紙の本
形容詞の使い方
2015/09/28 13:30
8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東野ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直200ページ足らずで読みやすそうだなと思い、手に取ったものの、全然読み進めることができないほどのつまらなさに嘆いております。
また、形容詞の使い方にも多々疑問を感じます。
なぜそこで「嬉しかった」という表現を用いたのか、という場面がいくつかあります。
紙の本
花火大会
2016/09/10 02:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
花火大会までは雰囲気が良かったけれど、花火大会が終わった後は
高揚感も物寂しさもなく、日常生活に戻って緩やかな坂道を下っていくような話に思えた。
作者はせっかく漫才師なのに、もっと漫才師にしか書けないような内容にして欲しかった。
余談ですが、花火大会の先輩の漫才は有名なエピソードなのでしょうか?
読んだ時に「あれ、この話知っているような気がする」と思ったので気になりました。
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投稿者:ちゃんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私には会いませんでした。太宰治の真似としか思えない。
電子書籍
期待しましたが
2015/11/24 23:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウィスパー - この投稿者のレビュー一覧を見る
山場が物足りないようにも思え、ちょっと微妙でした。
賛否両論いろいろありそうな作品に感じました。
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期待度が高すぎたから割りかし普通な印象、でも面白いよ、芸能人が書いた小説の中では群を抜いて。劇団ひとりとか太田光のやつよりはずっといい。や、それらと比較対象にならないくらい秀逸。
又吉が書くのなら純文学の一択だろと思ってたけど、エンタメ寄りだったね。もっと太宰太宰した作品書くのかと思ってたけど。エンタメ寄りだから随分と読みやすい印象でした。それに加えお笑い芸人というスポットに当ててるのもまた近い感じがあってよかった。
中身はわりといらーっとした。わたしは嫌いだな、神谷みたいな男笑。不器用で暑苦しくて、うざくてプライド高くて。でもどこかさみしい。愛らしい。うまくいかないね、世の中。思うようにはいかないね。
ラストのエピソードがなければもっと最後まで純文学を楽しめた気がする。西加奈子さんの「ふくわらい」に似てる気がした。なんとなくね。
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話題作という事で、いまさらながら読んでみた。あっ。こういう話なんや。もっと青春っぽいやつかと思ったけど、そういえば作者又吉。キラキラしてるわけなかった。文学好きそうな人の文章というか、言葉選びの箇所もありますがさらっと読みやすく、あっという間に読み終わります。お笑い芸人の書く、若手芸人のお話。才能あっても売れへん人もおる。でも神谷さん、めっちゃマニア受けしそうやのにな。お笑い芸人を志す、続ける事は大きなリスクのある事。その仕事を続けながら、自分も売れない側に転落する可能性もある上でこれを書いちゃう又吉さんはすごいなと思った。
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芸人さんでないと書けない本だと思いました。一般人とは思考回路がこんなにも違うのか、と。ちょっとだけ又吉さんの頭の中を覗けたような感覚になりました。
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すごいとは思うけど、芸人がお笑いの話を描いたということで、又吉の顔しか浮かばないんだよなぁ。
芸人の小説なら、劇団ひとりのほうが好きです。
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文藝春秋で読了。ずっと読みたかったが、文庫まで我慢していたら芥川賞を受賞し、文藝春秋で読めることに。期待値が上がりすぎていたのかもしれないが、面白いけど途中飽きるところもあったりして、同じ芥川賞を取り掲載されていた、スクラップ・アンド・ビルドの方が面白く感じた。
が、又吉さんの次回作は是非読みたいと思っている。
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純文学と評していいのか
大衆文学よりな気もしました。
淡々と進むストーリーの中に独自の感性と
異端な先輩と異質な自分。
適合していない加減が良いのかもしれません。
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火花。スパークス。
一瞬の光。けれど目に焼きつく。火花。
ぶつかり合い。激しさ。儚さ。花火の逆さま。
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まさに純文学。
古典のように美しい言葉や表現と、現代的で軽い文章が混在していて、最初は少し違和感があったけれど、読んでるうちに気にならなくなった。敢えての表現なのか、そういう文体なのかは謎。
ふたりの芸人の日常を一貫したテンポで綴っていて、人間の「生」を覗きみるのには丁度よく、早いペースで読み進められた。ただ、後半いろんなことがぼんやりし過ぎてるのと、基本的にイイヒトしか出てこないのが少し残念だったかも。
独特の視点なのか意図的なのか、感情的なシーンさえさらりとしていたので、のめり込む…というより、さらりと受け流しつつ見守るって感じの時間だった。読後感は悪くない。
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妹が図書館で借りてきたので、私も読む。
ちょっと難しい表現で書かれていたので、読み進めるにあたって少々大変かもしれません。
あらすじは一人の芸人(徳永)が主人公で、ある先輩芸人(神谷)に出会って、その人を師匠と慕って、その交流の話です。主人公はその先輩からいろいろ学んでいきます。芸人の厳しさも書かれています。売れたからと言って、最後まで芸人として最前線に立てられるわけじゃないんだと思いました。
神谷さんは終止お笑いに対して、ものすごくまっすぐに取り組んでいるけど、お笑い以外がどこか抜けているというか、感覚がずれているところに憐れみみたいなものを感じます。世間の感覚とのすり合わせがもう少しうまく出来ていれば売れたのかなぁと思ったりします。神谷さんからたまになるほどと思う発言があります。
最後らへんの神谷さんは憐れみを感じてしまいます。又吉さんはこんなこと思いつくんだなと驚きます。終わり方もそこで終わるんだと思いました。
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このタイプの小説は初めて読んだかもしれない。
入りから文豪の匂いをプンプンさせて導入に至り、
そこからは少し停滞するかと思いきや、小さな山を盛り込んでやがった。
ちくしょーと思っていたら終盤にかけて物語に引き込む筆致には、作者の顔なんてもう忘れて、文学として楽しんでいる自分がいた。
こんな結末ありかよっ!って思ったけど、読後感で余韻に浸ると、こういう終わり方がこの人の作品なんだ、これでしか成立しなかっただろうって思えてきた。
一作では判断しかねるけど、もっとたくさん作品を世に出して欲しい作家の一人だと思う。
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2015年39冊目。
不器用なほどの生真面目さ、愛すべき滑稽さ。
漫才の世界で出会った徳永と神谷、そして筆者の文章から溢れ出ていたもの。
「勇ましい者はいつも滑稽だ(小林秀雄)」
まさに、勇ましくあることとは何かを思い出させられた気がした。
同時に、数カ所で普通に声に出して笑わせてもらった。
ファンタジーに逃げず、大衆に媚びず、ただ切実に人生と文章に向き合ったのではないかと感じる。
再びこの本に浸りたいと思う。