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みんなのレビュー15件

みんなの評価3.7

評価内訳

10 件中 1 件~ 10 件を表示

電子書籍

Oh!「昭和賛歌」出た~

2016/07/16 11:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る

全体的には面白かったです。
舞妓さんの置屋生活がどういうタイムスケジュールなのかとかしきたりですね。
なかには知っているものもありましたが、この主人公はかなりお金持ちな生活水準です。

ブクログレビューをみて、私だけではなかったのかと思ったのが、
「自慢しぃ」「主人公の気位の高さ」「私ってこおぉぉんなにいい女なの」エピソードがやけに多いです(笑)
それも、「個人の美学」がモロ出し状態で。これが原作のイタさなのだと思います。
個人的には私生児の姐さんもいるところで「うちって家柄のいい実の両親にこぉんなに可愛がられてん!」自慢は空気読めよ!だから嫌われるんだって!って思えました。
(子供つくりすぎてビッグ・ダディ状態ですよね、実家の親…。)

はじめはそこそこ欠点もあって可愛いものなのですが、やはりフィクションにおいて無欠な人物像と言うのはかえって魅力浅に感じるものだと再認識。
(「いけず」にしても乗り越え方が、良い記憶だけにすり替わってませんか?というくらい。
もっと悔しがったり、葛藤する姿に分量が有っても人間らしくてよかった。
答えとして「自分の座敷に呼んで、(人気のないお茶挽き)姐さん芸妓にも稼がせてやる」という語り方もなんだか、擦れた印象。)

舞妓というのは、作中にもあるとおり「人でなき存在」です。
ただ、咲也のようにそれを四六時中演じる必要は1人の女性としては感じません。

白粉を塗ることで一度本来の自分は「死」に、眉と目じりに「血」を入れることで人ではなき「生」を得る。
そのように京都の方に教わり、とても納得しました。いわば究極の「公私を分ける術」です。
座敷という夢幻の世界を演じるためと最初は思いましたが、
次第にそれほどまで区別しなければ精神的にとてもきついのだろうと思うようになってきました。

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2004/10/27 19:34

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2005/09/17 17:45

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2006/05/09 20:50

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2010/09/21 22:27

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2008/01/28 13:40

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2008/10/29 23:57

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2008/11/03 01:44

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2008/11/09 22:35

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2018/10/12 20:15

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