投稿元:
レビューを見る
その「話力」のため、
本自体もすごく読みやすい。
ただテーマは話力というスキルの面もさることながら、
周りに流されずに貫く姿勢を感じた一冊。
相談に対してエピソードを交えながら答えているが、
「こうすべき」と強い言い方で押すのではなく、
「自分ならこうする」という答え方が印象的。
投稿元:
レビューを見る
いやはや、なかなか評価に困る一冊である。この本を読んでの感想を端的に言えば「やはり」か「厄介な御仁だ」と言ったあたりだろうか。
とにかく、芸人・土田晃之が百パーセント詰まったお悩み相談である。平然と質問者に「もしそう思えないんだったら、もう死んだ方がいいと思います」(203P)などと書いているのだから、本当に恐ろしいものだ。
内容面で言えば、以前からネットなどで批判があった彼の知ったかぶりについて、ドストレートに書いているところが印象的だろうか。
むしろ、どうやって自分が物を知っているように見せるか、という技術についてはかなり細かく書いていて、そういう戦略でテレビを生き抜いてきた彼のたくましさは本当に凄いとしか言えない。
そうした手法に対して、もちろん嫌だ、嫌いだという評価軸も存在するに違いない。
だが、彼はそうした評価を一切気にしていない。それは本書を読めばサルでもわかるだろう。この「嫌われるかも」という不安がないというのは大きい。この評価軸がないという一事で、彼はその特異な立ち位置を実現していると言っても過言ではないだろう。
濃密なエピソードなどには期待できないが(すでにテレビなどで語られているものがほとんどだ)、彼の思考に浸ることができる、ちょっと面白い本である。
とても常人には真似できないが、一つのポリシーとしては非常に興味深いものだった。
蛭子さんの本(「ひとりぼっちを笑うな」のこと)といい、昨今はこうした「他人を気にする必要はない」系の本が求められている傾向があるのかもしれない。
それはさておき、評価は星四つとしておく。質問に対する答えとして機能しているかや、彼の意見そのものへの賛否はあるだろうが、内容そのものは興味深い。特に巻末の実践例などは面白い企画だった。
投稿元:
レビューを見る
土田さんの努力家なところと戦略家なところがよく出ていました。
最初から最後まで、無理になれ合う必要なんてない、ってスタンスが気持ちよかったです。
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りた本。
新着本で見かけて、衝動的に借りた本。
芸人である著者が、トークについて、自分なりのやり方・解釈を書かれている。
芸能界だから通じるテクニックもあれば、一般社会でも使える考え方もあって、とても参考になりました。
全体をとおして言えることは、頭を使うことと、必要以上に悲観的にならないこと。かな。
失敗してしまっても、何故失敗したのか考えて、次に生かす。失敗はすべての終わりではないことの方が多いこと。
子供にいつも言っていることなのに、自分で出来ていなかったなと、反省しました。
投稿元:
レビューを見る
このひとが本を書くのか、というのが第一印象。話力に優れているというのも、ピンとは来なかったなぁ。じっさいに土田さんがしゃべっているのを想像しながら読むと、より気持ちが入って読めるように思った。私は最初から実用する目的で読むんじゃなくて、ミーハー的な読み方をしています。
投稿元:
レビューを見る
話が上手な人は、よく考えているし、勉強している。
土田さんもその一人なんだと思う。
勉強しない人間、考えない人間は、だめだ。
どれだけ才能があっても、だめだ。
一定の歳を過ぎると、使い物にならない。
どのような世界でも、長く生き残ろうと思えば、
勉強しなければならない。
それは決して楽しいことではない。
でも、それを続けることができる人が生き残るし、
最終的にプロと呼ばれるようになるのだと思う。
投稿元:
レビューを見る
