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設定が面白い
2021/02/03 17:23
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投稿者:zuka - この投稿者のレビュー一覧を見る
恐竜の遺伝子を持つハイスペックな攻めと生き物の心が読める美少年の受けという独特な設定が面白い。暴君竜という名に相応しい暴力的で支配的な攻めを心が広く感化されやすい受けが手懐けていく様は読んでいて面白かったです。
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血沸き肉噛み千切り
2020/10/06 23:13
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
恐竜BLとは何ぞやと思ったが、読み終えてなるほど確かに恐竜BLだと納得
何だかんだで受けの異常なくらいの包容力、というか許しの力というか、痛みが消えると怒りも消えるなんて変だよね
だって殺されかけた(普通死んでるって)のまで謝ったから許せるのだから愛の力だけじゃ納得できない
絶対あの特殊能力と同じくらいの特別な何かがあるに違いない(と勝手に思ってる)
随分残酷なシーンが多かったにもかかわらず、それ程嫌悪感もなく読めたのは文章力の賜物だろう、上手い作家さんだと改めて感心した
今後のふたりは勿論、生餌の皆や四人の竜人のその後が気になる
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シリーズ1
2017/09/17 22:39
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ブライトプリズン」でも、独特の世界観が特徴的でしたが、こちらの方も負けてはいないですね。
ただ、可畏の性格が受け入れられず、潤も、いくら心が読めるからって流されすぎな印象を持ち、あまり楽しめませんでした。
ラストは、良い感じになってきたので、今後は面白くなるのでしょうか?
潤の特性も、何かしらの理由があるのかな?と思ったのに、判明しないままだったので、気になります。
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受け攻め交互視線でおもろい。攻めが後悔するとこ、ズキンズキンきた。ただ、恐竜人×動物の心が読める人間、というトンデモ設定に萌えられなかった自分が残念。そして攻めがあまりにも暴君で引いた(笑)
ということでキャラにあまり魅力が感じられず、お互いどう惹かれていったのかよく分からなかった。最初がレ○プな割りにあっさり順応した受けとか(^^;そしてガチ殺されそうになったのに、後悔してるなら許す…なんて(T-T)もうちょいザマァ攻めを楽しみたいのに痒い所に手が届かないもどかしさが。エロ描写は多めでレパートリーも様々。流石です。
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私の中では高評価。すごくよかったと思う。
いや、あらすじで「俺の餌になれ」だの、恐竜BLだのってイロモノの匂いがぷんぷんしていたんだけど。確かにイロモノと言えばそうなんだろうが、思っていたほどヤバイ方向のものではなかった。
っつか、キャラ文庫の何でもあり感すごすぎてびっくりだ。
暴君竜とあるけど、カイは暴君ってほど暴君じゃない。そう振る舞うことで傷つかないようにしていたって感じに思えるから不思議。おそらく、それは受けの潤の受け入れ方にもよるのだと思う。この潤の方も問題ありと言えばそうなので、この二人が結ばれて終わるだけではなく、ちょっとその先のお話も読みたいなと思った。
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恐竜BLっていう新しいジャンルができるんでしょうか?モフモフとは一味違って、獰猛なラブが堪能できそうです。
笠井あゆみセンセとのタッグでエロスが倍増ですね。笠井センセは美麗なことは言うまでもないけど、このアングルが凡人には思いもつかない感じで素晴らしいです。カラー口絵もガン見のエロさです!表紙なんて攻がデカすぎて牙の中に潤がいるっていうはみ出し加減で迫力あります。
恐竜社会を現在の学園モノに融合した、ファンタジックな弱肉強食ラブ。
ある理由でベジタリアンの高校生の潤が、とても明るくポジティブでよかったです。物怖じせず何でも前向きにとらえる性格だからこその強さが感じられました。
潤は、ティラノの遺伝子を受け継いだ最強の男である竜嵜可畏にロックオンされ、「竜人」が跋扈する学園へと無理矢理連れてこられて、愛妾的立場の一号さんにされてしまいますが、とても彼らしいやり方で可畏の凶暴な心に近づこうと努力します。
可畏は、最初の印象は最悪でした。恐ろしく自分勝手で酷い男としか感じられませんでした。
でも、食うか食われるかの世界で生き抜くには非道を選ぶしかないんだなと納得。親兄弟コワすぎです!特に母親がコワい…
そういう意味ではトラウマが一番のテーマになっているかも。
恐怖に支配された者は、恐怖で支配する。
まさに可畏のことです。強くなければ意味が無いと信じて生きてきて、それが一転して覆される瞬間は圧巻でした。
