紙の本
物語の主題がなー
2022/06/23 11:42
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投稿者:ミケランジェロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
普段少女小説を書いている(あとがき)というだけあり、主人公と小夜さんの恋愛模様のようなものが面白く思う。
一方で事件筋や動機がありきたりな印象を受けてしまった。特に登場人物が少ないため犯人をあてることがたやすい。無理に登場人物を増やす必要はないと思うがホワイダニッドなど心情の部分をもう少し読みたかったと思う。
推理ものとしてではなく、男女のじゃれあいなどが読みたい人むけであると思う。
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良かった。蓮十さんも小夜さんも可愛い。絵から出てくる居候たちも可愛くて楽しく読めた。
蓮十さんが書いた絵がみてみたいなぁ。
続編も出てほしい
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江戸を舞台に不思議な絵を描く主人公が事件を解決する話。
作中では主人公の描いた絵が原因なのかと思いきや人が起こした事件であるものが二つ。
主人公の絵が動いている様を描写した話が1つ。
主人公である蓮十とヒロインである小夜の掛け合いが面白かった。はっきりと恋愛描写を描かず、日々の会話の中に相手を想っているという気持ちをにおわせていて良い。
文庫一冊の内容なので仕方ないことではあるが、もっと主人公の能力を生かしたエピソードが読みたい。
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無難なお話といったところでしょうか。
キャラクターや江戸の風景に、魅きよせられる何かがあれば文句なしだったんだけども。
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絵師・蓮十と彼の周りで起きる変わった事件。蓮十とお小夜の関係などほのぼのとした面も交えつつ、人間の業の深さも描かれている。これからが楽しみな作家。
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「描いたものが実体化する」絵師の短編連作。事件帳的な二編と、歌川国芳が登場するコミカルなもの一編。小夜お嬢さんの恋愛フラグを折りまくってるのは、彼の育ちに由来する逃げですかね。
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主人公の能力と、それを取り巻く個性あふれる人たちとのやり取りは、江戸という場所ならではの、”粋”が感じられる作品だった。
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ラノベなんだろう。しかし、時代小説っぽさもとてもある。江戸時代の華やかな部分がテンポよく描かれていて素敵な小説。作者が女性向けのラノベを書いてただけあってなんとなくきれいな文章というか端正。
しかし蓮十くんの過去が知りたい。
続刊出るよね?
あと、国芳がいいキャラしてる
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舞台はお江戸。
ちょっと不思議テイストで恋愛ものでもある。
なるほど、ネタ的にも面白いし、さくさく読める。
お堅いイメージの時代小説だけど、こういったお江戸ファンタジー的な作品があってもいいと思う。
野暮天がお豆腐と類義語であるとはね(笑)
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主人公の蓮十はイケメンだが野暮天と言うよくある設定なので、読み始めはどうなのかな、と思っていた。
しかし、話の内容は面白かった。最終的な結末は読者に任せている感じもあるので、それぞれの結末があるのだろう。
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時代小説というものをあまり読まないのだけど
とても楽しめた!
奇しくも時を同じくして
絵の装具を題材にした本を買っていて(しかも絵が外界に作用する)
これはその中身、絵自体のお話であるので
なんだか巡り合わせというものを信じてみたくなったりなんだり
駆け出しの絵描き、蓮十の描く絵は不思議な絵
何が不思議かというと、その絵、
動き出すのです……
とにかく文体がいいなぁと思った
古式ゆかしい、動きがあっていきいきとして
こんな日本語表現があったのかぁ!とか
そうそう、こういうシーンではこう表現するのが素敵!とか
いちいち感動して読んでいた
内容も、どこか陰りのありながら
でもしゅんと立って生きている蓮さんが
自身の描いた絵を軸としていざこざに巻き込まれていくという
ファンタジー人間ドラマ
まだ、話に入り込んで共感したり
面白い!てことはないけれど
嫌いではない
とにかく文章がいい
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表紙に目が留まり、とっかかりの10ページを読んでみて、興味をひかれたので購入。
画竜点睛。
あえて点睛しないことで、絵に命を吹き込まないのは、描いた絵が動き出してしまうから。
そんな不思議な絵を描く絵師、蓮十が出会う悲喜交々。
設定とレーベルからもっとライトなイメージを持っていたけれど(ごめんなさい!)案外事件はヘビー。愛憎はいつの時代も鬼を生むということなのかな。
蓮十には、思い出したくない暗黒の過去があるらしい。けれど何度も同じ表現で言われてお腹いっぱいになっちゃったので、続刊は多分読まないと思う。
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江戸を舞台に描かれる浮世絵物語。
主人公の蓮十は絵師。
絵に纏わる事件だったり出来事が綴られた3編の物語。
表紙絵から女性を想像してしまっていたのですが、男性だったのですね。
描いた絵に命を吹き込んでしまう不思議な能力を持つという設定はなかなかに面白いです。
蓮十の過去には影があるようですが、今後明らかにされていくのでしょうかね。
登場人物達それぞれの背景も掘り下げられていくのを期待して、次巻も読みたいと思います。
蓮十の描いた戯画の兎、亀、蛙がなんだか憎めない感じで好きです。
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時代は文化文政期の江戸。石蕗蓮十という名の、駆け出しの浮世絵師がいた。彼の筆には不思議な力があり、描いた絵に命が吹き込まれ紙から飛び出してしまう。そんな筆の秘密を理解している地本問屋のお嬢さん・小夜、悪友の歌川国芳などに囲まれて、蓮十の周囲はいつも賑やかだ。
ライトノベル枠なのですごく読みやすい。江戸の雰囲気や登場するキャラクターは個性的でとにかくほのぼの。癒されました。
恋沙汰にめっぽー疎い蓮十と、そんな蓮十を慕いながらも素直になれないツンデレキャラの小夜との恋愛模様にも注目です。
続編に期待。
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描く物に命が宿って動き出してしまうという不思議な才を持った絵師・蓮十。その事から巻き起こる不思議な事件。歌川国芳が登場して楽しいし、読みやすい時代物ではあります。第3話は何ともやるせない結末でしんみりしましたが、どの話もライトで今ひとつ物足りない気もします。でも蓮十が版元に引き取られる前の経緯が気になります。