紙の本
関西が好きな方に
2015/10/22 00:35
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投稿者:RED - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都と大阪の歴史に書かれた本となっています。
関西の歴史が好きな方は是非とも読んで、いただきたいです。
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<目次>
序章 遊女の本質とは
第1章 公認遊郭の誕生
第2章 遊女の日常
第3章 遊郭ビジネスの実態
第4章 人々に愛された名妓たち
第5章 遊女たちの高等技術
第6章 公認以外の花街
終章 明治以降の遊郭
<内容>
タイトルのような「三大遊郭」(吉原・島原・新町)明けでなく、遊郭や遊女について、詳細に語った本。とりあえずきちんと調べているんじゃないかな?
遊女の定義や遊郭の一日などはとても詳しい。名妓については、もう少し詳細でもよかったかも。でも筆者はできるだけきちんと書こうとしているので、名妓の噂については、排除の方向のようです。
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久しぶりに、「読書」をしたような気分。ふだん読まない本を読むとこんな気持ちになるのか。昔、お金がない女性のためだとか、親に捨てられた娘のために遊郭があったこともそうやし、遊郭でどんな女性が好かれてたのか、とか、読んでると少なからずいまと共通してる部分があるのだな、と思った。いまも昔も、女性性を商売にするひとは、心理的な駆け引きがうまい。そんなふうに考えると、おもしろかった。
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序章で「後ほど」「あとで説明」と何度も書かれており、文才がない読みにくい本を引き当てたんじゃないかと、しょっぱなから心配したましたが、なんのその、廓のことがよく分かる満足できる内容の本でした。
遊女や遊郭に興味があり、度々ネットなどで調べておりましたが、この本で初めて知る内容も多く、遊女がどのように生まれ、時代とともに変化していったのか、とてもわかりやすかったです。
また、今も昔も、女と男の欲望や心理はあんまり変わらないのかな。と思える箇所もあり、面白かったです。
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落語から吉原に興味を持って手に取った。
序盤、3つの遊郭の話がまとまりなくピックアップされていて、もう少し3者を同テーマから比較した方が読みやすいかな、という気はした。
とはいえ、遊郭に関する具体的なストーリーなどが盛り込まれており、なかなかイメージしづらい当時の空気感が垣間見えたのは非常によかった