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著者は1982年生まれ。元・毎日放送報道部記者、フリーアナウンサーを経て、2014年4月にNHK・BS-1 “国際報道2014”のキャスターとなる。同年8月末に胃がんと診断され、がん研有明病院で胃を全摘、TS-1とシスプラチンの抗がん剤治療を受ける。この本には2015年1月に番組に復帰するまでが記されている。タイトルは大学時代の友人の「未来のことは未来の奈々にまかせれば大丈夫だよ」という励ましのメールから。出版から半年後、黒木さんの訃報が伝えられた。店主(星野)は一時、よく民放のニュース専門チャンネルを見ていたが、そこで目立ったキャスターが黒木さんだった。“国際報道”に抜擢されたばかりだったのに、スキルス胃がんでも長生きされる方が増えてきたのに、残念としか言いようがない。
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2015年の2月が、あとがき
その年の9月に死去
143、私が悪者になりましょう
5年のうちに60~70%の確率で再発する
美味しい、という感覚がなくなり
食事が拷問のように感じる
ベリー食
NHKの人が親切
記者かアナウンサーか
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32歳で胃癌で亡くなったアナウンサーの黒木奈々さんが仕事への本格復帰の前、2015年3月に出版した自伝。同年7月にはリンパ節への転移が見つかり9月19日亡くなった。
小学生の時からニュースキャスターに憧れて、その夢を叶えるために高校、大学を選択し、2014年4月に念願のメインキャスターとして働き始めた矢先だった。治療中の一日一日の食べられたもの、できたこと、思ったことが記されている。心の中の葛藤も細やかに描かれていて、黒木奈々さんのことをなにも知らなかったのに思わず親近感がわいてきた。読み終わった後も、黒木さん頑張ってたんだなぁとふと思い出す。