電子書籍
不思議
2020/05/26 15:36
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投稿者:あー - この投稿者のレビュー一覧を見る
無料でダウンロード可能であったため読んでみました。作者について名前を聞いたことがある程度でしたが、読んでみるとそれはそれは面白くどんどん内容に引き込まれていきました。ハラハラドキドキする物語で、ぜひおすすめです。
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タイムカプセルの八年 辻村深月 ★★★★
トシ&シュン 万城目学 ★★★
下津山縁起 米澤穂信 ★
長井優介へ 湊かなえ ★★★★★
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当代人気随一の作家たちが紡ぎだす時をめぐる4つの物語.ジャックフィニィが大好きな私なので,”時”を扱う物語と聞いただけですぐに読みたくなりました.辻村深月さん,万城目学さん,米澤穂信さん,湊かなえさん.との作品も個性豊かで面白かった.本当に贅沢な一冊でした.
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・タイムカプセルの8年
このオムニバスの目的の辻村深月!
お父さんが素敵だーー、
展開が全く読めなかったけど、なるほどそういう結末!!なんだか優しい気持ちになれます。
・トシ&シュン
2人それぞれの夢が実現する部分
(そのニから四くらいまで)
だけでよかったかな〜!!
・下津山縁起
ちょっと思考が追いつかなかった、、
山に知性がある、って部分しか理解できなかった(笑)
・長井優介へ
実は初めて読む湊かなえ作品。
とても、好みでした。
何年ももやもや抱えたままだった優介を想像すると切なすぎるけど、最後はなんがか安心しました。
浩太がいいやつでよかった、、
不安だったーー(笑)
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これは面白い。どの作者もそれぞれの個性が光っててなお面白い。
辻村深月さんの作品は泣けました。憧れていた先生が実はほんとはダメ先生で、遊ぶことに団結力にと金八の真似事ばかりの先生で、少年時代彼に憧れて教師になると夢見た息子のために低音の父親が動く、という素敵ストーリー。タイムカプセルとかそういうのやりたかったなー。
万城目学さんの作品、実は縁があまりなくちゃんと読んだことなかったんですがこれまた面白く、くすりと笑っちゃう神様たちの物語。読んだことないような内容、展開が面白かったです。
米澤穂信さんの作品はインシテミルしかよんだことなかったのですが、これまたすごい。はじめ870年から始まり2873年まで続く山の物語。はじめは読みにくいし、どのように展開していくか想像できなかったのもあり退屈だったんですがなぞが溶けると、うわーと思わず笑っちゃう感じ。本当こんなの読んだことない!SF小説。
湊かなえさんの作品もタイムカプセルです。辻村さんの作品が良かったのでハードル高かったですが、これまたいいんです。ありがちなオチではあったけど、そのありがちなところがジーンとしてね。砂糖オチ。世の中きっと思ってる以上にそんな悪いものではないんだろうな。
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【収録作品】「タイムカプセルの八年」 辻村深月/「トシ&シュン」 万城目学/「下津山縁起」 米澤穂信/「長井優介へ」 湊かなえ
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辻村深月「タイムカプセルの八年」、万城目学「トシ&シュン」、米澤穂信「下津山縁起」、湊かなえ「長井優介へ」
米澤穂信さん目当てで読んで、米澤穂信だけ面白かった。
万城目学さんは結末の予想がつきやすいし、辻村・湊両氏は甘過ぎでダメだった。
(図書館)
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辻村深月さん、万城目学さん、湊かなえさん、米澤穂信さんと、
有名どころが集まったアンソロジー、テーマは「時」。
個人的には2つ入っているタイムカプセルネタが印象的で。
どちらも女性作家というのが、ふむふむと。
この年になると、折々で振り返りたくなる過去も、
中にはトラウマ化していて、思いだしたくないモノもあるけれど。
それはそれで忘れてしまえばよい、のでしょうか。
さて、カプセルの中に封じ込めた“想い”は、
どんなものとなっているのでしょうか、なんて。
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どの作品も非常に面白く、一気に読めましたね。この後に読んだ道尾秀介さんの『水の柩』も含めて、タイムカプセルネタの小説ばかりなのは偶然かな・・・。
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「トシ&シュン」は、「芥川」という名の編集者の登場を待つまでもなく、トシ、シュン、鳥居前ときた時点で、「杜子春」の枠を借りていることは明白で、「長井優介へ」はかなり最後のほうになって、裏・「一切れのパン」なんだな、ということがわかる。
ほかにも何か仕込まれてるのかな?
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読みたいと思った理由のタイムカプセルの八年が読めて満足。
ちょっと泣きそうにさせられつつ、くすっと笑えるとこがいい。
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タイムカプセルで始まり、タイムカプセルで終わるという構成が面白かった。
辻村深月さんの「タイムカプセルの八年」では、何よりも主人公の男性の造形が興味深かった。父親となっても子どもに関心のない男性の内面って、こんなふうなのか、と、とても新鮮な感じがした。考えてみれば、昭和の男性作家が描く男性はみなこんな感じだったのだが、今の時代に、女性作家によって描かれるととても新鮮で、かつ、許しがたい感じが強くなる。主人公の変化が救いだった。
万城目学さんの「トシ&シュン」は、もう、万城目ワールド全開でとても楽しかった。
米澤穂信さんの「下津山縁起」は、小松左京さんの作品を彷彿とさせるような、スケールの大きい話だった。
ラストの湊かなえさんの「長井優介へ」は、相変わらずダークな展開だなあと思いながら読んでいったのだが、ラストで思わず安堵の溜息が出た。
やっぱりラストには救いが欲しいよな、と再認識。
どれもみな、読み応えのある作品だった。
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さらっと読めるアンソロジー。
万城目さんの力の抜け具合が好きです。
いつもの長編小説も好きだから、そう思えるのかも。
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作家の色が出ていて面白かった。
特に湊かなえ。いつものダークサイドで終わるのかと思いきや…
いままで読んだ彼女の作品の中で最も良かったかも。
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<時>をテーマにというのと、辻村深月、万城目学が入っているのに惹かれて、初めてアンソロジーを読みました。
印象的だったのは、
湊かなえ「長井優介へ」。
タイムカプセルを埋める前に起こったある事件。
タイムカプセルを掘り起こすために向かった
電車の中で、その事件の真相が少しずつ
明らかになっていく過程がさすがだたなと思いました。
最後の爽やかさが良かったです。
辻村深月「タイムカプセルの8年」
も、タイムカプセルを巡る、今度は大人たちの物語。
万城目学、米澤穂信も、少し毛色が違って、面白かったです。