紙の本
黒子の後継は?
2015/11/02 13:10
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投稿者:BAY - この投稿者のレビュー一覧を見る
不格好経営と対で読むと一段と理解の深まる本。逆にいえば、DeNA理解という意味では単体では少し物足りないかも。内容も、黒子の黒子たるゆえんか、引いて裏で支えた話が多い。単なるポット出のIT企業ではないことがうかがわれる。でも、彼がいなくなると、この役割はだれがするのだろうか、との疑問も浮かんでくる。そこが解決されれば、DeNAは、主力の事業を変えながらも、長続きしていく企業になるだろう。
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サラリーマンから南場さんとの出会いにより、
役員、そして、球団のオーナーへ。
それは目の前の仕事一つ一つに努力されてきた結果なのだと思われる。
また、周りの意見に流されず、自身の考え方を尊重されてきたことも大きいと感じられる。
テンポよく読みやすい作品でした。
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『不格好経営』の外伝といった趣きの本。
同じ出来事でも人が違えば見方が違うので、ひとつの会社がいろんな困難を乗り越えて大きくなっていく過程を複数の視点で見ることができるのは面白い。
また、こちらの本では DeNA ベイスターズ成立への過程が語られていて、プロ野球・スポーツビジネス関係に興味のある人にも面白いと思う。
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野球界に参入した時のこと,自らの銀行員時代, DeNA へのジョインと様々な事件簿,そしてベイスターズのこれからのこと,という構成.
銀行員時代の話はよくある経営者の自叙伝といった「よくある感じ」は否めず.
DeNA の成長する過程は,いろんな事件がありながらも総じて勢いのあるなかで王道を突っ走ったんだなという印象.当事者として綴るのが苦しい部分も読み手にわかりやすく伝わっていることも含めて,読んでて面白かった.
ベイスターズ買収については,当初積極的に「モバゲーベイスターズ」とサービス名をチーム名に冠することを検討していたがかなわず,「DeNAベイスターズ」としてでもベイスターズを買収するべきかと検討したこと,その結果として DeNA という企業のブランディングをそれまでに無い深さで検討した,という話が非常に興味深かった.
「上手く行かなければすぐ売り払っちゃうんでしょ」という声に対し,長期保有でしぶとく,そして地域に貢献した経営をする姿勢を見せれば DeNA という企業に対する世間の見方も変わってくる,というのも球団保有のメリットの一つだという.
なるほど,さまざまな成長痛を伴いながら,そしてあまり理解の得られないような「モバイルでのゲーム」で大きくなってきた企業からみた日本プロ野球の魅力にはそんなものもあるんだな,と興味深かった.
ただ,「横浜にとっては利益にならないから交流戦を減らした」など,一人の野球ファンとして疑問に思えるような発言も少なからず見受けられて,なんだかなぁと思ったシーンも多い.そこも含めて包み隠さず言っちゃうのがこの企業の,この人のよいところだとも思うんだけどね.
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住友銀行京都支店長は京都著名人の裏人脈表を持ってたとか、楽天は露骨に球界参入を妨害してきやがったとか、ベイスターズとしては交流戦は金にならんので思い切って減らす提案したとか、かなりオープンにぶっちゃけてる。不恰好経営とかぶりうるが、他の目線からでひとつ、と前書きにあったが、被ってるところはあまり魅力的ではなくかぶっていないとこのほうがいきいきしてた印象。
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球団買収の裏話はもちろん、何よりも会社初期の半端ないバイタリティーが感じられて、刺激になる。
熱量高い一方で、冷静に俯瞰的な物事の見方を絶対に失わないところがすごいな。
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DeNAの裏側。
南場さんが表側なら、春田さんが裏側かな(けっして悪い意味じゃない)。
結構オススメよ。
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DeNAの経営者が描く、経営の舞台裏。球団設立や社長交代などここまで描いていいのかというくらい。経営のレイヤーでおきていることが知れる貴重なノンフィクションとして楽しめた。
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1992 京大法卒 住友銀行
球団経営 広告費として1000億を超える
渡邉恒雄氏 公の場に出る時の渡邉さんは、強面の「渡邉恒雄」を演じている
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DeNA取締役会長春田氏が取締役退任をタイミングで上梓。
主なエピソードはプロ野球参入と行政対応(東証/公取/総務省)周り。
特に、行政対応周りは細かなHackの記載があり、
上場準備及び行政対応を行う際はそのパートを再読したいと思う。
また、春田氏独自の経営哲学に触れることは少ないが、
彼の人柄や南場氏・守安氏との人間関係が透けて見えDeNAの理解は深まる。
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DeNA元会長の人の本。南場さんの本に続いてこれもなかなか面白い。
プロ野球球団買収についての当事者の話は貴重だと思う
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事業をやるつもりでdenaに入って、ずっと管理サイドだった、というところは面白い。
ただ、不恰好経営、と比較すると、ぶっちゃけ話が少ないせいか、物足りない気がする
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DNAの元会長春田さんのDNAの不恰好経営の舞台裏を綴った話。南場さんの本の対になっている内容。春田さんがDNAと巡り合うまでの件が自身には刺さりました。メモ。(1)最後の決断は部長がするが、部下たちはその前に自分がどういうことをしたいかを考えて行くのが住友のやり方といえた。仕事に対するアプローチの仕方が違っていた。
(2)高いところから始めれば、後で落ちて行っても合格点ギリギリのところでゴールに辿り着けるチャンスが残る。
(3)出資比率というのはある程度固まってしまうと、中々修正する事が出来ない。…より多くの経営の自由度が得られたはずだ。
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DeNAの元取締役会長で球団買収の際に奔走され、同社の発展を支えてきた春田真氏の生い立ちや同社での足跡等についてかかれた一冊。
球団オーナーとしての野球に対する熱い思いやDeNAという会社からみるビジネスとしての野球観など選手とはまた違った目線で見ている点は非常に興味深く読めました。
最近報道されたスタジアム運営会社の売却など収益にたいしてコミットしている姿勢もエンターテイメントとしてだけでなくビジネスとして飽くなき探求心をもって球団経営に臨んでいる同社の姿勢が本書を読んで知ることができました。
また、同社の創業者でもある南場智子氏の著者『不格好経営』とは違う目線で書かれたのDeNAでの出来事も非常に興味深く読めました。
特に、上場時の準備に関することや公正取引委員会が臨店した際の取り調べに関しては氏の思いと共に熱く書かれており印象に残りました。
あと、上場時の準備の激務の際にドラクエで息抜きをしていたというエピソードは心に残りました。
南場氏の右腕として、退任時には守安氏とともに経営の中心を任されてきた春田氏の『不格好経営』を読んだときに気になっていた春田氏の横顔が本書でわかりました。
銀行員時代、そしてDeNAでの経験が氏を更なる高みへとあげていること、そしてこの先また新しい挑戦でどんな結果を出していくのか楽しみになる一冊でした。
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春田さんのdenaやベイスターズへのスタンスを知れた。もっとdenaでの業務についてや仕事のしかたについてもしりたかった。