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2008/8/15
単純でおもしろ怖い。
結末も含めて外国のホラー映画のようにあっけらかんとしててあとくされなく楽しめた。
こればっかりじゃイヤだけどたまにはこういうスパコーンと単純なのもいい。
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学生寮で起こった失踪事件、特急列車の中の誘拐事件、女教師宅の強盗事件、この3つが同時に展開する。
“ありえねー”と思いつつ、面白くてサクサクよめる。緊張感もたまらない。なかなか。
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病院での待合の時間つぶしに二度目を読んだ。やはり、この人の作品は肩肘張らずに読めるところがいい。やや擬態、擬音が誇張されすぎて鼻につくところも無きにしもあらずではあるが、スピード感と読んだあとの爽快感はさすが。今回は物語の時間軸にのっとって意識的にページ数も少なくしたとあとがきにもあったが、薄さを感じさせない凝縮感があり、三つの舞台が疾走感と共に見事にリンクして結び合うところはお見事。
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様々な登場人物の視点で文章を書き、最終的にはそれらがひとつにつながるという著者が得意とする形で書かれた文章でした。
著者の作品は好んで読むのですが、いつものような恐怖感がなく、少し残念です。
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実は命に関わる病をかかえ、最後の思い出にと一人旅のために寝台特急に乗っていた坪内真夕子。実家には帰らず、自分の寮の部屋で静かに年末年始を過ごそうとしていた佐倉遥。そして、自宅でいつものように弟とケンカのようなやりとりを交わしていた藤岡智美。全くかかわりの無さそうな3人はそれぞれ、大晦日の夜にありえない事件に遭遇することになる。
物語が展開するのは、大晦日の23:45〜年明け0:30のたった45分の間。この間に設定したのは、携帯会社の規制によって、電話がつながらなくなる・・・というのが欲しかったからのよう。確かに、電話が普通に繋がってしまえばこんなことにはならない、というストーリーではある。現実にはありえないようなスリリングなことが起き、それをおもしろく読ませる力があるのは今まで読んだ2作で証明済みだが、それに加えて今回は、全く別の3つの視点が最後1つに重なり合うという手法がとられている。が、これに関してはまだまだかなぁと。「うわ、すごい!」という快感ではなく、「無理矢理やなぁ」と思ってしまった。あと、犯人が思わず罪を自白してしまうところ。
もし、本当にいなくなった坪内さんが、
”手術”とやらのせいで、赤ちゃんごと・・・
この一文は、ものっすごく不自然。そんなひっかかり方しないって。ちなみにここでもラジオのDJは登場。これも実は物部さんだったりする?
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いつもこの方の本では、
「うおお、続き気になる!止まんない!止まれない!でもまだこんなにページ数残ってる、厚っ! これ一体何時に読み終わんのよ!!」っていう変な焦燥感と
読み終わった後の「つ、疲れた……」っていう体に力の入らない、ちょっとボヤーッとする時間が好きだったから、
この本は厚みが薄くてこの好きな脱力感を味わえなかったのが残念だった。かも。
面白かったけどね!
いつもの如く「え?! ええ!? なにそれ!?」って驚かされっぱなしの良い読者だったけどね!
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誘拐事件、失踪事件、強盗事件、と事件てんこ盛りのハイスピードなサスペンス。とにかく全編盛り上がりっぱなしで目が離せません。どんでん返しに次ぐどんでん返しな展開も、実にパワフル。最後まで文句なしに一気読みでした。突っ込みどころもちょいちょいあるけど、それも味わいの一つだよね。
全部ばらばらに見える事件がすべて繋がっているところも見事。結局ラストまで○○が一人もいない、というのも、「そんなはずないだろ!」って思いつつも、後味のすっきり感には繋がっています。
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今まであまりミステリー小説は読んでこなかったけど、本屋さんにオススメされて読んでみました。
ある事件について、色々な人が絡んでいて、しかもタイムリーに書かれていて、すぐ読み終えてしまう一冊です。
一文一文がすごく短いです。
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良くも悪くも非常に読みやすい
ジェットコースター本でサクサクと読み進められます
別々の場所で起こる3人の主人公の事件が最後に一つの出来事に集約されます
細かい描写が大雑把に感じられますが
そこさえ気にしなければ楽しく読める一冊です
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寝台列車で一人旅をしている真夕子がラジオを聞いていると
同じ列車の中に誘拐犯と人質が乗っていることを知った。
同時刻、真夕子の寮のルームメイトである遥は
去年起きた女子生徒失踪事件について調べている新聞部に捕まり
食堂で情報提供者を待つことに。
さらに寮母の娘である智美は自分の家に入ってきた強盗から
必死で逃げ隠れていた。
大晦日の電波規制時刻に次々と起こる事件の真相は。
カバーデザイン:岩郷重力+WONDER WORKZ。カバー写真:Photolibrary/gettyimages
このミス出身という謳い文句で期待してたのだけれど
ライトノベルっぽいというか描写が現実味にかける…
自宅に強盗が入ってきたらこう易々と移動できないと思うんだけれど。
無駄に叫ぶし擬音は多いし血は出るし。
解説で『ジョジョの奇妙な冒険』好きだとあって大いに納得しました。
本当あの絵でこの話再現できると思う。
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XXの作者上甲 宣之の新刊です。
今までの3作品と比べて薄いですw
やはり彼の持ち味のスピーディーな怖さが随所に
現れてますw
携帯電話の使用が制限される正月午前0時前後の45分間のお話。
別々の場所で起こる事件、それぞれ3人の主人公がどのようにしてクロスされ一本の線に繋がるのか。
本自体が薄いので読みやすいですがその分内容もちょこっと薄いかも。
それぞれの背景をもっと書いて欲しかった気がしますね。
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最初は、どうかなと思っていたのですが、途中からは飽きずに最後まで一気に読みきって楽しめた感じです。
3つの話がつながる様は、ちょっとあっさり目で、もう少し含みを持たせてじりじりとでも良いかなとも思いましたが、テンポ的には軽快に行けたので、これはこれでよいのかも!?
「そのケータイはXXで」の人なので、そこそこは安定感があるのかなぁ。。。
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この人の持ち味が疾走感と、
いろんな人や出来事が一点で収束するってことだと
わかってはいるのだけれど、
それにしたってご都合…
って思ってしまう私は心の狭い女…??
他のはもっと疾走感とスケール感があったんだけど
今回のはずいぶんこじんまりしてたな。
あれ、もしかしてこれも書き下ろしとか??
それにしても、登場人物がラジオを聞いて
事件に巻き込まれるパターン、そろそろ卒業して頂きたい・・・
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大晦日の23:45~元旦0:30まで、45分間のミステリー★
寝台特急の中で誘拐事件に巻き込まれる。
高校の寮で奇妙な噂の探究に巻き込まれる。
自宅に殺人鬼が侵入してくる。
侵入してきた殺人鬼との格闘場面は、なんだか気分が悪くなるくらいリアルで恐いです。。
読み進めていくうちに、バラバラの場所で起こった事件が、少しずつつながっていく…その感覚はなんとも言えないですよ☆