紙の本
まだこのころは
2023/11/29 14:17
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投稿者:ロンバルド - この投稿者のレビュー一覧を見る
近年やや極端で笑えないなと思っていたら… 初版当時は鋭い視点から芸人を文章で描いて笑わせてくれていたのに残念です。
紙の本
率直さが危うい対人ルポ
2018/02/09 09:54
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投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
水道橋博士は率直で危うい。純粋で狂気に近いスタンス。そうした人付き合いがこうした人物を集めるのか、自分から求めるのか、仲良いようで、裏切りを許さないというか、一歩間違えると敵対しかねない交遊関係が語られて安心して読めない。身を削るようにして作られた文章は気軽に消費していけないようで非常に疲れた。
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2015/4/11 Amazonより届く。
2015/9/8〜9/18
週刊文春での連載で知った博士の「藝人春秋」が文庫化されたということで購入。噂に違わず面白かった。博士なりの切り口で藝人の凄みが浮かび上がる、独特の文才を持った人だ。そのうち、文春に連載されていたものも書籍化されるだろうが、今から楽しみである。
また、オードリー若林の解説文も素晴らしい。ピースの又吉が芥川賞受賞で注目を浴びているが、他にも文才を持った芸人さんたちが沢山居そうな気がする。
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お笑い男の星座からしばらくして、少し慣れたせいかより面白くなっていた。世代もそれほど離れていないせいか、随所のダジャレもしばしツボにはまる。しかし終盤で、がーんと一撃を食らう。
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各エピソードに後日譚があるが、それをもってしても古いので、これは単行本のホットな時期に読むべきだった。
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昔から、水道橋博士は文才があると思っていましたが、本作に於いてもその力量は衰える事がありません。様々な芸能人にスポットを当てた内容に、「芸能界」と言う未知の世界を少し知りえる気分に。そこは、テレビで見る姿と言う物は幻想なのか。
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文章化されているのに盛られてる感が少ないのは、対象者と自身を相対化できているからなんじゃないか。そこを気にする必要のない飲み屋談義でこんな聞いたら100倍面白いだろうな。
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水道橋博士による芸人に対するノンフィクション。水道橋博士の本は始めて読んだけど、この人は超絶に頭が良いなぁ、という印象。記憶力、分析力、構成力が半端ないというか。目次眺めて、目次の芸人に興味があるなら買って損無し。非常に読み応えがある割に、あっという間に読み終わってしまった。
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芸事とかクリエイティブな仕事に就くと、まず自分の好きな表現スタイルを模倣しようとするじゃん。その模倣のレベルのチャンネルを一つ変えるんだぁ。例えばギタリストがギターを持って『アイツの鳴らしたあの音を自分も鳴らしたい」って思っちゃもうダメなんだよぉ。アイツがあの音を鳴らした時の〝気持ち〟をコピーするんだよ。衝動を。そうやっていくとオリジナルで一生現役でいられるんだぁ。
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居酒屋で聞く、そこにいない人のエピソードっておもしろくないわけないじゃないですか〜。そこに悪口を混ぜて悪ノリでおもしろくするかしないかで、話し手の人間性がでてくると思うのですが、本作は圧倒的な愛情にあふれた水道橋博士の人間関節日記というピッチです。あたかもその人とシンクロしてんのかと思うほどの、内面描写ですが、書き口が愛情にあふれた第三者視点なのと、エピソードの構成が圧倒的にエンターテイメントとして質が高いので、後味も爽やかで、悪口を聞かされて、疲弊する感じはまったくなく、一気に読ませる勢いがあります。
おもしろかった!
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名著「お笑い 男の星座」に続く、芸能界の巨星・怪人・名人たちの物語。
芸能界とは普通じゃない人たちで成り立っている。その普通じゃない世界に、私たちは憧れて羨望し、勝手な想像で芸能人を語り合い、娯楽の提供を受けている。綿谷りささんの「夢を与える」を合わせて読むと、芸能人の普通じゃなさがより理解できると思う。
本作品では「2013年の有吉弘行」が、最も普通じゃない世界を表していると思う。
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皆さんがめちゃめちゃかっこいい!博士の表現が素晴らしすぎました!
有吉の帯の言葉、「困るんだよなぁ…、あのクズ野郎のことで泣きそうになった。」がピタリと来ます。この言葉もってこれる有吉もさすが!
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面白さにかなりばらつきがあると思った。紹介している人が面白ければ面白いし、そうじゃなければ面白くない。甲本ヒロトとポール牧が面白かった。
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昭和の芸能の世界で生きる人々を水道橋博士という異才が書き上げた本。面白い。
古館伊知郎が報道ステーションを辞めるということで、この本を思い出した。
古館が報道ステーションをやるまえのことが、軽妙な語りぐちで書かれていて、彼がまたバラエティー番組に出るのかと思うと末恐ろしい。言葉の洪水が。
一番面白かった、笑いをこらえたのは草野さんの章。電車の中で読みのはきつかった。
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水道橋博士の人物評。
東国原英夫、ビートたけし、甲本ヒロト、松本人志など、そうそうたるお笑い芸人を博士の視点で書かれてある。
どれも面白いが、抱腹絶倒なのは、三又又三の話。
芸人としての本人は、笑ったことがないが、すべらない話で松本人志が取り上げることも多い三又。
やっぱりすごい人なんだと思う。
オードリー若林の解説も面白く、この人が本を書いたら読んでみたいと思った。
芸人になるような人で、味のある人たちには、既存の教育制度に適合できず、お笑いの世界で初めて他人から承認されたような人も多いのだろうと想像した。