電子書籍
神戸に暮らす三姉妹の恋愛のお話が、同時刻でそれぞれを主人公に進んでいく。 しかし、ただの恋愛小説でない。
2023/09/17 08:38
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸に暮らす三姉妹の恋愛のお話が、同時刻でそれぞれを主人公に進んでいく。
しかし、ただの恋愛小説でない。
姉妹それぞれの視点から、それぞれを見るなかで、姉の、妹の、末っ子のそれぞれの気持ちが描かれる。
仲がよくなんでも話せていると思っていたら、そうでもなかったり。 家族、特に兄弟姉妹は大人になると微妙な関係になる。
決して仲が悪いわけではないけれど。 そんな繊細な感情が描かれていて、二人の妹を持つ身としては、なんか痛かった。
紙の本
姉妹それぞれの視点から、それぞれを見るなかで、姉の、妹の、末っ子のそれぞれの気持ちが描かれる。
2022/06/06 10:00
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸に暮らす三姉妹の恋愛のお話が、同時刻でそれぞれを主人公に進んでいく。
しかし、ただの恋愛小説でない。
姉妹それぞれの視点から、それぞれを見るなかで、姉の、妹の、末っ子のそれぞれの気持ちが描かれる。
仲がよくなんでも話せていると思っていたら、そうでもなかったり。
家族、特に兄弟姉妹は大人になると微妙な関係になる。決して仲が悪いわけではないけれど。
そんな繊細な感情が描かれていて、二人の妹を持つ身としては、なんか痛かった。
電子書籍
【人を好きになる事、一緒に暮らす中でその意味を考える】
2024/01/13 23:23
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投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸の三姉妹の切ない恋の物語。
人と接する中で、どうしても好きと嫌いに分類してしまい、誰かと深く関わる事に怯える傾向がある。
そういった感情を共に暮らす中で、共有し打開策を考える。
神戸に住む三姉妹はそれぞれ違う人を好きになった。その恋愛は一筋縄ではいかない苦渋の選択。
相手の事を深く知る程に、恋にクーリングオフがあればと願う。
絶対に上手くいく恋愛など無く、時として痛みや傷として心に残る。
そんな時こそシチューを共に囲みながら。
長い夜を分かち合う事も出来る筈だ。
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愚かな長女。 哀れな次女。 未熟な三女。
長女と次女は一応の解決をみて、めでたしめでたしとなったけれど、三女については過去のケリをつけただけで、現状に関しては、これからだ!で終わってるじゃないですかやだー。
三者三様に面白くも不愉快で不可解で不可思議で純粋な恋物語でした。
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短歌の下の句のような、いや、きっとちょっとは狙った、繊細で甘く爽やかな感じに惹かれた、タイトル買い。でも作者さん男性なんですって!
レーベルはメディアワークスだけど、本当に感じのよい恋愛小説で、洒落た写真の装丁にして例えば集英社文庫あたりに混ぜても、違和感ない気がする。
舞台の神戸の街は阪神の震災前に一度行った事があるだけだけど、楽しめた。
こういうのを仙台バージョンで読んでみたいけど、あるかなぁ?
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表紙買い。ラノベだから~とか、あまりそういうの好きではないが
ラノベにありがちな、まどろっこしい言い回しがなく読みやすい。
3姉妹の恋模様が同じ時空列で、一人ひとりにスポットが当たる。
三人の話はリンクしており、その章の主人公視点で話が展開する。
全てハッピーエンドで終わり、読了時のほっこりとした感じが堪らない。
今恋をしている人も、これから始める人にも、心を暖かくしてくれる一冊。
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神戸の人って、本当に神戸という街が好きだというのを衒いもなく表明しますよね。あれはうらやましい。ただ、それは現状肯定しても大丈夫だということが裏支えしてるからかも知れませんが。
なぜか、最近、同じ時間を共有している登場人物毎に違うストーリーで、みたいな話を読む機会が続いています。完全に同じ時間ってのは、でも珍しいかな?いずれにしても、その場面、さっきもあったね、とか思いながら、でも、その「さっき」の時に語っていた人とは別の人物が語ることで、違う景色が見えてくるというような。
さて、三姉妹となると、キャラ的にどう分業(失礼ながら)するかというのは、ある程度ステロタイプ化してしまいます。長女は母親代わりっぽくしっかりもので、末っ子は甘えん坊である意味不思議ちゃん化、そうなれば、真ん中は多少跳ねっかえらないと、全体がまとまりません。まさにそういう感じ。でも、それぞれ違っている登場人物が、それぞれのことはとても愛おしく思っていてとか、そういう、ある意味ファンタジーです。
フレンチトーストは大甘な方がうまいに決まっていると言える人にはお薦め。まあ、MW文庫が好きで読んでるなら、そういうのはアリでしょう。ちょっとイラストが幼すぎる感じだけどね。
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ちょうど、神戸旅行から帰ってきたばかりの時に本屋で見つけて購入。神戸が舞台のさん姉妹の恋物語という事で
したが、サクッと読めて良かったです。三姉妹の三様の恋のお話で、三人の距離感の書き方が良い。
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~ 神戸の街を舞台に、一緒に暮らす三姉妹それぞれの恋の、始まりと、真ん中と、終わり。同じ時間を過ごす三人の恋を、三篇の短編で描く、切なくて優しいラブストーリー。 ~
