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投稿者:なめこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもの道尾作品とは少し違うような、ファンタジーというか、最後は心があたたかくなるようなお話でした。
それぞれの短編としても、一冊としても楽しめると思います。
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3話+エピローグからなる連作集。
それぞれに登場する童話と本編のストーリーが緻密に絡まり合い、ひとつのエピローグに向かう。本作はミステリではないが、道尾秀介が得意とする仕掛けだなぁ。
最近の道尾秀介は一般文芸寄りになっているようで、本作も登場人物の心情や人間的な成長が描かれている。それはそれとして、『背の眼』が好きだった読者としては、このシリーズの続きも何とか期待したいところ……。
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辛くて哀しいことも有るけど、優しい気持ちで暖かくなる。皆が光の粉を纏って生きていると信じられる気がする。
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生きること、生きる楽しみ、喜び。
日々の生活にそれはあって、
見えそうで見えなさそうで、見えそうで。
生きていくから、小さなことで悩み苦しみ、
そんなものにぶつかりまくりながらずっと生きていく、
のだな、きっと。
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ネタバレしないようにしないと…(笑)
3つのの物語とエピローグが用意されてます!
もちろん長編です!ってことは
全てたくみに交差するわけですが。
道尾作品ならではの影の部分が
最後の光の部分をより引き立たたす
作品だと思いますね。
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現実と非現実。『物語』をどう思うか、感じるか、はたまた考えどう生かすかはやっぱり自分自身。改めて物語・小説の素晴らしさを感じました。
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空港でぱっと買い。
面白さはあったけど、どこかで読んだような…。
まぁ、でも読む季節を間違えたなぁ。
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与沢先生の『物語』との付き合い方にはなるほどでした。
私は専ら物語は出来上がったものを読むばかりですが。
物語は現実逃避にもってこいだけど、
逃げてるだけでは何も変わらない。
そこから何かを感じ、考えることで自分が変わっていくことが大事。
とは言えそれに気を取られてばかりでもいまいち楽しくないので、そこは臨機応変に。
ただただ何も考えず読む物語も必要だと思います。
でも、変わりたいと思う時に読む物語は
自分で作り上げたもの、他者が作り上げたもの、そのどちらでも自然と新しい何かを運んでくれるような気がします。
何にしても物語との触れ合いって良いものだ。
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人間の心の闇が、リアルに描かれています。美しい物語が、その闇に光を射す。現実と非現実が境目うすれ、すべてがつながる。お気に入りの1冊になりました。
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悲しい話から心温まる休まる話に。
短編集だが登場人物やストーリーが繋がる
穏やかな道尾ワールドです。
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3つの短編と1つのエピローグから構成される。
道尾秀介作品らしく、文章は読みやすく仕掛けは多い。
今回は仕掛けがよめてしまったから星4つ。
心温まる物語でまさしくタイトルに相応しい。
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つらい現実に生きる主人公達が、「物語」の世界に救いを求めながら、現実を乗り越えていくお話。
3つの短編が4つめのエピローグで繋がるところが素晴らしい。
特に、「物語の夕暮れ」の与沢と「光の箱」の圭介との繋がりが印象的。
与沢は現実の世界で、ちゃんと「かぶと虫」になっていた。
ちゃんと「残す」ことができていた。
救いのある美しいラストになっている。
3つの短編の中では「暗がりの子ども」が最も好きな作品です。
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心が温かくなる作品。底抜けに無責任に明るくないのがこの人の作品の良いところ。それぞれの人物が暗い部分を引きずりながらも、ハッピーエンドに向かっていく雰囲気が好き。短編集のような構成ながら、それぞれの登場人物が何かしら関わり合い、最終話にすべてが終結する。読む人はどれかの人物に必ず共感できるのではないかな、と。「物語の夕暮れ」の与沢が好き。読了後、ホワホワと幸せな気分に浸れる。
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子供もできず、人に影響も与えず、何も残せなければ、生きた意味はあるのか…。
職業柄、最後の、与沢の話はとても気になる。
3つのお話が、エピローグで綺麗につながる。
よかったなぁと、最後には素直に思えた。
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3つの話からなり、どれも最後まで心の闇、ダークな世界が描かれているが、最後の最後でハッピーエンドに。さらに3つの話の後にあるエピローグで全部の話がつながり、さらにハッピーに。
その対極の」展開に、スイカに塩をまぶすとさらに甘くなるように、感情が豊かになる。作者の構成力に完敗。