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ええーと、これは無理。小説世界うんぬん以前に音読できない。おれがなぜ日本人の若手〜中堅作家の本を読まないかって、音読できない作品が多すぎるから。おれはストライクゾーンが広いはずだけど、中身に入る以前にリズムが整ってない小説だけは苦手で、別にそのリズムは村上春樹エピゴーネンとか江国香織エピゴーネンとかのダサいリズムでも、今までにないカッコいいリズムでもなんでもいいんだけど、一定のリズムを刻んでくれないと読めない。翻訳小説って実は日本語が優秀で、翻訳文が読みづらいっていう人は文とか話のつながりが見えないってことだけど、ちゃんとした翻訳家を選んで読めば下手な日本語には出会わない。こっちのほうがよっぽどリズムがある。この小説は読点の打ち方が耐えられない。無理やり一個目と二個目を読んで挫折。本人見たことあるから間隔置いてもう一回だけ読んでみるけど。そして内容もなあ、なんで皆こういう世界が好きなんだろう??固有名詞のない世界って、すなわち特定できない世界を書く人っていっぱいいて、それは小川洋子とか素晴らしい人がいっぱいいるけど、やりゃいいってもんじゃない。・・・何にもこの小説のことを書いてないので、あとで補足。
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知り合いが「世界に対する漠然とした不安のようなものに共感する」と言っていた。イマイチ比喩表現のテンポに乗れなかったので読みにくかったが、時間軸がぐねぐね動く感じは面白い。難民が印象深い。
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あまり読まないような本をと興味本位で手に取り、 1話目で挫折しました・・・。
絵本にしたら面白いかも、いや是非。
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たぶんヨーロッパの森のはずれにある家で、妊娠中の妻の帰りを待ち続ける父親と息子。妻のお腹の中の胎児にさそわれるように、幼い息子は森の中のさまざまな存在と交感していく。
『にぎやかな湾に~』の時のさりげないユーモアは影をひそめる一方、直喩や幻覚が過剰なほどに書きこまれていて、かえって感情移入を妨げてしまう。もうすこしさりげない文章の方が、母親と胎児が消失してしまうラストにも効果的だったのではないか。
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悪くないとおもうけどなあ。とっつきにく印象があるけど、少し我慢して付き合うとなかなかいい味がしてくる。
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彼と息子が森のはずれの家で妻の帰りを待ちつつ不思議な出来事に巻き込まれる物語。読み進めていくと彼らの存在すら良くわからなくなった。グロい表現もあり、楽しい話でもなく、ただもやもやとする本。
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読者は何を感じれば良いのだろうか。犬のくだりは不快だし、農夫の家族の歴史は不幸で不気味。妻が不在、息子と二人の時間は、ゴブリンが住む森のように薄暗く希望が無かったのだろうか。でも、だからどうした?文学は難しい。
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時々わかりにくい表現はあったものの、妻と第二子がいなくなってしまうところは意外性があった
しかし小野さんの作品は毎回おっぱいへのこだわりがすごいのと、糞尿撒き散らす人物が出てくるのとで…最初病んでるのかと思った