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ついに完結
最後まで鮮血まみれな作品でした・・・エロもグロもバイオレンスもスプラッタも、コメディも人情ドラマも、全てが詰まっていて、臓物と一緒に溢れ出ています
簡潔に言えば問題ありまくりの作品ですが、私の中では間違いなく、殿堂入りです
『職・殺』が二つの意味で終わるだけあって、やはり、職・殺vsS・B編は今までのシリーズが霞むほど強烈で鮮烈でしたね
内容が内容なんで、読める人間も、「好き」と大っぴらに言いきれる人間も限られちゃうとは思いますが、読んで損なしっつーより、今の厳しい世を生きるなら読んでおいた方がイイな、と思わせます
各々、最期のバトルはどれも命の限界を超えていて、夥しい血、人知を凌駕した化け物同士の殺死合への興奮よりも、思わず、彼らの生の燃やし方に感動すら覚えました。当然、ベストバウトは、志賀了vs3号だが、それを除けば、最も滾ったのはやはり、私が一番、好きな殺し屋であり、笑顔で愚かな自己を貫き、仲間や愛する人に詫びながら逝った死条vs7号ですね、えぇ
天井知らずで好きな漫画であれば「もっと続きが読みたい」と我儘を言うトコですが、この底無しの作品に関しては「この終わり方がベスト」と、漫画読みの本能で納得しています
この台詞を引用に選んだのは、ファンならお判りでしょうが、これこそが『職・殺』、そして、銀髪の蜘蛛その男を明確に表すからです