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普段、何気なく使っている日本語だが、同じ語句でも場合によって意味合いが違ってくる。
「が」と「は」や「こと」など単体での意味など考えてみたこともなかったが、読んでみて、ああ、そうだなと確認することができた。
同じような意味でも、場合によっての使い分けをする語も例に挙げられており、ちょっとした豆知識といった感じである。
しかし、ここでいう9割の日本人が知らないという表現は大袈裟すぎで、ただ、改めて考えたことがないというだけではないだろうか。
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タイトルは大げさと、著者自身も感じているようなのでまぁそれはそれとして、たぶん日本語学校教師として日本語を説明する中で、説明しにくいと思ったところを書かれたんだろうと思う。普通に日本語を話している時には意識していない微妙な使い分けを理論的に説明しようとしている姿勢は良かった。ただし、内容としてきちんと説明されているかと言うと少々疑問。
どこから読んでも大丈夫な構成なので、ちょっとした空き時間でも読める。内容が薄く、後半ほどページを埋めた感があったのが残念。
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この本で紹介されている日本語の使い方について、「自分にとって役に立つか立たないか」と聞かれたら、役に立たないです。
そういう意味では、★★★☆☆でも、★をあげ過ぎな気がします。
が、外国人に日本語を教えている日本人が書いているせいか、日本語を客観的に見る、という意味では、役に立ちました。
そのため、★★★★☆。
とはいえ、例文の選び方には、あまりセンスを感じないです。
ときには違和感のある例文もあります。
言葉は時代によって、世代によって使い方が違うことや、地域によっても使い方が異なることを考えると、仕方のない違和感なのかもしれませんが。
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普段意識しないで使っている「日本語」について、たまには考えてみるのも良いですね。
「いる」「ある」とか、「ほぼ」「大体」とか無意識に使い分けているけど、
外国人が日本語を学ぶのって大変だろうなあと改めて思いました。
漢字の「音読み」に”3種類”(「呉音」「漢音」「唐音」)あるというのが初耳。
「天然」「自然」のように異なる読みが存在する理由を知って、漢字への親しみが増しました。