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浅田次郎氏の熱い語り口調で一気に読ませる摩訶不思議感動巨編。読み終わった気分的には「きんぴか」や「歩兵の本領」に近いと思われ。「ぜってーありえねーよーな」的な設定に「あったらこえーよ」的な人々が続々出てくる割に読後感が非常に爽やかという、すごい筆力というか周囲を省みない熱い魂というか。登場人物がすべて最後には救われるという朝田次郎マジックの真骨頂とも言える一冊と思います。今回★が3個なのは、ただ単にうっきぃが浅田次郎読んで泣かなかったからという、それだけです。
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ルイ十四世が寵姫のために建てた「王妃の館」。
現在は超高級ホテルで、簡單に泊まることはできない。
その「王妃の館」に宿泊することを目玉にしたツアー2種。
ひとつは超高額ツアーで、もうひとつは超低價格ツアー。
企畫したのは倒産寸前の旅行會社。
ところがダブルブッキングだといふのだから堪らない。
ひとつの部屋をシェアすることが果して可能なのだらうか?
ルイ王朝時代の物語と現代のドタバタツアーとがクロスオーバーする、奇妙な味はひの物語である。
2004年6月23日讀了
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まるでアニメを見ているような、分かりやすいストーリー。ユーモラスで、軽いけれど純粋に楽しめる。大好き。
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パリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿するすることになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて……。ぶっちぎりの笑いと涙満載の傑作人情巨編。
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舞台はパリのホテルに移したけれど、ストーリー的には私のめちゃくちゃ好きな『プリズン・ホテル』シリーズに限りなく近いです。
ホテルを舞台に、いろんな過去を持つ人々が偶然集まり、互いに癒しあい、励ましあって(と平凡な言い方をするにはあんまりふさわしくない怒涛の物語なんですが(笑))再生を果たす。
元気がよくて、やさしくて、ちょっとご都合主義だけどそれでいいと思う。
あまりにリアルで救いのない物語より、やっぱりハッピーエンドの方がいい。
ちょっと疲れているとき、幸せになりたいとき、泣きたいとき、オススメの本です。
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企画されたフランス旅行ツアーは超高級表ツアーと超お買い得裏ツアーのダブルブッキング企画だった?!へんな客ばっかりの添乗ツアーどたばた劇に加え、ルイ王朝の物語との交差。オカマも出るよ!
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二つのツアー客を同じ部屋に宿泊させるという、旅行会社のずるい考えで、ツアコン同士の作戦や、ツアー客のからみがおもしろい。コメディ。
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パリのヴォージュ広場にたたずむ「王妃の館」。かつてルイ14世が寵姫のために建てたという美しいこのシャトーは、現在では、一見の客はお断り、質の高さも敷居の高さもパリでナンバーワンを誇る超高級ホテルになっている。
〜紹介文より〜
思わず旅行へでかけたくなる一冊☆
ガイドブックにもなっちゃうとこがにくいね。
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自分も添乗員の仕事をやっていたのでとても面白かった!!
でも自分が現場にいたらと思うと・・・、恐ろしい。
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色々な人の人生がのぞけちゃう!
とにかくごちゃまぜ、ひっちゃかめっちゃかだけれど、最後は心があったかくなる!
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完全にコメディーっていうか、無理だろ!!って設定なのに、どうしても引き込まれてしまう。浅田次郎さんのすごいところだなって思う。
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おかまの姉さんクレヨンの、幸福の形なんてみんな似たようなものだけど、不幸のかたちはみんな違う。自分だけ苦労したと思って甘ったれんな〜みたいな言葉がとっても印象に残ってる。
ただ最後がちっと拍子抜け?
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ルイ14世の「王妃の館」ホテルを軸に、現代と17世紀、そして現代の中での光と影をオーバーラップする。読ませるのがうまいよねぇ。でもこれは小手先っぽいねぇ。
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初めての浅田作品。笑えるところも色々あるけれど全体的に無理があるような。ちょっとドタバタしすぎかな。
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やっぱり浅田次郎さんは期待を裏切らない。人の心を書かせたら、感動させる話を書かせたら、ほんとうに天下一品です。こんなにハチャメチャなストーリで笑えるのに、どうしてこんなに泣けるのか。
あなたについて行きます!!