…心を揺さぶられてしまい、涙でした。
ラブ面が意外にツボでした。野獣を手懐けるみたいな萌え。ただし、そこに至るまではかなり痛いです!心構えは慎重に。とにかく、潤が前向きで恨まない性格で安堵ですよ。
エロ的には恐竜BLなので、期待どおりにがっつり。可畏は十号さんまで囲って?いてちょっとうけましたが、そのわりに意外に一筋だったのが安心でしたw
新シリーズかと思ったけど、センセは一冊ものだと言ってますね。番外とかスピンオフが出たら読みたいです。
amazon小冊子は「愛情記念日」
甘いです!ラブラブ。手作りカッテージに感動。でも、チーズケーキは結局できあがらずw
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これ続編あることに期待して★5
とうとう恐竜がBLにっ。どんな話になるのかと手にしたときは少々不安でしたが、まぁなんともその世界観にどっぷり引き込まれました。どうかシリーズ化してください。
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初めて読んだ犬飼ののサンの作品。恐竜BLと聞いて興味津々だったけど、さすがに獣姦みたいな事にはならず…(まぁ恐竜相手じゃ無理よね) 血生臭い場面もあるし、かなりな暴君が攻なので好き嫌いはわかれると思うけど、面白くて一気読みでした♪
『人間社会に紛れて生きている竜人=恐竜と人間を掛け合わせて超進化を繰り返してきた、恐竜の子孫』という、現実世界にファンタジックな設定が盛り込まれたお話。主人公はそんな竜人の君主・可畏に見初められた、芸能事務所のスカウトが後を絶たないベジタリアンな男子校生・潤。
この作品は、可畏の酷い暴君ぶりに耐えられるかが第一のハードルかも(笑) 私は、可畏が隠し持ってる内面を潤が読み取ることに同調する設定でハードルをクリアしたけど、全く萌えない人も居るだろうな…
潤のポジティブさにはきっと読者も救われたと思う。可畏も文中で称賛しているが、ツラい経験をしてきた強さが陽の世界へ向かって真っ直ぐ伸びていて、可畏とあらゆる意味で真逆なカップルである。
だんだん甘くなる件がすごく良かったので続編があるのか検索したら、 犬飼さんのサイトでSSが読めて嬉かった!
最新刊は人魚だし、ファンタジーがお好きなのかしら?ちょっと気になる作家さん。
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初め恐竜人設定出てきたので、うわっ引くかも…と思い、ファンタジー系でイタイ方向に行くのかと心配したが、中々どーして新しい世界を広げちゃってくれましたね!
かなり血を見る痛覚的に痛い場面も多いのですが、他の方も書いていましたが潤くんの明るさポジティブさ、強さに救われましたね。ベジタリアンである理由もあまり抵抗なく読めましたし、そのどちらも竜嵜との関係を成り立たせる大事な動機になってましたね。
また、外面は暴君レックスなのに内面は傷ついたままの子どものような竜嵜と、器の大きい潤の対比が面白くて、いいカップルだなあと。最後にはレックス竜嵜も漢を見せてくれて成長したねwと微笑ましくなりました。
犬飼のの氏は冷徹さとか残酷さもキッチリ書ける方なので、後半潤と馴染んできたお妾さん同士のキャピキャピや側近ディプロさんたちとの関係の甘さとのバランスが取れていて納得の内容でした。
個人的に竜嵜が会食のテーブルを蹴って出て悶々グルグルしながら潤を探しに行って…という井戸の場面が大好きです。その前の、潤を拘束してディプロたちに…という朝の場面も緊張感に溢れててよかったです〜♡
これも他の方達が書いていましたが、是非、続編を書いてもらいたいです。是非!
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恐竜BLとか、業界もついにここまできたか、と思わず唸るような設定です。
分類としてはファンタジーなんですが、現代の普通の高校生で、
受は生き物の心の声が聞こえる、みたいな特殊能力があるくらい。
ああ、あとは攻が恐竜ということくらいで、剣と魔法の世界みたいな
作り込まれた世界観ではないです。
と、なんだかこう書いてみると、剣と魔法よりも更に濃いめの
ファンタジー臭がするな……と思ったんですが、ホントにかなり
濃いめです、色々と。
まず犬飼さんの暴力描写には、今まで散々眉を顰めてきたのですが、
これがこの作家さんの持ち味だと思うようになってからは、この
意味不明なDVまがいの行為を普通に読み流せるようなになりました。
特に今回は相手が恐竜で、理性でどうにもならない面と、色々と
オコサマな事情があるので特に気になりませんでした。
心の声が流れ込んでくるために、その気持ちに同調しやすいという
受の設定も、それがあるから好きになっていく過程に、あまり無理な
違和感がなかったです。
DVよりも何よりもしんどいのが、スプラッタばりの流血描写や、
内蔵だとか食いちぎるだとか、穏やかではない字面……。
もちろんそこには愛があるゆえの行動で、ふたりが非常に愛し合ってて
せつない展開ではあるんですが、そこはさらっとお願いしたかった!
挿絵は神々しいほど美しいです。
まず、BLの表紙なのに、ひとりしか描かれていないのが新鮮。
攻はどこに?
