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人生を楽しんでいる母子
2016/05/28 22:11
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投稿者:tomoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
10代でイタリアに渡り妊娠、出産後に日本に帰国してから再婚しシカゴへ、ポルトガルへ。再婚後以降は旦那さんの仕事の都合での海外生活だったとはいえ、それが今のヤマザキさんのエッセイにつながっていると思うと、人生なんでも一生懸命楽しまなきゃ、と思わせてくれる。
こういう生活についていかざるを得なかった息子さんの苦労は大変だったろうが、息子さんとの対談形式の会話はなんとも楽しく、順応性の高さは親譲りなのかもしれないと思った。
大変ながらも親が自分のやりたいことをあきらめず、人生を楽しみながら生きていることが、子どもにも伝わっているのだろう。
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素敵な本でした。
2019/02/12 23:46
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はこうしたら上手く(思い通りに)いきました、という本ではなく。とてもたくましく、柔軟で、気持ちが良くて、素敵な本でした。エッセイ漫画で登場していた息子さんが大学生になっていて、彼目線の話も面白かったです。
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ユニークな環境で育った息子さんが、どういう人間に育ったのか、ご本人の言葉でヤマザキマリさんという母について語ってくれて、同じ母として励まされる思いがした。子供は親の背中を見て育っている、というのを第三者視点から見られた。
でも、ヤマザキマリさんの本をほとんど読んでいる者からすると、話の内容は重複が多いのであまり得る者はなく、あくまでもエッセイとして楽しむに留まるところが少々残念。
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母親業に
「とらわれ感」はつきものである。
なにしろ、ほっといたら死んでしまう小さな命を
預かっているのだから。
しかし、命を守る事へのプレッシャー以上に大きく感じてしまいがちなのが、
良い母親にならねば、
理想的な母親に、
そして、子供を世の中の役に立てる大人にしなきゃ…
と、いう『評価A』を目指しての頑張り、なのではないだろうか。
これまで私も子育てに関する育児書や、
素敵ママのお洒落な毎日(なんというタイトル!(笑)
的な本をたくさん読んできたが、
最終的にどこを目指していたのか、さっぱりわからなくなっていた。
結局、
ヤマザキさんの本を読んで思った事は
>子は親の背を見て育つ、んだな~、という事。
四角い理想論の中に収めようと、ぎゅうぎゅう押し込んだとしても、
子供は純粋な目で母親を見ている。
そして、同じ血が流れているのだ。
ヤマザキさんは
才能溢れる文化人であり、子供さんだけではなく、
多くの人が憧れる女性ではあるが、
その出来上がった人格が、どうこうではなく、
自由奔放に生き、好きな地を彷徨った挙句、
結果的に今、子供と共にここにいるけど、それが何?
そのスカッとする様な子育て論は、
野生動物が言葉を得たとしたら、こんな風に論じるのではないか?
なんて気がして、心底共感できた。
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ヤマザキマリの自由奔放な生き方に憧れ、その育児に興味を持って読んだ。世界でいろんな経験をした人間は強い。私はそんな彼女に憧れるているので何かしら得るものを求めたけど、ママ友にはオススメできないな〜。価値観の合う人の本だから私にとってはすごくいい本。
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肝が据わっている。その時その時を、感じ尽くして生きてきた、極上のメッセージ。お母さんの役割は、自分自身がしあわせになること、子どもに人生は生きるに値するものだと見せること。あぁ、わたしは、子どもたちに、楽しい自分を見せているだろうか。生きてるって楽しい、って見せているだろうか。ていうか、生きてる楽しさって何なんだろうか?
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ヤマザキマリさん。
テルマエのビフォーアフターで文面が変わったなぁとは思っていたけれど、ここまでくるとかなり…上から目線ですね…
正直なところ、読んでいてぐったり。
特異な環境で息子が1人リッパに育ったとしても、本人の資質によるものかもしれないし、ドヤ顔しすぎでは…
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良い本。子育てに迷ったり、「素敵ママブログ」や周りと比べて自分ダメだなーと落ち込んだりしたときにもう一度読み直したい!!
p.156
子育ても、非常にエネルギーが必要なことですよね。いろんな感情を動かされ、いろんなことを考えさせられる。自分のダメさも浮き彫りになります。
だからしんどいときは、あなたの感受性が養われ、生きる力が鍛えられているときでもあるんですよ。
p.164
自分の存在価値を、そんなにすぐ移ろうものに頼るのは危ういんじゃないかな。他人の評価に左右されるより、「私は私で大丈夫」と頼れる自分を生きないとね。
p.174
私がデルスを育てるのにいちばん大切にしたのは、「生きていることは素晴らしい。誰にでも幸せになる権利はある」ということでした。大人になって嫌な思いをしても、歯向かえる力を養ってあげたかったからです。
(中略)
宇宙規模で考えることを、とりわけお勧めします。(笑)
p.196
「私はあなたを産んだもので、あなたのことを誰よりも愛しています。ちゃんと育てますのでご安心を。でも、母親である前にひとりの人間ですので、まぁ、失敗もあるかとは思いますが、全身全霊で頑張りますので、どうぞよろしく」
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ヤマザキマリの母親論。
著者自身はすごくインテリです。たくさん本を読んで色んな経験をしている教養人ですね。
資本主義社会や日本式の学歴社会を否定的に捉えていて、人間は自然の中で生きる事、心からやりたいと思う事を人に流されずにやる事、親の役目は子にそれを伝える事。
子供に東大に行かせたい、医者になってほしいと思うなら自分がなればいい。親の出来なかった事を子供に叶えてもらうのは間違いだ。
子供は親の背中を見て育つから親がまず自分を持つこと、自分の人生を生きる事が大切。世間体を気にしてたら本当にやりたい事もできなくなってしまう、世間なんか気にせず親も子もやりたい様に生きていいよというところでしょうか。
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子どもはあなたが思っている10倍は、あなたのことを愛している
あなたが大好きだから、わたしから離れなさい、大好きだから、自分の人生を謳歌しなさい
共感とともに、たくさんメモをしました。