぶことは苦手であり、国際的に非常識な言動もしばしばである。
著者の主張には、なるほど・・・と頷けるものもあり、ユニークな視点を提供してくれている。しかしながら、やはり中国に対して甘いと言わざるを得ない。
例えば、中国においては、「敵国から脅威にさらされている場合には戦うべきだが、それ以外は、他国を武力で侵略すべきではないとされる」(P88)そうだ。思わず、冗談だろ・・・と思ってしまう。チベット侵略は侵略ではないというのか!1979年のベトナム懲罰戦争は武力による侵略ではないのか!
本書には異論や疑問の点もいくつかある。それでも中国人の物の見方・考え方を知る上で、中国人著者の指摘には参考になるものがある。もっとも、中国(中国人)に対してもっと厳しい見方を示す著作と併せて読んでこそ、本書が生きてくるのだが・・・・・。
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