人に勧められて&タイトルに惹かれたこの作品。
三篇それぞれ三姉妹で主観が入れ替わるありがちな恋愛群像劇ですが、
これは素晴らしかったです。
各篇、恋愛ものとしてのお話はそれぞれのテーマがあり、
等身大の恋愛で面白いのですが
伏線とも思えないポイントが
次のお話の伏線になっていたりして、
すごく面白かった。
キャラは若干ラノベ的ですが、
その分立ってて良かったですし
逆に人間味がありました。
神戸を舞台とした作品の雰囲気も、
ありがちというより、身近に感じる空気感があり、
読みやすく入りやすかったと思います。
ちゃんと読みたいところまで書いてくれてるし、
蛇足はなかったと思います。
とても心温まる恋愛ものでした。
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三人姉妹の恋愛話しでした。
恋愛に不器用な長女と
恋愛が全ての次女
恋愛に臆病な三女の、同時進行の裏話でした。
相変わらず、こういう恋愛系には弱く、同意することも多く、引用の数も…笑
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それぞれ性格が違った3姉妹が同じ時間軸を物語っていく話。
それぞれの恋愛模様、姉、妹の助けがあって成立した恋愛。
なんだか面白かったですが、同じ時間軸なので、ここ読んだってのが2回も繰り返されるのがちょっと重かった。
でも話し自体は可愛らしくて、きゅんきゅんしました。
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三姉妹の、それぞれの恋愛を描いた物語。
きっと現実を考えれば、こんな形に落ち着いてしまうのは稀なんだろうけど、それでも、読んで触れることで心がほっとするお話でした。
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2013 6/21読了。Amazonで購入。
神戸を舞台に、同居している3姉妹それぞれの恋愛事情と、姉妹同士の気持ちや関わりを描く連作小説。
なじみのラノベブログで見て買ったが、これは良い物だった。
そんなに読むのが重くはないし、ラノベではあるけど軽過ぎはしないし。
あとタイトルがいい、このわけのわからなさが。
作者は今後はこの路線なのかなー、そうなら次も買おう。
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自分のことを好きでいてくれる年下の男の子を特別に思いながらも、叶わない人に恋をする長女の紗子。
ないがしろにされ続け冷静に考えれば顔以外のどこがいいのかわからない恋人を、それでも好きでいる次女の朝美。
昔の忘れられない恋人との思い出を胸に、引きこもり生活を続ける三女の結衣。
一緒に暮らす三姉妹それぞれの恋の、始まりと、真ん中と、終わり。
何より三姉妹の絆が素敵だなぁ。
性格も恋愛観もまったく違う三人は、結衣の言うとおり別の形で出会ったなら仲良くなることはなかっただろう。
隠し事もする。嘘もつく。嫉妬や劣等感といった負の感情を抱くことすらある。
それでも、お互いのことが大好きで全幅の信頼を置いているのは、やはり血の繋がった家族だからなのか。
お互いのことを本当に大事に思っていることが伝わってきて、胸の奥が暖かくなる物語でした。
以下ネタバレを含んだ感想。
今後読む予定がある方はご注意を。
ただ、姉妹の絆はよかったんだけど、長女と次女の恋愛模様がなー。
何かもやもやとしたものが残って、すっきりとしなかった。
次女はそれでもまぁ、そういう恋愛もあるんだろうということはわかるし、三女の話で彼氏の株もだいぶ上がったからいいんだけど。
長女ですよ。長女の話ですよ。
あれはハッピーエンドなのか。
結果だけ見ればハッピーエンドなのでしょう。紗子は本当に好きな人に気づけて、シュンちゃんも長年の片思いが実って。
離婚した上紗子にも振られた形になる小岩井さんのことを除けば、紛うことなきハッピーエンドなのでしょう。
でもなんだろうこのもやっと感。ある種の気持ち悪さすらある。二人の関係が歪に思えて仕方が無い。
根底にあるのは紗子に対する不信感かなぁ。
悪女ですよこの女。魔性の女といってもいい。
一見真面目ないい子で、本人も意識していないだけに、尚更たちが悪いんだよな。
そんな女に振り回されるシュンちゃんがほんと不憫で不憫で。
数年間にわたり諦めきれない気持ちも分かるだけに、余計に、ね。
ようやく付き合えることにはなったけれど、紗子は叶わないものが、追いかけることが好きなタイプ。
手に届くところにある幸せで満足できるのか・・・シュンちゃん今後苦労するだろうなぁ・・・。
要するに、シュンちゃんに感情移入しすぎるあまり、あの女はやめておけ、と言いたくなるわけです。
もやもやの正体はきっとこれだな。
とまぁ自分の経験談から感情論に走ってしまったものの、結衣の話とエピローグにほっこり。
恋の、始まりと、真ん中と、終わり。
それぞれの魅力が詰まり、そして何より姉妹の絆が素敵な作品でした。
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三姉妹の長女はインテリアコーディネーター。なかなか業界のこともわかって書いていて、ブラインドがカーテンに変わったのを忘れてレールがエアコンに干渉してしまったなんてエピソードが描かれた小説を読むのは初めてだ(笑)。でもそれをフォローしてくれた先輩営業マンに惚れるというとこはあまり現実的じゃない気が(笑)
それはさておき、別な人格の3姉妹を別視点で丁寧に描き分ける文章力は素晴らしい。内容はほどほどに薄いホノボノ恋愛系だけど、それも妙に心地よい。
「電車の窓から見える雨の街は、明るさを嫌っているようだった。それがせめてもの救いだ。青い空が見えていたら、私はきっと、泣いていただろう。」
ドラマ化決定!〇〇が泣いた!という帯にくるまれたベストセラーを読んでがっかりするくらいなら、メディアワークス文庫のひとつも手にとったほうが、ずっとほっこりできるというもの。