紙の本
スゴイ小説!
2012/10/10 23:04
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:minami - この投稿者のレビュー一覧を見る
暗黒メガコーポが幅を利かせる「ネオサイタマ」を舞台に、「スリケン」を投げ、「カラテ」で戦うニンジャたちが跳梁跋扈する痛快サイバーパンクニンジャ小説。
戦闘の際でも必ず「ドーモ」とお辞儀をする、一般人がニンジャを見ると遺伝子に刻まれた恐怖によって失禁するなどといった、明らかに間違った日本知識や、英文をそのまま機械翻訳したような奇妙な文体から、一見すると色物ギャグ小説のようにも見える。実際そういうギャグ小説としての側面が強いし、ギャグ描写こそが最大の魅力であることは確かだが、しかし、妻子を殺された恨みからニンジャを殺す忍者となった主人公ニンジャスレイヤーを中心とする人間ドラマ、殺伐としたサイバーパンク描写も手抜かりなく、しっかりと作られていて、真面目に読んでも面白い。
こいつぁスゲェと膝を叩きたくなるような、スゴイエンタテイメントだ。
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「ニンジャ……殺すべし!」
◆◆◆◆◆◆◆
twitterで話題のサイバーパンクニンジャ小説待望の書籍化第一巻。
読み始めるとまず独特なアトモスフィアとマッポーめいた世界観の虜になる。そして気づいた頃には立派なニンジャヘッズへと化しているだろう。
舞台は現代の日本とは似て非なるサイバー都市、ネオサイタマ。
そこは人間とは一線を画す超常の存在「ニンジャ」が暗躍する恐るべきディストピアだ。
主人公ケンジ・フジキドはその身に古代に存在したニンジャの魂、「ニンジャソウル」を宿したニンジャでありながら、全てのニンジャを殺す者「ニンジャスレイヤー」を名乗る。ニンジャに命を奪われた妻と息子の復讐のため、一人の孤独な復讐者の長い戦いが、ここに幕を開ける!
ニンジャスレイヤーを語る上で外せないのが独特の「コトダマ」だ
それらは日本の文化を元にしており、聞き覚えがあるものが実際多い。だが我々の知っている物とはどこか異なっていて、新鮮な刺激を与えてくれる。
ネオサイタマの街中に溢れる文字、コトワザ、ハイク……そしてニンジャ。
そのどれもがエキセントリックでありエキサイティングなのだ。
また、本小説は現在もtwitter上で連載中であり、この本を読み終えたらインターネットですぐに続きを読み始めることが可能だ。
これはtwitter上でリアルタイム翻訳を行うほんやくチーム、そして原作者のボンド=サン、モーゼズ=サン……彼らの奥ゆかしい理念に基づいてニンジャスレイヤーは書籍化後も変わりなくインターネット上でアーカイブを読むことが可能なのだ。
興味を持った方は検索してアーカイブを読み、是非ともこの本を手にとって見て欲しい。
そしてツイッターアーのニンジャスレイヤー公式アカウントをフォローし、新鮮なニンジャ・アトモスフィアをあなたのTLに、そしてゆくゆくはリアルタイム実況に参加して欲しい。
我々ニンジャヘッズはニュービーの参加を奥ゆかしく歓迎する。
全てはニンジャなのだ。 ……備えよう。
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衝撃はしる!!!
求めていたニンジャがここにある!!
もう、脳汁でまくり!!トリップ!トリップ!
なんというワザマエ!タツジン!インガオホー!
ニンジャ!殺すべし!
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ニンジャ殺すべし。慈悲は無い。
凄い小説!痛快な展開!ヤバイニンジャ!実際分厚い!豪華なウキヨエ!
140字制限のアトモスフィアを再現しながらも縦書きで書かれていて、まとめ読みというだけならば電子媒体より遥かに良い。
しかし書籍化されてもツイッターのログは消されたりしない。まとめも残っている。公式HPには試し読みもあるし実際オススメ。
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テンポの良い奇ッ怪な訳文が魅力といえば魅力ですが、
それを差し引いても、劇画的アクション小説として比類なき魅力であります。
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Twitter連載時と同様、いきなり「これまでのあらすじ」から始めるその英断に
ニュービーヘッズは失禁!
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#njslyr ドーモ、悪いニンジャです。アイエ⁉アバーッ!Wasshoi!ドーモ、ニンジャスレイヤーです。ニンジャ、殺すべし。慈悲はない。イヤー!グワー!爆発四散!…という大変痛快な世紀末サイバーパンク小説だった。二巻も楽しみである。
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最初はネタ的に楽しんでいたけど、ストーリーも普通におもしろい。
アメコミを字で読んでる感じ。wasshoi!
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ストーリーはくだらないけど、オリジナルなのか訳者によるものなのか、むちゃくちゃなセリフがとても楽しい。
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ソーマト・リコール。
コウボウ・エラーズ。
ウシミツ・アワー。
オイランドロイド。
サンズ・リバー。
サイオー・ホース。
そしてチャメシ・インシデント。
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音楽ネタからのパロディが多かった。邦洋ロック好きならニヤニヤすると思う。(Twitterで公式に架空?のサントラが挙げられてるのでぜひ)もうちょっとスモト…相撲の地位が高かったほうがいい気がする。アニメじゃなくて実写B級映画化したほうが作品の名声をさらに上げそうではある(無理)。仮面作家説もありそうだけどそれ勘定してもすごいというか面白いしなんかこれ全体の胡散臭さというかサイバーパンクさに合ってるというかなんというか。
ただシリーズ全部読みつくそうと思うと忍者ヘッズ的にややカルトになる必要がありそうだと思った。
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一度ハマると中毒になります。
とにかく「wasshoi!」「ゴウランガ!」等と言いたくなること間違いなしです。
お気に入りの話は「ラスト・ガール・スタンディング」。
ヤモト=サンとアサリ=サンのユウジョウは素敵でした。
皆でカラオケに行くところ、ヤモト=サンが普通の女の子としての遊びを楽しめている様子がとても心に残りました。
「マッポーの世に救いはないのか?」
「ニンジャが出て殺す!!」
煽りが強烈に頭に残ります。
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ニンジャ・アトモスフィアに触れることで、日常でヤクザスラングや忍殺語が飛び出るようになることはチャメシ・インシデントである!
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やっぱツイッターで小説書く、って事が
無理なんじゃないかと思う。
非常に面白いネタやけど、ブツ切れ感が勿体ない。
なんつーか、馬鹿くさい日本観が、狙いって分かってても
ちょっとええねんけどさ。一言で言うなら、惜しい。
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「ゼロ・トレラント・サンスイ」
「べイン・オブ・サーペント」
「ネオヤクザ・フォー・セール」
「メナス・オブ・ダークニンジャ」
「キルゾーン・スモトリ」
「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」
「アポカリプス・インサイド・テインティッド・ソイル」
「レイジ・アゲンスト・トーフ」
「サプライズド・ドージョー」
「ラスト・ガール・スタンディング」
「フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ」
「ボーン・イン・レッド・ブラック」(初翻訳)