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●僕は技術面では変えるところはないと思っていたけれど、チャンに指摘され、こんなに改善できるのだと驚いた。・・・成長のための答えは、見逃していた物事に潜んでいる。
●優勝するのはお前じゃない!俺だ!という気持ちがなければ戦う前に負けている。過去の実績なんて目の前の試合には関係ないんだ。・・・どんな相手に対しても勝という意識をもつ。
●チャンは錦織の嫌がる単調な反復練習を身体に沁みこむまで叩き込んだ。実は何千、何万という基本の繰り返し作業はメンタルの強化にもつながるからだ。
●自分はグランドスラムで優勝できた。私より才能がある圭がタイトルをとれないわけがない。・・・壁にぶつかったとき、才能に劣る者は頭を働かせて工夫を凝らしながらその壁を乗り越えようとする。ハンディに感謝して壁を乗り越えることを快感にした人間だけが一流人になれる。
●応援があればより高く飛翔できる・・・14年全米オープン、錦織は「マラソンマン」と呼ばれるほどの大熱戦を連日演じ、大観衆を味方につけて勝ち上がっていった。
●悩んで解決する悩みと、悩んでも解決しない悩みがある・・・楽観主義者とは物事の良い面をとらえるといった単純な人間を意味するのではない。自分がコントロールできる要素を完璧なものにすることに努めて本番に臨む。
●1954年にロジャーバニスターが人類初めて1マイル4分切って以降3年以内に16人が、10年以内になんと336人の選手がこの壁を破った。この現象は心理学的に考えると「自己イメージの変化」以外ではまったく説明がつかない。我々のパフォーマンスは抱く自己イメージによって限定されるのだ。
●あなたがなりたいメンター(仕事や人間性において尊敬できて、追いつきたいという気持ちにさせてくれる人物)を持つ。このパワーは決して侮れない。
●闘志と平常心は相反する響きがあるが、この2つは裏表の関係にある。テニスというゲームにおいて、チャンスはほんの一瞬だけ現れてすぐに消えてしまう。闘志を持続させながらも平常心でプレーすることで、そのチャンスの瞬間が見えてくる。
●悪い出来事も数多く経験すべきである・・・逆境を乗り越えることで、私たちの脳は達成したときよりも何倍も強烈な快感が得られるのだ。
●世界のトップで戦っていると、そんなに「日本人としての自分」を意識することはないんです。・・・キャリアこそ、私たちの才能を育ててくれる原動力。いくら血の滲むような練習を繰り返しても、実践という修羅場をくぐらない限り、世界で通用する実力は養われない。国際レベルの現場における経験値が、その人間の評価となるのである。
●「一生懸命やっている」とか「頑張っている」という意識がある限り成果は限定される。ほんのわずかである、日々の成長している悦びを敏感に感じ取ろう。それだけでなく、幸福感を抱きながら修練を積み重ねれば、あなたは限りなく成長していくことができる。
●システムがその人間の才能を育ててくれる。あなたの働いている組織はメンバーの才能を開花させるコンセプトを備��ているだろうか?これからの時代はその人間のモチベーションを上げて成果を生み出す仕組みがしっかり構築されている組織からしか有能な人材は生まれてこない。
●自己暗示は多くの一流人が実践している心理法則。「思い込みのパワー」を侮ってはいけない。”勝つことがすべてではない。勝つ決意をすることがすべてなのだ”byビンス・ロンバルディ
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錦織圭の言葉を元に、色々と考察してある。確かに、単元ごとに内容を変えたり、読みやすい工夫はあるけれど、連続性はないというか、それぞれの内容で終わっているのと、1ページの考察が浅すぎて、読んでいても、ふーん、という感じ。新聞のコラムにもならない内容が続いて、読むことが面倒になりました。
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正直ちょっと期待外れだった一冊。
一言ごとに児玉光雄さんの所感というかまとめみたいなものが付記されますが、たぶん錦織選手ないしチャンコーチないし、コメントはあくまで一つの文脈まとめてコメントしているものだと思われます。
ちょっと継ぎ接ぎにする内容ではないかなー、というのが感想。
これだったら対談形式でコラムみたいにまとめてくれた方が楽しく読めたような…
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-2015/9/5
勝てない相手はもういないと思います。
「自己イメージ」が一流と二流を隔てている
アフォーダンス理論
優勝するのはお前じゃない、俺だ、と言う強い気持ちがなければ戦う前に負けている。過去の実績なんて、目の前の試合には関係ない
スコアじゃない、全てのポイントに意味がある
何で練習場に1時間前に来るんだ。2時間前に来てストレッチの時間を倍にしろ
恵まれない環境や能力不足は、自分で考えることで(創造性)で克服できる
2014年、錦織はいくつかの具体的な目標を立てた。TOP10入り、グランドスラムのBest4。目標を明確にした事で、そこへの道筋も見えて来た
