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【五十年後の日本をどうするのか】東日本大震災以後の日本を再生させるものは何か――。最先端科学から宗教、歴史に至るまで、現代最高の知性が思索しつづけた軌跡。
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危機の時代だからこそ、みんな一緒を唱えるのは、日本を強い九人にする道ではない。みんな一緒より一人一人、みんな違うことが大切。
本当のサンクチュアリは人間が意識的に作れば作れるというものではない、それは自然に出来上がるもの。
ベトナム戦争はアメリカが歴史上こうむった最大の敗北。
アイヒマンはただの凡人ではなく、モンスター的ニヒリストだった。憑かれたように手の届く限りユダヤ人を一人残らず抹殺せよとまくし立てていた。
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氏の取材や分析姿勢については、賛否両論あるようだが、この歳になってもなお、最先端科学から宗教、歴史に至るまで、様々な分野に顔を出し続ける好奇心と行動力と知性には頭が下がる。
それぞれの問題に対する視点や情報もユニークで、柔軟な思考の手助けをしてくれると思われる。
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私の好きな著者のひとりである。最新科学に対する言及は成程と納得させられるものが多い。STAP細胞の問題でも、そこら辺のマスコミとは一味も二味も違う意見だ。
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立花隆氏による文藝春秋の巻頭随筆のオムニバス。1つ1つテーマが異なるので、掘り下げ方はそこそこながらも立花氏の幅広い素養が垣間見えます。特に自然科学系をテーマにしたものはさすがとうならされます。X線自由電子レーザー(波長がオングストローム級)を利用すると分子どころか原子レベルの挙動が、十兆分の一秒単位で観測できること、光格子時計(百億年に一秒しか狂わない時計)を利用すると一般相対性理論による時空のゆがみと時計の遅れが観測でき、海抜50mの違いによる重力の変化が観測できる、など日本が世界に誇る技術が私たちのあまり知らない分野で数多くあることなどが紹介されます。有人宇宙開発に日本が挑むのは科学的には何もメリットがなく、同じコストをかけるなら無人探査に徹して、とことん無人探査でできることを追求する方が有益である、ボーイング787のバッテリートラブルに対するボーイングの対応がいかに実務的に有効かつ完成度の高い対策であるか、など説得力抜群の氏の自論が堪能できます。
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PTSD→PTG(外傷後成長。ポスト・トラウマティック・グロウス)
X線自由電子レーザー
相生市「サクラ」
光格子時計。
重力による微小な時間の歪みを計測可能。
太陽の黒点は、巨大な磁力線の断面。
→使徒みたいな怖さがある。
「何でもオープンに」をルールにしている限り、政治も外交も大衆迎合的、水準低下が起こり機能不全に陥る。
→これはすごくわかる。
人間の感覚器官で、最も入力情報量が多いのは眼だが、次いで多いのは指先の感覚。
大脳皮質最大の領域の一つが指先の触覚情報。
茗荷谷の播磨坂はぶつ切りの環状三号線。
桜の名所。
クローネンバーグ監督作品『危険なメソッド』
ユング、フロイトとザビーナの関係
患者・医者の関係以上の愛憎関係が生まれることを「転移・逆転移」
埼玉県行田市 稲荷山古墳
「さきたま史跡の博物館」
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広く浅く,興味ある様々な事象を追いかけ,事実を明らかにしていく.が,いかんせん視点が科学者ではないように感じるので,各事象の深度が物足りない.入門書といった感がある.
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文藝春秋の巻頭随筆を記載。特に、アイヒマンは、凡人だったかが印象的。
アイヒマンの最後の言葉「もう少ししたら、皆さん、どっちみちわれわれはみな再会するのです。それは人間の運命です。私は生きていたときgottglaubigだった。ottglaubigのまま私は死にます」お進めの本は、「イエルサレムのアイヒマン」
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2015.01.10 立花隆氏の本は、何を読んでも刺激を受けます。少し日本の未来の明るさを感じることができました。テクノロジーはすごく進化している。
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○○を得ることが出来れば世界が変わる、という論調のドラクエ的な単調さは、本来あまり共感できないのだけれども、「四次元時計」や「核融合」など本書で紹介される革新的アイテムがもたらすであろう大変化には、牧歌的幸福を感じる。軽く読める、科学読み物。
1908年にツングースカに落ちた隕石が、あと4時間遅れて落ちていたらサンクトペテルブルグを直撃し、ニコライ2世が死んでいた、というようなモノの見方の面白いコツを授けてくれるのが、立花隆の本の良さだ。
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科学や時事などの様々なテーマについて、エッセイ風に書かれている。エッセイだけどアシスタントをつけてちゃんと取材を行ったらしい。コラムによってはちょっと感傷的な感があった。本書を読んでいて、エッセイはやはり、教養が高い著者のものが安定していると思った。これはよいエッセイ。「竹島の棚上げの合意」とか「東京のゴミ (夢)の島」とかはその時代にいなかったのでよくわからない面もあったのだが、本書を読んで雰囲気が伝わってきた気がする。最後の方で「STAP細胞」の節で「(私は文系畑出身だから)過ちを犯す人間を糾弾するより、そういう人間の心の内側を探る方に興味がある」と述べていたが、これにはとても共感を覚えた。理系の人間は一般に人の感情を考慮しない(できない)きらいがある。
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立花隆のエッセイということで久々に雑学的知識を溜め込もうかという意図で購入。
最初の方は正直単なる『エッセイ』であり、紙面の長さの都合もあろうが、単なる感想だけかなと。立花隆も老いたと感じたが、後半になるほど良い意味で知識のひけらかしが多くなり、得した気分となった。
立花氏らしい、科学技術に関しての紹介、楽観論も心地よく感じる。個人的には有人宇宙開発に日本が乗り出すことに氏が反対であることがやや意外ではあったが、得意分野を活かして伸ばしていけという主張には納得させられるものがあった。
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[次世代日本、参上]政治からテクノロジーまで、幅広い分野の書籍を渉猟し、莫大な知識と識見を有する立花隆が『文藝春秋』に掲載した巻頭随筆を集録した作品。科学分野の最先端に関するこれからの日本を見通す上で参考となる情報が詰まった一冊です。
「そんなことが起こっていたなんて...」と驚かされることの多い随筆集でした。そういった驚きの集積をあの立花氏が読み解いていくのだから、面白くないはずがない。本書を読むと、「次に生まれてくるときは理系に生まれたいものだなぁ」と文系の人は思わず考えてしまうのではないでしょうか。
また、新しい技術や製品の可能性に対して、もちろん考慮されるだろうリスクや問題を正しく評価しながらも、基本的には「楽しみ」に捉えている立花氏の見方が、なんとも言えず良い。年齢を重ねてからも柔軟な、そして長期視点のものの見方ができる人物として、やはり立花氏は一目置かざるを得ない人物だと思います。
〜アレクサンドリア図書館をヴァーチャルに誰でも持てる時代が多分本当にくるのだ。そのときこの世で最も必要とされる職業の一つが本のソムリエになるだろう。〜
その職業イイですね☆5つ
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立花がその昔に書いた
「文明の逆説」はド級に面白かったが、
こっちは表面をなでただけの、
ホントに軽~い話で、タイトルに文明の逆説
入れるんじゃねー詐欺じゃねーかと思うことしきり。
読んだ後、全部忘れるくらいの内容でした。
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日本の科学技術は超優秀。これらを利用するアイデアと投資が足りない?
・原子が見える自由電子レーザー「サクラ」。
・百億年に一秒しか狂わない「四次元時計」。