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観点を絞ったレビューは効果ありそう。ただ、同じ成果物を何度も見ることになるので、飽きっぽい自分が耐えられるかどうかが心配。
成果物ごとのレビュー観点を洗い出すところから始めてみよう。
あと、人間系というか、マインドに触れられていたのも面白かったところ。思わず、あるある!って言いたくなることがたくさんあった。指摘ばっかりじゃなくて、たまには良く出来ているところを褒めるのも良さそう。
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レビューの目的を定め共有すること。感情的にならないこと。些末なことより重要なことから指摘すること
●感想
この本に書いてあることは「フィードバック術」とかなり被ることも多い。ドキュメントレビューで大事なのは「攻撃的にならないこと」「些末なことを取り上げない」こと。冷静に改善点を伝えることが大事。良いレビューとは良いフィードバック、ファシリテーションに立脚する。レビュー会議の目的を明らかにして、議論の方向性を一点にまとめたい。
この本自体は、レビューを行いながら迷ったときに読み返すとよい。具体的な方法論ではなく、「かくあるべし」という抽象論もまとまっている。「どうしたらもっと良いレビューにできるかなぁ...」と迷うたびに読み返すことで、新しい気づきが得られそうだ。
●本書を読みながら気になった記述・コト
*レビューも心のコミュニケーション。怒らない。勝とうとしない。ご機嫌に穏やかに
・レビューの雰囲気は暗くなりがちなので、良い点は積極的に褒める。
*レビューの際は目的を明らかにする。目的を意識して人格攻撃を避けるべし
*レビューはドキュメントの問題検出、指摘に時間をかける
・ドキュメント作成者への教育は時間外に行う
*完璧なドキュメントを作ることは難しい。重箱の隅をつつくのは避ける
・検出された問題に優先順位をつけて改善をはかる
・システムを作るためにあったほうがいいドキュメントって、無限にあるため
*ドキュメント作成時には曖昧な言葉を徹底して排除する
・ドキュメントの質は文章の質に依存する。分かりやすく紛れの無い言葉を用いること
*レビュー時に問題記録表の作成
・繰り返しの指摘を避けるため、指摘された事項をまとめておく表があるとよい
*シナリオを作り活かす
・シナリオとは...案件を動かすための手順、方法をまとめた文章。ユースケースの実例(インスタンス)。ユースケースを実行したときの具体的な流れを文章で表したもの。各ユースケースは、複数のシナリオの集合として表現される。必要なクラスやオブジェクトを抽出するもといなる。
・なぜシナリオが必要なのか?...実際にオブジェクトやクラスを作成するために参考にするから
・案件に存在する課題を「問題種別」とする。問題種別ごとにシナリオ化し、その対処方法を考える
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もとITエンジニアの研究者が、ソフトウェア開発400社の協力を得て、レビューのやり方を調査。些末な指摘や人格攻撃を排し効果的なレビューをするには、レビューの指針となるシナリオを作成し、些末な問題にとらわれず1件づつ実行し、記録・振り返りを行うこと。
方法や進め方についても、事例についても、具体的で明確でわかりやすい。
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Amazonでセール対象だったのと、レビューに悩む部分があって購入。
教科書的な王道のレビュー方法を説明しているんだろうけど、今まで小規模プロジェクトで自己流にしかやってこなかったので勉強になった。
レビューアーが複数人いてレビュー会を開催する…なんて大規模案件はやらないだろうけど、エッセンスは役立てたいと思った。
レビューの目的は後工程での修正工数の低減、というのは本当に納得した。分かってはいたけど、目的を改めて明言されるとやるべきことが明確になる気がする。レビュー会の最初に目的を言うのも大事だよね。
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アプリケーションの開発で設計レビューについて、経験則に偏ることがあると実感しました。
そのため、設計レビューについて考えている書籍を手に取りました。
4章に分けて、具体的な例を提示しながら論が展開していきました。
以下のような内容が印象に残りました。
成果物と個人は切り分けること。
レビューをしたり、受けたりする上で準備をすること。
決められた時間内で後工程で手戻りのコストを下げるシナリオ作り。
レビュアー依存になりがちなレビューについて改めてかみ砕き理解が深まった一冊になりました。