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この本は、後書きから読むと楽しさが解るかもしれない。
読了後、作者の米原さんにまるで飼いならされてしまった気分になる。素晴らしい面白エピソードの数々。
米原さんの行動力とパワフルさ、肝っ玉母さん度が満喫できる。
動物(特に猫)嫌いな人への一冊かもしれない。
もちろん動物(特に猫)好きな人は、猫になった気分で読めるまたたび書。
2005年11月
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米原さん最高!基本的に猫はそんなに好きじゃなかったけれど、彼女の視点から見た猫たちの愛らしさにノックアウト。
我が家にいる猫がなんだか可愛く見えた。これぞ人を引き込む天才米原マジック。
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米原万理さんの動物関係エッセイ。私はとにかくゲンちゃんのファン。ああ、本当に犬格がすばらしい! 米原さん亡き今、猫たちはどうしているのだろう・・・。
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2006年の春に残念ながらお亡くなりになってしまった、ロシア語通訳協会の会長でもあった米原万里さんのエッセー。前に猫雑誌で米原さんのおうちには猫も犬も合わせてたくさんいるという話を読んでいたので、米原さん宅にどのように皆がやってきたのか、興味があって読んでみた。彼女の文章はぐいぐいと人をひきつける力があるので、途中で読むのを止めるのが難しい。犬、猫、またロシア語通訳に興味のある方はぜひ読んでみてください。【2006年9月14日読了】
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万里さんにハズレ無し!っと心の中で叫びながら大事に読みました。
読み終わってしまうのがもったいなかったです。
このエッセイにはロシア語通訳の仕事のことももちろん出てきますが、メインは美智子、無理、道理、ゲン、ノラ、ソーニャ、ターニャ、という万里さんの家族。順番に、ヒト(ていうか母)、猫、猫、犬、犬、猫、猫。それぞれの性質が生き生きと描かれているし、巻頭に写真も付いているので、読み進めるうちには猫たち犬たちを直接知っているような気になってきました。それと獣医さんや猫好き犬好きの友達知り合いなども、個性豊かにハツラツと描かれていて、面白いです。猫好きのヒトはもちろん、犬好きなヒトもべらぼうに楽しく読めると思います。
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私は生まれ変わったら猫がいいと思ってるけど、出来るなら、我が家か、それでなかったら米原さんちの子になりたいw
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ほんと動物好きなんだなあ・・・。
え、これってエッセイなんだよね!?とびっくりした
幽霊奇譚あり。テレパシーあり。
無理と道理のネーミングセンスが好き。
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題名が挑戦的だが、
中身は動物を愛する著者が
どんどん人間以外の家族を増やしていってしまうという日常がおもしろく書かれている。
ロシア語の同時通訳として活躍した著者だけに、
ロシアからおもわずつれてきた猫、
出張先で拾った犬、
など、
家族の増やし方もグローバル。
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私も愛犬家なので、どのエピソードも胸を打つ。
今は亡き愛犬に無性に会いたくなる。
私は完全は犬派なのだけど、猫ちゃんもかわいいんだなぁ^^
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表紙(ゴンちゃん)の顔・・・
にくめなさすぎるよね。
しかもタイトルの位置的に、犬が訊いてるみたいな感じに笑
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現在は爬虫類と暮らしているトカゲ派の私も、久しぶりに犬猫と触れ合いたくなりました。
時には辛いエピソードもありつつ、犬と暮らすこと猫と暮らすこと、命あるものと触れ合う喜びが、全編から立ち上ってくる。
個人的には、最後に登場する「ノラ」がすごく愛おしい。
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魔女の1ダースに続き、米原万里のエッセイ。
猫と言えば宇都宮に住むいとこが飼っている、私にはまったく懐かない、何匹かの猫と、昔実家に住みついていた黒のノラ猫しか思い浮かばないほど、猫には疎い。どちらかというと犬派。人間を愛してやまない運命共同体の、犬派。
にも関わらず、今すぐ猫を飼いたく思わせるほどの観察力とそれを言語化する文章力!
とはいいつつも、猫の無理、道理、ターニャ、ソーニャを上回る愛らしさがにじみ出ている犬のゲンに会いたい。
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表紙を開くと犬、ネコ、ヒト・・・の写真。米原さんが行く先々で運命的な出会いをしたペットたち、ペット大好きなヒトたちの様子がいとおしくてたまらなくなる。
ネコ語(しかも万国共通らしい!)がしゃべれる愛猫家にはびっくり!
今年は米原さんの著作を制覇する年。
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犬猫好きなロシア語通訳者によるペットとの出会い等のエピソードを纏めた本。
すごいパワーのある人だっつうことが、良くわかる。
2年前に亡くなった友人が猫と一緒に来訪するというちょっとオカルトちっくな話が面白かった。
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ロシア語通訳者でありエッセイストの筆者が綴る犬や猫との「いとおしき日々」についてのエッセイ集です。ヒトのオスには歯に衣着せぬ物言いをする筆者が彼ら彼女らに惜しみなき愛情を注ぐ姿がたまりません。
最近のマイブームが米原万里さんのエッセイで、その歯に衣着せぬ物言いがなんとも心地よいです。この本は通訳として第一線の舞台に立ちながら猫の無理と道理。ターニャとソーニャ。犬のゲンとノラ。そして美智子さんと筆者の日常を描いたエッセイです。
国際的な会議の席で拾った無理と道理。ロシア人から譲られたターニャとソーニャ。途中でいなくなってしまう犬のゲンと入れ替わりに筆者の家族になるノラ。彼らと筆者の交流がいとおしく、僕も将来的には犬か猫が欲しいなと思いました。
ヒトのオスには終生、厳しかったといわれる彼女ですが、エッセイの中ではその惜しみのない愛情を注ぎ続けます。よく、作家にはいぬか猫のペットがつき物だという話を聞きますが、その一端がうかがえたような気がします。
個人的なハイライトは去勢されたオス猫の無理がターニャとソーニャが新しく家族に迎えられることになって、オスとしての自分を再認識して、彼らを守るしぐさをしたり、スプレー行為で家中に尿をするところでしょうか?なぜか自分でもわかりませんが、あそこが僕の中ですごく印象に残っています。
猫も犬もいる生活は日常に潤いを与えてくれますが、あくまで、彼ら彼女らと最期まで寄り添っていける方がペットを飼うべきで、途中で飼育を放棄したり、もっとひどいのは飽きたからという理由で保健所に連れていって処分して欲しいなんていうのは言語道断で、ここにも保健所に筆者は行く場面が描かれていますけれども、彼女の言葉をよく聴いて、決して、安易な気持ちで生き物を飼うべきではないということと、作中にえがかれている彼ら彼女らとの「いとおしき日々」を楽しんでいただけると幸いです。