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麻衣はその日不気味な夢を見た。真っ白い男の子にまとわり付かれる妹の夢を。妹の心配をする彼女のもとへ、失踪の知らせが届いた。妹の失踪理由に心当たりがない麻衣は胸騒ぎを覚えつつ、単身で探し始めるが……。お次は結衣の姉である麻衣が主人公。失踪してしまった結衣を心配し、単身探すうちに、伽椰子、俊雄の呪いに触れてしまう。人々に呪いを振りまくのは、家だけではなかった。かつて伽椰子が子供が欲しいという執念を書き綴った日記やかつて伽椰子によって闇へ引きずり込まれた人びとを介して呪いが伝播していく。伽椰子と俊雄の異常とも言える執念が無差別に降りかかる様はお約束ではあるがこれがある意味呪怨の様式美かも? 今までは家に入らなければ何とかなっていた感じはあったが、呪いのスポットが無くなった(何故無くなったかは伏せる)事によって余計逆効果に。 ラストの何の希望も無い終わり方も下手に二人が倒されるよりずっと良かった。永遠に繰り返される恐怖……。そこに、終わりは無い。そして予断だが伽椰子と俊雄の最強タッグ恐ろしい。呪いの中心である俊雄を守る絶対的守護者伽椰子……。強すぎでは。