紙の本
原因があって結果がある
2008/10/19 15:00
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゆるめな日常編からハヤテの過去編に突入。連載初期の頃に張っていた伏線の回収が始まるみたい。なぜハヤテはあんなに有能なのかという疑問も、これを読めば分かります。初めから何でも出来る人はいないと。
過去編の完結は次の巻で。
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作者が「連載前から物語に組み込まれていた話」と説明しているエピソード「THE END OF THE WORLD」の一部を収録。
連載時随分長くやっていた印象のあるこのシリーズは次巻まで続く。
この過去話について、「恐らくこういう暗い話はもうあまりこの漫画には望まれていないだろうなぁと感じていたから」と書いているが、この感触はまぁその通りだろう。
それでも敢えて、展開を先に進めるためにこのタイミングで描くということは、畑氏は作品のまとまりを考えてダラダラと連載を続けることを潔しとしないタイプの作家なのだろうな、と改めて感じた。
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ふと思ったんだけど、ヒナギクは活躍すると直後にそのインパクトを上回る何かにかっさらわれ続けている気がする。気のせいですか?
前巻もいいんちょさんレッドにしてやられ、今回文字通りレッドになってアンラッキースケベイベントまでこなし大赤面パーティーだよヒャッホーイ!と思った矢先に最強クラスの強制イベントルート直行である。
なまじ基本スペックが高いと、失敗やボケが身につかない。ツンポコなお嬢様や基本ポンコツな泉と違って、不運な目にあうことが己の最大のアピールの場になってしまうのがヒナギクというキャラの最大の不幸なのだが、なにもイベント順でまで不運にならなくても。
そしていよいよの長編イベント過去編。
地獄のような重さである。いや、実際はその重さを緩和する小ネタがいっぱい散りばめられていて楽しくは読めるんだけど(さすが作者、こういうエンターテイメント性はぬかりない)。
困ったことにこの話が悲劇に向かうことはさんざん既知(作者が予防線として「悲劇に終わりますけど我慢してね」的な表現をあちこちでしていることもある。ちょっと皮肉だ)なので、アーたんとの時間が幸せであればあるほどその先の恐怖が増幅されるのだ。
恐ろしい、あまりにも恐ろしい! 幼稚園児が美少女とちゅっちゅちゅっちゅして同衾してることも含めて恐ろしい!
もうこの話は文字速を最速にする勢いでイベントをこなし終わるしか! と思っても泉の件で寄り道になるのか、ああ大丈夫か、指輪の件で何か起きるのか、ああ大丈夫か、などとおののいている間に以下次巻なのだった。お気楽なコメディのくせにどうにも油断ならないマンガだ。
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ハヤテがなんで強いのか、あんな性格になってしまったかを補完する過去編があるけど…
正直なところ誰得シリアス展開が続きすぎて面白味はない。
問題なのは誰得シリアスを長々とやってしまった事だろう。