著者自ら「自分ならこんな本買わない」と前書きで念を押す、ある意味「誠実な」本。まあ予想通りの内容だけれども、「尊敬している」と言いつつ何度も「悪い例」として上島竜兵を出すのが面白かった。
投稿元:
レビューを見る
ひな壇芸人と呼ばれるが、その中に様々な役割がある。
リアクションする人、ボケる人、天然系などなどが思い浮かぶが著者はその中でも家電やサッカーからガンダム、タッチ、ベルバラなど広範囲で豊富な知識を持っているので発言に説得力がある。
じゃあ全て詳しいかと言うとアメトークなどでくくりで出ている芸人さんの中には実はもっと詳しい人はいるらしい。
それにもかかわらずなぜそういう印象を与える事が出来るか?という例を豊富に紹介して相手を納得させる話し方言い方についての基本的な考え方を紹介している。
本書は雑誌で連載している相談コーナーをまとめたもののようで上司に対して、部下に対して等似たような悩みを相談している。
それを芸能人としての経験を踏まえ回答している。
実は言っていることは至極普通で、奇をてらっていないが結論に行くまでの思考の説明が分かりやすく面白い。
ひな壇でワイワイやっているだけのように見えるが、
実際は個人商店で将来の保証などない中で活躍する人なので裏にある覚悟や、本当は物凄く深く何度も考えている事はもちろん受ける人のコントを録音して文字に起こして、構造を勉強したり話し方を録音するなどして何度も遂行してわかりやすくブラッシュアップするなど、努力していることがわかった。
その反面上司に不満があって相談した人についても「上にかみつく勇気がなければ黙って芸をしろ」と説くなど
バランス感覚が非常に良い事も良く分かった。
気に入った言葉
・勉強なんてしたくない、遊びたいって、クラス全員が思っている。そこで遊ぶか遊ばないかは個人の判断で、努力できるか出来ないかも個人の判断。そこで努力した人しか結果は出せない。
・前に出る勇気の大切さ:前に出てケガ(失敗)しても、そこを修正して努力するようになるけど、最初からけがする事を恐れて出てこなかったら何もできない。でしゃばるのはダメだけど、ちゃんと場面を読みながら、前に出る若手はすごいと思うし、デキるな!って思う。
投稿元:
レビューを見る
雑誌に連載されていたツッチーのお悩み相談室を本にまとめたもの。というわけで、軽い感じでサクサク読める。
ツッチーの答えに共感できるところは多く、また、最初のほうで語られていたトーク術などは、是非とも参考にさせていただこうと思う。
投稿元:
レビューを見る
お笑い芸人の土田晃之が、文字通り交渉力について一問一答形式で説いた一冊。
実例にお笑い芸人の話などが出てきて、わかりやすい上に非常に面白かった。
投稿元:
レビューを見る
読みやすくて楽しくスラスラ読めます。
つっちーの人柄や思考回路は知れて面白い。
一方、タイトルと内容がややずれていて、期待していた欲しい情報は少ないと思いました。タイトルと目次だけみるととてもワクワクしますが、これは!という内容は少ないように感じます。
理由として、納得というよりは論破の要素の方が強いためであると思います。納得というと、同じ方向を向いて行動するような共感状態を生み出すことであり、win-winの関係をつくることを連想させますが、そうではなく、相手の逃げ道をなくしたり、自分への矢印を逸らすようなテクニックが多い印象です。相手と良い関係は築けないかと。
それでもひとつひとつが経験を基に論理的に語られているので説得力はあります。(これは!というものは少ない)
個人的に吸収するのは納得させるプレゼン術の余分な部分はばっさり削る、大きな声ではなす、納得させるトーク術の証拠を3つ押さえて順番にだす、コミュニケーション術のよく見られたい気持ちを捨てる
でした。
投稿元:
レビューを見る
期待したわりには、だった。
読まなくても、テレビでの態度を見ていたら
わかるかな、という感じ。
参考にはならないかな。
どうせツッチーが本を出すなら、
思いっきり、この人の趣味のジャンルを
この人の視点で書いてもらったほうが
面白いだろうな、と思います。、