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シグマシリーズ2『ナチの亡霊』を読んでこれは凄いと初作に戻ったが、活劇ものとしてはこちらの方が面白かった。
2016/11/10 12:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シグマシリーズ2『ナチの亡霊』を読んでこれは凄いと初作に戻ったが、活劇ものとしてはこちらの方が面白かった。冒頭から激しいアクション・アクションで読者を引き付けながら様々な事件を超伝導エネルギーを巡る世界的陰謀に収斂させていく力量は並ではない。科学的理論に裏付けられた危機も説得力があり、ある意味では科学の勉強にもなる。ただ、キリスト教ではない私にとって、キリスト教的世界観に根差した歴史的物語は少々難解ではあるが謎解き的要素は十二分に面白い。本書でも、液体防弾スーツ、m状態の金、非対称的高スピン状態、マイスナー磁場(効果)、超伝導現象の数々など、高度な科学理論が駆使されている。
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上・下巻 東方の三賢者・マギの聖骨をめぐる歴史ミステリー。
聖骨を狙う組織・ドラゴンコートとそれを阻止するべく米国国防総省の秘密特殊部隊シグマフォースとの戦い。
ヴァチカンと敵だか見方だかよく分からないギルドの工作員もかかわってくる。
歴史的事実に隠された秘密を1つずつ紐解いていく先にある真実とは
?
歴史的背景はすべて事実をベースにしており、それだけでも面白いのですが、科学的な要素も深くかかわっており、「m状態の金」などちょっと調べてみたくなった。
話の展開としてはこの手の歴史ミステリーではありがちな、内部にスパイがいたりするのだが、謎解きは好きなのでさくさく読めた。ただ最後は「やっぱりこんな感じで終わるのね」と思ってしまった。
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2012年9月9日読了。
シグマフォースシリーズという物の第一巻です。
表紙がアレキサンダー大王だったので、思わず手に取ってしまいました。
中々興味深い内容ですが、キリスト教に詳しくないと楽しみ半減してるかも。
頭のいい人々がいっぱいで、物語の謎ときについていくのがやっとな感じ。
でも怒涛の下巻が楽しみです。
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第一に、作中に用いられる科学技術などは全て存在するというのがいい。
マギと出てくることからしてキリスト教の絡みの想像は容易です。なぜアレクサンダーが表紙なのかというのは読まないと判りませんが、スピード感のある話で純粋に面白かったです。
グノーシスとかトマス派とか出てくるので、その教義などでついていけない人が出てくるかもしれません。パウロとトマスの対立とか知らないと「???」だと思いますが、登場人物が結構丁寧に説明してくれてますので判りやすいです。そして小説という大前提ではありますが、キリスト教の歴史も大雑把に掴めると思います。
読了すれば、聖書、キリストの教え、グノーシス(異端と言われている)に興味が出るかもしれません。
グノーシスに興味を持たれた方、「ナグハマディ文書」「トマスによる福音書」へどうぞ。
そして一言。
「あばあちゃん(^^) おばあちゃんっ!(@@)」
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これがたった二日間の出来事とは思えないくらい濃い中身でした。細かく語られているからでしょうか。アクションにつぐアクションそして合間に調査と解釈。皆様とってもタフです。主人公のグループが何度も危機をかわしていくのはまるで水戸黄門を見ている気がしました。印籠はなくても知恵と度胸で何とかなる見本みたいなものかな。
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面白い!! 作品中の場所、科学技術等は実在の物というところにひかれた。歴史の謎解きとアクションの連続で、下巻や続きの作品が楽しみです。
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(ラングドン教授+インディー・ジョーンズ)÷2といった趣の本だが、ご都合主義的な展開が目立つと思う。
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アメリカの小説。古代の知識と現代科学をおりまぜ、アクションも詳細で展開がおもしろい。シグマフォースシリーズとして、タイトルもそそられる。
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シグマフォースシリーズ第1作。帯の「ダヴィンチ・コード×インディ・ジョーンズの面白さ!」という煽り文句に偽り無し! 本当に最後まで夢中で読んだ。 科学と歴史の絡ませ方が見事。 読むなら週末に。
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ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第1作目の上巻。
冒頭、たった一人で作戦遂行中に危うく命を落としそうになる主人公。立ちはだかったのは謎の女。この女がやがて主人公が巻き込まれていく事件の裏で暗躍していく。
と書きたくなるくらい、主人公はこの謎の女に出し抜かれ続け、いいようにしてやられてばかりの印象。確かに、特殊部隊の精鋭且つ科学者という設定は斬新だし、アクションシーンも豊富だが、なんとも主人公の印象があまり芳しくない。
作品としては、作中に登場する施設、武器などはすべて実在するということで、中にはへぇ~というものもあり、作者の知識の幅の広さには感服するが、ダン・ブラウンの一連の作品のような疾走感には乏しく、物語に引き込まれる度合いとしては少し弱い。時間のあるときにじっくりと腰を据えて読むタイプの作品かなと思う。
ここまでやられっぱなしだった主人公たちシグマフォースの面々が下巻にてどう巻き返していくのか、その結末はどうなるのか、楽しみに先を読みたい。
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歴史ミステリーとアクションを合体させた作品。戦闘ができる科学者集団が東方の三博士の聖骨をめぐり、秘密結社と戦いを繰り広げる。場面ごとにクライマックスがあって飽きさせないようになっているけど、登場人物にしてみれば、休む間もなく戦いに巻き込まれて大変だ。ちょっと現実離れしてるかな。
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2013.9.2〜9.24
なかなか面白い。
謎解きで、内容はないけれど、聖書の内容もでてきて、興味をそそられる
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小説というより映画だな。今後は映像で育った作家が中心となり、五感を言葉に込める作品は少なくなるのだろう。ストーリーと感情が文章を埋め尽くす時代。
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ドラマや映画が原作にあってそれがノベライズされたものかという奇妙な違和感は感じますが、内容はなかなか面白い。考古学、科学、そして特殊部隊。オタ的要素があるひとには特にお勧めできるエンターテインメント作品。
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シグマシリーズ1作目。0作目のクロウが司令官になり、今回から主役変更。なかなか面白かったが、この手の話はやはりキリスト教など欧米的知識がないとちょっと難解な部分もある。