紙の本
オカルト探偵
2015/11/25 08:18
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もラスト。一巻から少しずつ周りの人間関係が変わっているのが面白い。
それなのに収録作品がけっこう時系列バラバラで並べ直さないとちょっとこんがらがるところがもったいない。
海から戻ってきたミイラ、砂漠で洪水を待つ箱船が好き。
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ホックの本はつい、買っちゃいます。残念ながら、このシリーズもこれで最後。オカルト探偵といいつつ、全然、オカルトじゃなく、おもしろい。
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第5巻も訳者の選。あれこれと様々なオカルト要素を扱い
ながらまったくと言っていいほどブレない姿勢も、ここまで
来るとすがすがしさすらある。楽しい全5巻であった。
お気に入りは多少の無理をギミックで押し通した感のある
「砂漠で洪水を待つ箱船」かな。
以下例によってネタバレ気味の備忘録です。閲覧注意。
【闇の塔からの叫び】
・ルバイヤート「闇の塔」 ・ネプチューンブックス社長 ・ヌードトランプ(欠けたカード) ・ブラウンズヴィル暴動 ・社長秘書=愛人 ・コンピューターによる株価予想 ・社長の隠し子 ・母親
【呪われた裸女】
・突然服を脱ぎたくなる精神的症状 ・父は殺され母は精神異常 ・不倫の弟 ・服に血を浴びた
【炙り殺された男の復讐】
・ゴシップ紙を発行しようとした昔の同僚 ・コインロッカーの上下の棚 ・子供 ・ヘル神父(18世紀イエズス会修道士) ・アーティー=R.T.
【シェイクスピアの直筆原稿】
・シェイクスピアの愛の詩「情熱の巡礼者」の直筆原稿 ・首の骨の折れた男 ・首のブレース ・ショットガンの銃身
【海から戻ってきたミイラ】
・リオデジャネイロ ・瓜二つの兄弟 ・カンドンブレ教 ・悪魔エシュー ・女悪魔ポンバジーラ ・海の女神イエマンジャ ・防腐処理した遺体 ・ペルーの遺物の違法輸出
【パーク・アヴェニューに住む魔女】
・呪い殺す魔女 ・回転ドア ・ダイイングメッセージ ・市民ケーン ・ヴードゥー教 ・円盤状の解毒剤注射装置 ・デンキウナギの研究から神経ガスの解毒剤 ・MARIE=マリー MARIÉ=花婿
【砂漠で洪水を待つ箱船】
・箱船(アーク) ・洪水の警戒を呼びかけるテレビ番組 ・ポケベル爆弾 ・Steal Stealth ・消えた空軍機 ・箱船ではなく箱 ・コロラド川が国境
【怖がらせの鈴】
・母屋近くの礼拝堂 ・人を呼ぶように鳴らされた鈴 ・ダニッチ(イギリス) ・チャタレイ夫人の恋人 ・地下通路 ・Sacring Bell / Scaring Bell ・甲冑の剣 ・ロウソクに宝石
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サイモン・アークの第五作。
これが最後の作品。
結論から言うと、結構このシリーズは面白かった。
この作品では、なぜかサイモン・アークが私立探偵を
助けていたりしたが、
女の子がトラウマから裸になってしまう事件や、
ブラジルの海の女神への捧げものの儀式の事件、
古い修道院に住む兄夫婦と妹の話が面白かった。
アメリカでの話も面白かったけど、
世界各国の宗教や文化を題材にした事件も面白かった。
サム・ホーソンの明るい感じも良かったけど、
こちらの渋い感じも良い。
どちらも大人向け、という感じかな。