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☆4.1 楽しく読めた。ロマンスというより、おとぎ話。ヒロインは健気で賢く可愛いし、ヒーローの苦悩する様も笑える。
内容(「BOOK」データベースより)
フランスから来たセレスト姫はイギリスにうんざりだった。道中、信じられないくらいの災難続きで、とても婚約者の待つ北の辺境までたどりつけるとは思えない。嘆く姫に、神は自らのしもべを同行者としてつかわした。教会のステンドグラスから抜け出てきたかのような、神々しいまでの美貌の修道士、ブラザー・ガイを。
それはブラザー・ガイにとっては迷惑な話だった。女性がうとましくて、憎門をくぐったのに、誘惑がドレスを着て歩いているような娘の供をせよとは! 彼は沈黙の誓いを立て、ひたすら無表情を保つことにした。
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ヒロイン・セレストの無邪気さに癒されます・・・ここまで徹底してくれたら、ささくれだった自分自身を忘れてストーリーに入り込めます。ヒーローであるガイもロマンスのヒーローらしく才色兼備(美貌がたちすぎて修道院に入ったくらい!)で、セレストに魅かれていく様子もこまやかに描かれていると思います。馬上槍試合や中世の城での暮らしぶりなどもヒストリカルならではで楽しめます。
日常を忘れてとにかく甘いロマンスに浸りたい方にお勧め!ロマンス小説はヒロインに感情移入できるように設定されているから良いですね・・・
ガイの両親を主人公にしたスピンオフも含めて、私にとってはヒストリカルロマンスのベスト10に入る作品です。
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キャヴェンディッシュ家シリーズ
修道士見習いのガイとフランスから嫁ぐためにやってきたセレスト。
さすがにトンスラヒーローは初めて見た。このシリーズのヒーローは個性豊かなキャラが多い気が。
婚約者の元へセレストを送ることになったガイ。沈黙の誓いをたてているので言葉が交わせない。そんなガイに私が二人分喋ればいいなんて言う天真爛漫なセレストが可愛らしい。
セレストに惹かれていくが言葉は出せないし、何より修道士見習いの身。そう言って神に祈る姿がコミカルで楽しい。