と思ったら、お口の中にすっぽり受をくわえ込んでました(笑)
BL界広しといえど、お口に受の身体をまるごと入れちゃった攻は
いないと思います……。斬新すぎてまじまじ眺めちゃった。
耽美な絵柄と耽美な話、そして濃厚なエロ成分。
意外なレーベルからの発行でしたが、非常に楽しく読むことが
できました。
続編出るなら絶対買う。
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色んな動物の擬人化はよくある話だけれど、この作品は恐竜の血を引く竜人・その中でも最強のTレックスと、本来は非捕食者である人間の男子高校生との恋。よくもまあこんな設定考えたな、と思うけれど、周到に計算された様々な設定のおかげで、まったく陳腐にならずにその世界観に入り込めた。恐竜だけあって、前編に渡って暴力描写が生々しく、人によってはDV受けてる内に依存し始めてしまう関係に見えなくはないんだけど、でも、主人公がちゃんと強い意志と主体性を持っているので、そこはちゃんと愛のある関係に描けているように思った。
ブライトプリズンでハマった犬飼のの先生だけど、この人の想像力には本当に感心します。これからもこのファンタジー路線でたくさん書いて欲しい。
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初読み作家さん。
攻め:竜人・可畏
受け:沢木潤
交通事故で死ぬかというほど血を流して大怪我したのにしばらくしたら回復していた。それは轢いた車の中にいた竜人が自分の血を与えてくれたからだと言う。動物の気持ちが流れ込んでくる潤には『一緒にいたい』という感情が流れ込んできて、それは可畏からだったようで?
可畏に気に入られた潤は竜人が人間社会の中で生きていくための養成学校である高校に転校させられ寮に入れられる。寮では毎日可畏に抱かれ身体だけでなく気持ちも心地よくなってきてしまっていて…。
ファンタジーは不得手なので購入後積んでいたのですがやっと読みました(笑)読んだら設定もストーリー展開も、ファンタジーにありがちな独りよがりだったり都合の良い展開だったりもなく、ちゃんと納得出来る内容で齟齬もなく、散りばめたカードもちゃんと回収して読み応えがありました。人間の潤が竜人である可畏を好きになって行く過程も、竜人の可畏が潤をちゃんと認めて尊重できるまでの過程も自然でした。
こういうちゃんと納得出来る設定の話ならファンタジーも良いなぁと思った作品でした。
(でも、この先生の虫シリーズは以前読んでみたけど序盤で挫折してます。あれは虫がモチーフなのが多分ダメ。擬人化がそもそもダメ)
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初・犬飼ののさん作品でした。すごくたくさんの作品があるので迷った中、これに選んで私的には良かったと思います。
まさかの恐竜BLでした。しかも、なんちゃって設定というか、冒頭にちらりと出てくる感じではなくて、ストーリーに食い込む感じで恐竜が出てきて、それが違和感ないのがすごいなあと。BLっていうジャンルはとても寛容的でもあるのかなと思いました。色んなスパイスを内包できるのかなと。
Tレックスの遺伝子を持つカイと、生き物の気持ちが「分かる」ベジタリアンの潤。この二人の設定が余すところなく生かされていて、それも素晴らしい…と読みながら何度も唸りました。
メインはこの2人なので、ほとんどはこの2人がいちゃいちゃべたべた、艱難辛苦を乗り越えて、更にいちゃいちゃといった内容なのですが(内容はシリアスなのに、潤くんが楽観的なのでそう感じる)、脇のヴェロキラプトルにだんだんと情が移って…。
読後、ヴェロキラプトルを画像検索したら、やっぱり私の好きな恐竜で、更に愛が増しました。続編では、彼らにも幸せが訪れないのだろうか…。
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恐竜化する人間×ベジタリアン、という数ある獣人ジャンルのなかでもかなり驚きの設定。しかし内容はBL。BLジャンルの懐の深さを感じる。まあリアリティとか求める方が間違ってるよねっていう設定なので問題ないんだけど、それにしても受けの精神性は謎だった。かわいい感じで描かれてるけど、常識的にはサイコパスレベルにありえない強靭かつ寛容すぎるメンタルの持ち主。エロは濃いめです。
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犬飼さん、初読み。何から何まで不思議な話。受の人権を無視した、やりたい放題の攻。高校生にして愛人扱い。いつでもセックスできるように、転校までさせる始末。でも、不快さや悲惨さがないのは、受が情に厚く男の子らしいから?
背景になる竜人がいる世界観は、アウトラインだけの詳細はぼかしたままで話が進み、最後の最後に実体化したものの、身内のごたごたとして収束する。ともすればチープ。でもこの不可思議さ、悪くない。
不思議設定なのに攻と受の恋愛に絞ったところが勝因なのか。溺愛に近い執着なのに、攻がそれに気づいてないところもいい。とにかくありがちな話ではないので、巻き込まれ攫われていったような読後が強かった。続編が気になる。