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平田オリザさんは全7章中、執筆は2章分ながら、経験に裏打ちされた説得力ある言葉で演劇ワークショップの必要性と客観的視座を、蓮行さんはユーモアを交え、またビジネスマンにもわかるような用語をフル活用しながら、実際の演劇ワークショップがどのように行われるかをわかりやすく説明してくれています。
演劇系ワークショップに馴染みのない人にもお薦めです。
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演じることで 自分を解放し
日常の仕事で 蓋になっている部分を解放する
実際のセミナーの内容が詳細に書かれていて
なるほどなぁっという感じでした
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急に演劇的なワークショップができるようになるわけではありませんが、
(たぶん)
演劇がグループをチームにするそのわけや
具体的な事例をリアリティーを持って体感できる一冊。
ワークショップでは、
「これってなんのため?」なんて感じるワークがあったりしますが、
その目的がわかって、すっきりします。
また、やっぱり「コミュニケーション力って何?」と思う。
それは、
コミュニケーションスキルを効果的に使うことではなく、、
心地よい関係を作るためのエネルギーを正しく使うことなんだなぁ~ということがわかります。
そこに誰にでも万能なやり方があるのではなく、
その人にしかないやり方がそのチームごとにあるのだなぁ~とわかる。
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執行役員から頂いた本。
いざ自分がワークショップのファシリテーターをやるとなると、参考になる部分が多かろう。
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[ 内容 ]
ほんとうのコミュニケーション力とは、その場の空気を読む力などではなく、お互いの差異を摺り合わせる能力のことだ。
その力を根本から訓練する「演劇ワークショップ」の理論と理念を、現代演劇の旗手平田オリザが平易に語る。
そして全国的にも珍しい「プロ劇団」の代表である蓮行が、そのプロセスをドラマチックに開陳する。
さらに、世界中から注目を集めているフィンランドの教育メソッドにも演劇が取り入れられているといった興味深い事例や、「あくび卵発声」などの具体的なノウハウも満載。
[ 目次 ]
第1章 コミュニケーション力と演劇
第2章 K社を変えた劇的セミナー
第3章 仕事に役立つ演劇力
第4章 これが演劇ワークショップだ
第5章 海外における演劇教育
第6章 あなたにもできる演劇ワークショップ
終章 これからの演劇の役割
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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副題に演劇ワークショップのすすめとある。 平田オリザと連行(れんぎょう)の共著。どちらも劇作家、演出家です。 題名からも推察できるように、この本では”コミュニケーション能力が仕事に役立つというノンキな時代ではなくなり、コミュニケーション能力が高くないと仕事にならない時代になっている”と述べています。 そのためには、コミュニケーションの集積である演劇という力を仕事に生かして、コミュニケーション能力の向上を図ろうというもの。 劇作家であるだけに、演劇ワークショップの具体例が戯曲で掲載されています。また研修などで使えるゲーム感覚のワークも紹介されています1。 実際、これらを読んでみたが、正直しろうとだけで始めるのはちょっと難しいような感想を抱きました。 しかし、単純に個人のコミュニケーション能力を取り上げるだけでなく、コミュニケーション環境という考え方に左右されることが述べられていてこれには合点がいきました。 それは特別に弁が立つわけでなくとも、その人がいると仕事が回るというような潤滑油になる人がいる事に、人の振りを見て気付くという効果があることです。 海外の経営学の学士コースでは実業界で活躍するためにはプレゼンテーションで演技力が必要とされるために演劇形式の授業が必須に近いとか。 結局のところ、仕事とはチーム力に違いないわけで何か一緒の作業をするためには、バラバラな感じ方、”お互いの差異を擦り合わせていく”ことに他ならない。それは決して空気を読むといったことではないという主張には納得でした。
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8割蓮行さんの本。演劇ワークショップについて、実践例から理論まで書かれている。もうちょっと実践例をコンパクトにしてほしかったかな。
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読み易い文章と説得力ある例が好印象。
自分の世界は小さいのですね。
欧米をなんでも真似すればいいわけではないが、参考にはすべきところが沢山ありそう。
ただ、日本人はもっと柔軟に対応すべきか軸をもっと固めるべきか程度が私にはまだわからない。
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コミュニケーション力を上げたい。誰かのコミュニケーション力も一緒に伸ばしたい!!
そんな思いを抱く人にヒントを与えてくれる本。
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Wed, 13 Oct 2010
HIS2010
で久しぶりに劇団衛星の蓮行さんにお会いした.
そこで見た,演劇ワークショップは 蓮行さん自身のタレントの高さもあって
かなり おもしろかった.気づきもあった.
なかなか,言語表現でその意義の説明もむずかしいんだけど,
この本で,実況中継的な感じでうまくかいてあります~.
演劇ワークショップの魅了を追体験できる一冊.
売れ筋のビジネス書もびっくりの読みやすさなので,是非,気楽に
「ふーん」
と読んでみて下さい.
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演劇のワークショップを通して、コミュニケーション力をつける。ワークショップの内容が面白かった。日本には自分の考えを伝え合う力が必要なんですよねー。
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「ビブリアバトル」で紹介されていたチャンプ本。
難しいことが書いてないのでスルスル読めるし、
演劇ワークショップは楽しそう、
こんな研修があったら参加したいな、
具体的な発声練習も書いてあるし、と
のんきに構えてたら、ドーンと来ました最後の対談。
演劇、奥が深いです。
第二次産業から第三次産業へと社会構造が転換したことに伴い、
コミュニケーション能力が必須となり、
演劇教育が必要だという主張には、大いに共感しました。
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日本人のコミュニケーション力が重要になった3つの理由、①国際化、②国内の多国籍化、③日本人の中での価値観多様化であるところから出発。演劇がコミュニケーションデザインの練習の場!議論の末決まった事を、日本人は「私の考え」といい、欧州人は「2人で話し合った末の結論」と言うという。欧州人の「対話のための体力・胆力」などの強さを感じる逸話だ。海外において演劇による教育が行われるのに対して、日本では演劇が反政府的に捉えられていた背景などは成る程という感じ。いくつかのワークショップ、シアターゲーム、発声練習法など大学の教室で参考にしたい事例も多い。
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演劇をやったら、コミュニケーション力が上がるかどうかは分からないが、演劇をやるのはおもしろいので、平田さんのワークショップは一度受けてみたい。
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学校でも、会社でも、学生の就職活動でも、どこへ行っても「コミュニケーション力」が問われる時代、そもそもコミュニケーション力とは一体どういうものか。
単に、他人と簡単に打ち解けられるとか、人前で上手にプレゼンをして人の心を掴めるとか、むろん空気を読むのが上手いとかそういうことではなく、意思の疎通が上手くいかない場面で「どうにかする力」であり、それを身につける(あるいは、そもそも持っている力を引き出す)ための訓練として演劇ワークショップが使えるよ、というのが本書の趣旨。
『インプット、感じ方は人それぞれでいい。バラバラなほうがいい。でも、それだけでは社会生活が営めない。何らかの形で集団で共有できたものを、合意できたものとして時間内にアウトプットしていこう』(本文より引用)
同質性が高かった日本でも、この姿勢がより求められるようになる。演劇ワークショップを通じて、多様性を重視しながら共通のアウトプットを作り出す力を身につけられる環境が整っていけばいいなぁと思う。