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吉田松陰編から続く2作目。
幕末の動乱の中で迷走、そして暴走する長州藩。終盤はまさに四面楚歌状態になってしまう玄瑞達が気の毒すぎます。
平九郎の、“・・この国を救いたい、少しでもよくしたい・・そう思っているだけなのに・・・”との悲痛な心の叫びが胸に刺さります。
次は晋作兄貴がメインですかね。
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綺羅星のごとく登場した幕末の志士たちで早々に退場した人々は名は知られていても、その生涯の詳細は正直、よくわかっておらず、動乱の時代に至る前までの話かつ動乱の真っただ中にない人々が騒動の中心からもたらされる話を受け、その限られた情報と時間差がさけえない地理的制約の中で、どう考えていたのかという話はなかなか新鮮である。
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「風の如く」シリーズ、2作目。今回は久坂玄瑞が中心。前作の中心人物・吉田松陰が安政の大獄で処刑された後から、久坂玄瑞が亡くなる蛤御門の変までを主人公・風倉平九郎の視点から描く。
この時代の本をこれまでも読んではいるものの、いずれも新選組の方からでしか読んでなかったためか、長州藩側からの視点は新鮮だった。主人公を架空の人物に置くことで、歴史の動きが見やすくなってるのかな。読みやすくて、勉強になりました。
次は高杉晋作篇になるのかしら?次篇も楽しみ。
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富樫倫太郎の“風の如くシリーズ”の2冊目。久坂玄瑞篇。
架空の長州藩士 風倉平九郎の目を通して描く、激動の幕末。坂本龍馬、西郷吉之助、徳川慶喜が長州の視点で登場。
吉田桐蔭亡き後、村塾の意思を継ぐ久坂。桜田門外の変から蛤御門の変まで、冷静だった彼が攘夷熱の頂点で25年の生涯を自ら断つまでを追う。
次のバトンは高杉晋作へ。乞うご期待。
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時代という流れの中で苦悩する人達を描いているのかな。
吉田松陰、久坂玄瑞の次は高杉晋作。
久坂玄瑞の純粋さが伝わらない気がします。
もっといろいろな葛藤があったのでは。