ノートに記録する習慣をつける
悩んで解決する悩みと、悩んでも解決しない悩みがある。例えば、ベストを尽くすと言う、自分でコントロールできることに集中する
夢は世界チャンピオンになること
テニスをすることに生きているという理由がありそこから快感が生まれてくる
一意専心こそ成功者の共通点
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練習以上の成果は、試合ではでない
闘志をもって戦うことが自分にとって一番大切なこと•••試合で心掛けていることを聞かれて
子供の頃、試合に勝つことが快感で、楽しくて仕方ありませんでした。強くなるにつれて、打てるショット、できるプレーが増えて、楽しみが増えて行く。そういう気持ちを忘れないことが大切だと思います
自分でいつも大事にしているのは、まずテニスを楽しみたいと言うこと。
勝つと思い込むことが、重要になると思います
勝つことが全てではない、勝つ決意をすることが全てなのだ
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○「グリコーゲンローディング」は覚えておいてよいスポーツ栄養学の理論である。(173p)
○素晴らしい成功を収めてきたテニスプレーヤーを徹底的に研究した結果、常に勝てる選手と常に負ける選手を分ける最も重要な要素の一つは、回復のスキルであることがはっきりした。(187p)
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1989年12月29日島根県松江市生まれ。2007年プロ転向、2008年2月にデルレービーチ国際(米)でジェームス・ブレーク(米)を破り優勝。 2012・2013年に各優勝一回、2014年9月全米オープン準優勝。2014・2015年は優勝三回。ダブルス160位。錦織の躍進にチャンが貢献しているのは間違いない。第3章までチャンと錦織の人となりが理解できて非常に興味深い。
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錦織くんの言動などから著者の考察…
みたいな感じで見開き毎になっている。
錦織くんやマイケルチャンの凄さは分かるし、やる気を出したりモチベーションを上げるにはすごくいいと思う。
読みやすいけど、買って読むまではなかった感じかな…
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少し前だが、あのイチロー選手が引退した。
引退会見を見ていた時、言葉の一つ一つに重みを感じると同時に、考え方が私の仕事にも通ずる部分があると感じた。
仕事もスポーツもうまくいくには共通した考え方があるのではないかと感じ、スポーツ選手について書かれている本の中から、テニスプレイヤーの「錦織圭」選手についての本を見つけ、読んでみた。
みなさんご存知かと思うが、錦織選手はプロテニスプレイヤーとして、世界ランク最高4位というトッププロとして現在も活躍している。
この本は、錦織選手のコーチをしている「マイケル・チャン」コーチと錦織選手のやり取りやインタビューに関して書かれている。
錦織選手は最初、違うコーチに教わっていて伸び悩んでいたが、マイケル・チャンをコーチにしてから飛躍的に活躍してきた。
読み進めていくうちに、大切なことは自分に対するセルフイメージだと感じた。
「絶対に勝てる」という気持ちや、「自分ならできる」という気持ちなど、メンタル面を鍛えることが大切だと書かれている。
気合や根性などは精神論じゃないかと馬鹿にしていた部分もあるが、このことが重要なのだと気づかされた。
スポーツだけではなく、仕事においても、あきらめず、継続していくことが大切だと感じた。
普通の人があきらめてしまう場面でも、継続していけば、何かしらの結果や成長があるのではないか。
また、錦織選手に座右の銘を聞いたインタビューでは、「一生燃焼」と書かれていた。(座右の銘はないが、いいなと思った言葉と書かれている。)
死ぬまで燃えるものを見つけて死ぬまでやるという、錦織選手の覚悟が伝わってきた。
ここまで決めたら、テニスで負けた時に「逃げ出そう」という考えではなく、どうやったらもっとうまくなるかを考えることにつながるのではないだろうか。
そういう前向きな考え方を見習い、自分の仕事にも活かしていきたい。
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考え方を変えれば、人はこれだけ短期間に飛躍できる!!
それを実戦で示してきた錦織圭とマイケル・チャン。
テニスは特にメンタルが勝敗を分けることは充分理解しているんだけど…
このメンタルのコントロールが本当に難しくて嫌になる。
ただ2人の軌跡から感じたのは、「高い目標設定」と「ブレない努力」、そして「お互いの信頼」
そこから生まれた言葉が、
「勝てない相手はもういない」
錦織圭のように、「もっと凄い自分にめぐり会う」という、高いレベルの自己イメージを描き続けたい!
さあ、まずは新しい目標設定から始めなきゃ!