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紙の本
会社を休んでまで
2002/01/14 18:10
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦国時代の小説を読んでみようと思い、1番興味のあった織田信長を読みました。あまりの面白さに笑ったり泣いたり怒ったりし、時間を忘れ気がついたら明け方になっていました。このまま終えるわけにも行かず、会社に子供が風邪を引いたから休ませて欲しいと電話をし、子供を保育園へ行かせ、2日かけて5冊をいっきに読みました。織田信長の幼少からあの本能寺までことこまかに書かれていて、とても面白い作品なのでぜひぜひ読んでみてください!!
紙の本
人間織田信長
2003/10/07 19:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
山岡荘八さんといえば「徳川家康」(全26巻!)ですが、まずは全5巻の織田信長から。
今川義元を討ち取った桶狭間の戦い、姉川の戦い、浅井長政との戦い、本願寺の焼き討ちなど戦国武将だけに戦の話も多くありますが、どの戦もやはり戦っているのは人間。
その武将武将の個性や、家そのものがもつ気風、そして時勢などが複雑に絡み合って、ドラマチックです。
戦自体は、天下統一という、ある意味今では有り得ないステータスを得るための野心からというよりも、目的は戦国の乱れを収めるためであり、止む終えない流血という面もあったんだという事がわかります(当然野心もあったかとは思いますが)。
戦国時代という生命がかかった混乱の中でも、人間は自分の性質を捨てられない。
そのことが哀しくもあり、綺麗でもあります。
死はあらゆる財産やステータスを超えたところにやってくるもの。
むしろ死を意識する機会が多いからこそ、確実に自分が所有していると言えるものが自分の信念や想い以外にはないと分かっているのかもしれないなと思います。
極限状態の中の決断だからこそ透けて見える意志の強さ・重さが、戦国時代の小説を読むときの醍醐味ともいえるでしょう。
戦に関する重い話もある一方、信長の天才的な戦での采配や、経済的な施策、人を見る目の確かさにも驚かされます。
傭兵制をとった点(兵農分離)、楽市楽座、豊臣秀吉が代表的ですが農民からの人材登用、鉄砲の積極的使用など、この点については色々な書物で分析されています。
この本はそこだけにフォーカスがあたっているわけではなく、信長が吉法師という名だった元服前から本能寺の変まで、織田信長を取り巻く人間関係が軽妙に描かれています。
信長のお目付け役であった平手政秀、正室である濃姫、徳川家康、家来である豊臣秀吉・明智光秀・前田利家・柴田勝家など、個性豊かな登場人物と信長とのやりとりがコミカルでもあります。
信長は衣服や装飾品にもセンスがあり、南蛮物を取り入れたり、豹柄の皮を2種類使った袴を履いていたりと、なかなかのおしゃれさん。
この本で人間 織田信長を感じることができ、ますます信長が好きになりました。
紙の本
信長
2020/06/22 05:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山岡荘八の傑作。大長編徳川家康を読む前に読んでおくべき作品。人と人とのやり取りが光る作風が生きている。
紙の本
やっと購入
2024/02/02 21:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のぼじい - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本が他の書店では置いてなく、やっと丸善さんで見つけ購入することが出来、満足しています。